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「物が多くて部屋が片付かない」「収納スペースはあるのにリバウンドしてしまう」。そんな悩みを体系立てて解決するスキルとして注目されているのが整理収納アドバイザーです。片付けの考え方や収納の技術を学べるだけでなく、家庭での実践はもちろん、副業や独立のきっかけとして資格を取る人も増えています。ただ、いざ調べてみると「整理収納アドバイザー」を名乗る講座は複数あり、認定団体も取得できる資格名も微妙に違うため、どれを選べばいいのか迷いやすい分野でもあります。この記事では、実際に講座を提供している6つの団体・スクールを費用・学習期間・取得できる資格で比較し、資格制度の仕組みや独学の可能性まで整理しました。
整理収納アドバイザーとは?仕事内容と資格の活かし方
整理収納アドバイザーは、特定非営利活動法人ハウスキーピング協会が認定する民間資格です。「なぜ片付かないのか」という原因を分析し、物の要・不要を判断する基準づくりから、使いやすい収納の仕組みづくりまでを体系的に教える「お片付けのプロフェッショナル」として位置づけられています。単なる収納テクニック集ではなく、「人の行動や価値観に合わせて物との関わり方を見直す」という考え方が土台になっているのが特徴です。
活躍の場は想像以上に幅広く、大きく3つに分けられます。1つ目は家庭向けの整理収納サービスで、個人宅を訪問して片付けのサポートやアドバイスを行う仕事です。2つ目は企業・自治体向けの仕事で、オフィスの書類整理や倉庫の在庫管理、住宅メーカーのモデルルーム提案などに知識を活かすケースがあります。3つ目は「伝える」仕事で、セミナー講師や自治体の生活講座の講師、SNSやブログでの情報発信など、整理収納の知識そのものを教える立場で収入を得る人も少なくありません。副業として月に数件の個人宅サポートから始め、徐々に活動の幅を広げていくスタイルも一般的です。
近年はオンライン化も進んでおり、Zoomを使ったオンライン片付け相談や、オンライン講座の講師として自宅から収入につなげる働き方も広がっています。資格そのものに独占業務はありませんが、「整理収納の専門知識を体系的に学んだ人」であることを示す客観的な指標として、信頼を得やすくなる効果は大きいといえます。住まいや暮らしに関する資格という意味では、インテリアコーディネーターや福祉住環境コーディネーターとも学習内容が重なる部分があります。

