【2026年最新】小型船舶免許の取り方!教習所・オンライン学科の費用と日数を比較

本記事はアフィリエイト広告を含みます。紹介する商品・サービスの購入・申込によって、当サイトが対象企業から報酬を受け取る場合があります。

釣りやクルージング、水上バイクを楽しみたくて小型船舶免許を調べ始めると、「1級」「2級」「特殊」の違いに加えて、「国家試験免除」「スマ免」「独学」といった言葉が次々に出てきて、どこから手をつければよいのか迷いやすいものです。

先に整理しておくと、小型船舶免許は通信講座(自宅学習)だけでは取得できません。学科は自宅のオンライン教材で進められますが、船を実際に操縦する実技は、教習所や免許スクールの実技講習、または国家試験の実技試験で必ず受ける必要があります。そのため現実的な選択肢は、学科をオンラインで済ませて実技だけ会場に通う「通信(オンライン)併用型」か、会場で学科も実技も受ける通学型の2つに絞られます。

この記事では、一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)の公式情報で制度と試験の内容を確認したうえで、公式サイトで料金とコース内容を確認できた6つの教習所・スクールを、費用・日数・学び方の違いで比較します。費用や日程は会場や時期で変わるため、2026年10月19日時点の公式表示をもとにしています。順位づけはしていません。申し込み前に、必ず各校の最新情報を確認してください。

目次

小型船舶免許とは?1級・2級・特殊・特定操縦免許の違い

小型船舶免許(正式名称は小型船舶操縦士免許)は、プレジャーボートやヨット、水上オートバイなどの小型船を操縦するための国家資格です。JMRAの公式サイトでは、操縦できる水域と船の種類によって、一級・二級・二級(湖川)・特殊の4つに分けて案内されています。日本の法律(船舶職員及び小型船舶操縦者法)で決められた制度のため、日本の免許は海外では基本的に使えないことも公式に注意されています。

スクロールできます
操縦できる水域操縦できる船受験できる年齢免許を取得できる年齢学科試験の問題数
一級小型船舶操縦士無制限総トン数20トン未満の船、またはスポーツ・レクリエーション用で長さ24m未満の船(水上バイクは不可)17歳9か月から18歳以上64問
二級小型船舶操縦士湖や川、湾などの平水区域と、海岸から5海里(約9km)まで一級と同じ大きさの船(水上バイクは不可)。18歳未満は5トン未満に限定15歳9か月から16歳以上50問
二級(湖川)湖や川などの内水面と指定された一部の海域総トン数5トン未満かつ出力15kW(約20馬力)未満の船15歳9か月から16歳以上30問(正誤式)
特殊小型船舶操縦士湖岸や海岸から2海里(約3.7km)まで水上オートバイのみ(ボートは不可)15歳9か月から16歳以上40問

一級と二級の差は、船の大きさではなく「どこまで出られるか」です。釣りやクルージングを陸から近い場所で楽しむなら二級、外洋やより遠い海域まで行きたいなら一級が目安になります。水上バイクはボート免許とは別物で、一級・二級を持っていても特殊の免許がなければ操縦できません(逆も同じです)。JMRAは、ボートと水上バイクの関係を自動車と自動二輪車にたとえて説明しています。

なお、小型旅客船や遊漁船の船長になる場合は、これらとは別に「特定操縦免許」が必要です。令和6年4月に制度が変わり、取得には救命に関する科目(7時間以上)と、学科4時間以上・実技4時間以上の講習を受け、修了試験に合格する必要があります。レジャーで楽しむだけなら不要ですが、将来