「整理収納アドバイザー」と名の似た資格の違いを整理しておこう
この分野で特に注意したいのが、「整理収納アドバイザー」という正式名称を使えるのはハウスキーピング協会の認定を受けた資格だけだという点です。ユーキャンの通信講座もこの協会の認定講座なので、修了すれば正式に「整理収納アドバイザー」を名乗れます。一方、SARAスクールや諒設計アーキテクトラーニングで取得できるのは「収納マイスター」「整理収納インストラクター」という、日本生活環境支援協会(JLESA)・日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する別の民間資格です。キャリカレの「北欧式整理収納プランナー」は日本能力開発推進協会(JADP)の認定、日本ライフオーガナイザー協会(JALO)の「ライフオーガナイザー」もまた別の団体・別の資格になります。
どの資格が「正解」というわけではなく、学べる内容自体はどれも片付け・収納の実践知識という点で共通しています。ただし、求人票や名刺に資格名を書く場面、あるいは「整理収納アドバイザーを名乗りたい」という目的がはっきりしている場合は、正式名称を使えるハウスキーピング協会系の講座(ユーキャンまたは協会直接の講座)を選ぶ必要がある点は押さえておきましょう。比較表と各社の紹介では、このあたりの違いも含めてまとめています。
整理収納アドバイザーの資格制度を解説
2級・準1級・1級で何が変わる?
ハウスキーピング協会が認定する整理収納アドバイザーは、2級・準1級・1級の3段階です。2級は整理収納の基礎知識が中心で、1日の講座を受講すればほぼ全員が取得できる、いわば「入り口」の資格です。通学・オンライン・WEB講座のいずれかを選んで受講します。準1級は2級で学んだ「整理の概念」の応用編にあたり、より実践的な収納のテクニックや提案の仕方を学びます。1級はプロの整理収納アドバイザーを目指す人向けの資格で、2級取得後に受験資格が得られ、一次試験(筆記またはCBT)と二次試験(オンライン面談・報告書提出)に合格する必要があります。
1級の受験には本来、協会が実施する2日間の「1級予備講座」の受講が必要ですが、ユーキャンの通信講座を修了して準1級を取得した場合は、この予備講座が免除されるという優遇措置があります。1級までのステップアップを視野に入れている人にとっては、見逃せないポイントです。
資格取得にかかる費用の目安
| 取得できる資格 | 受講料(税込)の目安 | 受講時間 | |
| 2級認定講座 | 整理収納アドバイザー2級 | 24,700円 | 1日(通学10:00〜17:00、オンライン9:30〜17:00) |
| 準1級認定講座 | 整理収納アドバイザー準1級 | 36,300円(早割32,670円) | 1日 |
| 1級一次・二次試験 | 整理収納アドバイザー1級 | 要問合せ(予備講座2日間+受験料) | 一次:筆記/CBT、二次:オンライン面談10分+報告書 |
金額は協会が定める全国共通の受講料で、開催する教室やオンライン講座の運営会社が変わっても基本的に同額です。1級の受験料については公式サイトでの明記が見当たらなかったため、正確な金額はハウスキーピング協会の公式サイトで確認することをおすすめします。
合格率の目安
2級は1日の講座を受講すればほぼ100%取得できる設計になっており、試験で足切りされる資格ではありません。1級の一次試験(筆記)は合格基準70点以上で合格率は70〜80%、二次審査(オンライン面談)は合格率80〜90%とされています。絶対評価の試験であるため、周囲の受験者のレベルに関係なく、自分の得点を積み上げれば合格できる試験といえます。
整理収納アドバイザー講座を比較
「整理収納アドバイザー」そのものの講座に加えて、同じ片付け・収納分野で学べる民間資格の講座も含め、公式サイトで内容・料金を確認できた6つの団体・スクールを比較表にまとめました。
| 取得できる資格 | 料金(税込) | 学習期間 | 受講形式 | 特徴 | |
| ユーキャン | 整理収納アドバイザー準1級・2級 | 44,000円(一括) 3,700円×12回 | 4ヵ月 | 通信(テキスト+添削課題) | 在宅で2資格を同時取得、1級予備講座が免除 |
| ハウスキーピング協会(公式) | 整理収納アドバイザー2級〜1級 | 2級24,700円 準1級36,300円 | 2級・準1級は各1日 | 通学・オンライン・WEB講座 | 資格の運営元、全国で開催、最短1日で2級取得 |
| SARAスクール | 収納マイスター+整理収納インストラクター(W資格) | 基本59,800円 プラチナ79,800円 | 6ヵ月(最短2ヵ月) | 通信(紙教材orオンライン) | 女性向け通信講座大手、プラチナは卒業課題で試験免除 |
| 諒設計アーキテクトラーニング | 収納マイスター+整理収納インストラクター(W資格) | 基本59,800円 スペシャル79,800円 | 6ヵ月(最短2ヵ月) | 通信(紙教材orオンライン) | SARAスクールの姉妹ブランド、同カリキュラムを提供 |
| キャリカレ | 北欧式整理収納プランナー | キャンペーン価格制(公式サイトで要確認) | 約3ヵ月(1日15分) | 通信(映像講義+添削) | 一級建築士監修、おしゃれな収納まで学べる |
| 日本ライフオーガナイザー協会(JALO) | ライフオーガナイザー®2級・1級 | 2級27,500円 1級は要問合せ | 2級は1日(計6時間) | 対面・オンライン(Zoom) | 「モノ」より「人」を主役にした片付け思想 |
整理収納アドバイザーの資格・通信講座おすすめ6選
1. ユーキャン

整理収納アドバイザーの通信講座として最も知名度が高いのがユーキャンです。ハウスキーピング協会の認定講座として、在宅のまま正式な「整理収納アドバイザー2級」と「準1級」を同時に目指せる点が最大の強みで、会場に足を運んで1日講座を受ける必要がありません。標準学習期間は4ヵ月で、第2回・第3回の添削課題でそれぞれ100点満点中70点以上を取れば資格認定される仕組みになっており、受講期間内であれば添削課題は何度でも再提出できるため、働きながらでも無理なく取り組めます。前述のとおり、ユーキャンで準1級まで取得すると、協会が実施する1級の2日間の予備講座が免除されるため、将来的に1級までステップアップしたい人にとっても合理的なルートです。テキストはイラストや図解を多用した構成で、文字だけの参考書が苦手な人にも取り組みやすい内容になっています。
| 取得できる資格 | 整理収納アドバイザー準1級・2級 |
| 料金(税込) | 44,000円(一括)/月々3,700円×12回(44,400円) |
| 学習期間 | 標準4ヵ月 |
| 教材 | オリジナルテキスト・添削課題 |
| 特徴 | 1級予備講座(2日間)が免除される |
2. ハウスキーピング協会(公式認定講座)

整理収納アドバイザーという資格そのものを運営しているのが、特定非営利活動法人ハウスキーピング協会です。公式サイトによると、2026年10月時点で整理収納アドバイザーの有資格者数は累計222,605名(2級205,350名、1級17,255名)にのぼり、全国で15万人以上が受講している人気資格と紹介されています。通信講座を介さず、協会や認定校が開催する2級認定講座に直接申し込むルートで、全国各地の会場で開催される通学講座のほか、2022年からはオンライン講座、自分のペースで学べるWEB講座も用意されており、受講料はいずれも24,700円(税込)で統一されています。「とにかく最短で正式な資格がほしい」「通信講座の教材が届くのを待つより、1日で完結させたい」という人には最も分かりやすい選択肢です。準1級・1級に進む場合も、同じ協会の講座を続けて受講する形になるため、ステップアップの道筋が一本化されているのもメリットです。
| 取得できる資格 | 整理収納アドバイザー2級・準1級・1級 |
| 料金(税込) | 2級24,700円/準1級36,300円(早割32,670円) |
| 受講時間 | 2級・準1級は各1日 |
| 受講形式 | 通学・オンライン・WEB講座 |
| 特徴 | 資格の運営元本体、累計有資格者22万人超 |
3. SARAスクール

女性向け通信講座の大手として140講座以上を展開するSARAスクールには、「収納資格取得講座」というカリキュラムがあります。この講座で取得できるのは、日本生活環境支援協会(JLESA)が認定する「収納マイスター」と、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する「整理収納インストラクター」のW資格です。申し込みから教材での学習、添削課題の提出、資格取得までをすべて自宅で完結できる手軽さが特徴で、基本コース(59,800円)では初級〜上級編のテキストと練習問題・模擬試験で段階的に学び、プラチナコース(79,800円)を選べば添削課題5回の提出だけで試験が免除され、最短2ヵ月での資格取得も可能です。紙教材だけでなくオンライン版も用意されており、オンラインのプラチナコースなら最短1ヵ月というスピード感も魅力です。1日30分の学習ペースを想定したカリキュラムなので、家事や仕事の合間に無理なく進めたい人に向いています。
| 取得できる資格 | 収納マイスター+整理収納インストラクター(W資格) |
| 料金(税込) | 基本コース59,800円/プラチナコース79,800円 |
| 学習期間 | 6ヵ月(最短2ヵ月、オンラインプラチナは最短1ヵ月) |
| 学習スタイル | 紙教材またはオンライン教材+添削課題 |
| 特徴 | プラチナコースは卒業課題のみで試験免除 |
4. 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングは、SARAスクールと同じ運営会社が手がける姉妹ブランドの通信講座スクールで、「収納マイスターW資格取得講座」という名称でほぼ同一のカリキュラムを提供しています。取得できる資格・認定団体(JLESA・JIA)もSARAスクールと共通で、基本講座59,800円・スペシャル講座79,800円という料金設定もそろっています。違いがあるとすれば、サイトのデザインやブランドイメージ程度で、「初心者から収納マイスターを目指せる」「資格保持者80,000人突破」といった訴求もSARAスクールと同じ内容です。すでにSARAスクールの他講座を受講したことがある、あるいは単純にブランドの雰囲気が好みという場合はこちらを選んでも学習内容に大きな差はありません。逆にいえば、2つのブランドを比較して選ぶ必要はなく、料金やキャンペーンのタイミングで選んで問題ない関係性です。
| 取得できる資格 | 収納マイスター+整理収納インストラクター(W資格) |
| 料金(税込) | 基本講座59,800円/スペシャル講座79,800円 |
| 学習期間 | 6ヵ月(最短2ヵ月、オンラインは最短1ヵ月) |
| 学習スタイル | 紙教材またはオンライン教材+添削課題 |
| 特徴 | SARAスクールの姉妹ブランド、カリキュラムはほぼ共通 |
5. キャリカレ(資格のキャリアカレッジジャパン)

資格のキャリカレが提供する「北欧式整理収納プランナー養成講座」は、片付けの技術だけでなく、北欧インテリアのテイストを取り入れた「おしゃれに見せる収納」まで学べるのが最大の特徴です。監修を務めるのは一級建築士でインテリアコーディネーターのすはらひろこ氏で、散らからない仕組みづくりのノウハウと、見た目にもこだわった収納のコツを1日あたり約15分の学習ペースで、約3ヵ月のカリキュラムに凝縮しています。取得できる「北欧式整理収納プランナー」は日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格で、名刺や履歴書への記載はもちろん、個人のライフスタイルでの実践からプロのプランナーとしての活動まで、資格を活かす道が開けます。教材はテキスト3冊に加え、映像講義、添削問題、開業サポートBOOK、採寸用のメジャーキットまでセットになっており、スマホから専任講師に何度でも無料で質問できるサポート体制も整っています。受講料はキャンペーンによって変動する価格制のため、最新の金額は公式サイトで確認してください。
| 取得できる資格 | 北欧式整理収納プランナー(JADP認定) |
| 料金(税込) | キャンペーン価格制(公式サイトで要確認) |
| 学習期間 | 約3ヵ月(1日の学習時間約15分) |
| 教材 | テキスト3冊・映像講義・添削問題・開業サポートBOOK・メジャーキット |
| 特徴 | 一級建築士監修、北欧テイストの「見せる収納」まで学べる |
6. 日本ライフオーガナイザー協会(JALO)

一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会(JALO)が認定する「ライフオーガナイザー®」は、整理収納アドバイザーとしばしば比較される資格です。最大の違いは思想面にあり、JALOは「物と空間にフォーカスした片づけ法ではなく、『人』を主役にした片づけ方、暮らしや人生を整えるためのプロの考え方と手法」を学ぶ資格だとうたっています。つまり、収納テクニックそのものよりも、「なぜ片付けたいのか」「どんな暮らしを実現したいのか」という価値観の整理からアプローチするのが特色です。2級資格認定講座は対面・オンライン(Zoom、全2回・計6時間)のどちらかを選べ、受講料は27,500円(税込、再受講は9,900円)。2級取得者のみが進める1級資格認定講座では、コンサルティング型の片づけ収納のプロに必要な知識・技術を習得し、プロのライフオーガナイザーとして活動する道が開けます。整理収納アドバイザーと並行して学ぶ人も多く、アプローチの違いを知ったうえで自分に合う考え方を選ぶとよいでしょう。
| 取得できる資格 | ライフオーガナイザー®2級・1級 |
| 料金(税込) | 2級27,500円(再受講9,900円)/1級は要問合せ |
| 受講時間 | 2級は1日(対面)または全2回・計6時間(オンライン) |
| 受講形式 | 対面(全国各地)・オンライン(Zoom) |
| 特徴 | 「モノ」より「人」を主役にした片付け思想が特徴 |
整理収納アドバイザーは独学でも取得できる?
結論から言えば、整理収納アドバイザー2級を独学だけで取得することはできません。理由は、2級がそもそも「試験に合格する」資格ではなく、「1日の講座を受講し、認定テストをクリアする」ことで取得する資格だからです。つまり、ユーキャンや協会の講座など、いずれかの認定講座に申し込むこと自体が2級取得の必須条件になっており、市販の問題集だけで独学受験するルートは用意されていません。
一方で、2級・準1級取得後に挑戦する1級の一次試験(筆記またはCBT)については、ある程度は独学での対策も可能です。合格基準は100点満点中70点以上で、合格率も70〜80%と極端に低いわけではありません。
- まず2級・準1級を取得する(1級の受験資格を得るための必須条件、ユーキャン修了なら1級予備講座が免除される)
- 公式テキストと添削課題の内容を復習する(1級の出題範囲は2級・準1級で学んだ内容がベースになっている)
- 二次審査(オンライン面談・報告書)の準備をする(実際に整理収納を提案した体験をまとめるファシリテイト体験報告書が必要なため、早めに実践経験を積んでおく)
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資格そのものは取得できなくても、片付けの考え方や収納のコツは書籍やSNS発信からもある程度学べます。ただし、添削を通じて自分の片付け方の癖を客観的に指摘してもらえる点や、正式な資格として名刺や履歴書に書ける点は、講座ならではのメリットといえるでしょう。
整理収納アドバイザーとダブルライセンスを目指すなら
整理収納アドバイザーは単独でも家庭での実践に役立ちますが、他の資格と組み合わせることで活動の幅がぐっと広がります。たとえば、住まいの間取りやインテリアを提案する仕事をしているなら、収納計画まで含めた提案力を補強できます。

高齢者や障がいのある方が暮らしやすい住まいづくりを提案する仕事をしているなら、バリアフリー改修の知識と組み合わせることで、福祉・建築の両面から住環境を整える提案ができるようになります。

家庭での実践だけにとどまらず、整理収納の知識を活かした副業・独立を考えているなら、資格取得後の活動の広げ方を先に調べておくのもおすすめです。

よくある質問
Q. 整理収納アドバイザーは国家資格ですか?
A. いいえ、国家資格ではなく、特定非営利活動法人ハウスキーピング協会が認定する民間資格です。ただし全国で15万人以上が受講しているとされる実績のある資格で、公式サイトによると2026年10月時点の有資格者数は累計22万人を超えています。
Q. 整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーは何が違いますか?
A. 整理収納アドバイザーはハウスキーピング協会が認定する、片付け・収納の技術にフォーカスした資格です。ライフオーガナイザーは日本ライフオーガナイザー協会(JALO)が認定し、「モノより人を主役にする」という考え方を重視する資格です。運営団体もアプローチの切り口も異なるため、学びたい内容に合わせて選ぶとよいでしょう。
Q. 2級だけでも仕事につなげられますか?
A. 2級だけでも、家族や友人への片付けアドバイス、SNSでの情報発信などは十分に可能です。ただし、個人宅への訪問サービスなど専門性の高い仕事を目指すなら、準1級・1級まで取得して知識と実践経験を積むことをおすすめします。
Q. 通信講座と1日講座、どちらを選べばいいですか?
A. 自分のペースでじっくり学びたい、仕事や家事の合間に少しずつ進めたいという人は通信講座(ユーキャンなど)が向いています。できるだけ早く正式な資格がほしい、1日でまとめて完結させたいという人は、ハウスキーピング協会の1日講座を直接受講するのがおすすめです。
Q. 収納マイスターや北欧式整理収納プランナーは、整理収納アドバイザーと名乗れますか?
A. 名乗れません。「整理収納アドバイザー」という名称を使えるのは、ハウスキーピング協会の認定を受けた資格(ユーキャンの講座や協会直接の講座)に限られます。SARAスクール・諒設計アーキテクトラーニングの「収納マイスター」、キャリカレの「北欧式整理収納プランナー」は、それぞれ別の認定団体による別の資格名です。
Q. 資格取得後、すぐに仕事として依頼を受けられますか?
A. 資格取得だけですぐに収入につながるとは限りません。多くの場合、資格取得後にモニター活動や自身の身の回りの片付け実践を重ね、SNSでの発信や口コミを通じて少しずつ依頼につなげていくのが一般的な流れです。
【豆知識】整理収納アドバイザーの広がりと暮らしのアウトソーシング事情
- 資格の運営元であるハウスキーピング協会の公式サイトによると、整理収納アドバイザーの有資格者数は2026年10月時点で累計222,605名(2級205,350名、1級17,255名)に達している。
- 矢野経済研究所が2026年9月1日に発表した生活者アンケート調査(2026年5〜6月実施、10都府県の25歳以上15,474名が対象)によると、家事代行サービスの利用率は2.3%で、2024年調査の1.9%から上昇している。整理収納サービス自体の市場規模を直接示すデータではないが、暮らしの家事をプロに任せる動きが広がりつつある傾向がうかがえる。
※数値は認定団体・調査機関の公表資料にもとづく推計であり、今後の動向を保証するものではありません。最新の数値は各公式サイトでご確認ください。(出典:ハウスキーピング協会公式サイト2026年10月時点、矢野経済研究所プレスリリース2026年9月1日発表)
まとめ
整理収納アドバイザーの講座選びで迷ったら、まず「正式な整理収納アドバイザーを名乗りたいか」で絞り込むのが結論です。正式名称を使いたいなら、在宅で2資格を同時取得できるユーキャンか、最短1日で完結するハウスキーピング協会の直接講座が候補になります。収納・片付けの実践スキルそのものを学びたいだけなら、SARAスクールや諒設計アーキテクトラーニングの収納マイスター講座、おしゃれな見せる収納まで学びたいならキャリカレの北欧式整理収納プランナー、「人」を主役にした片付けの考え方に興味があるならJALOのライフオーガナイザーが選択肢になります。
理由は、認定団体によって資格名称・学べる内容の重点・費用やスケジュールの柔軟さが異なり、自分が資格をどう活かしたいかによって相性の良し悪しが変わってくるためです。まずは気になる講座の公式サイトで最新の料金やキャンペーン内容、学習形式を確認し、資料請求などを活用しながら、自分の暮らしや働き方に合った1社を選んでみてください。

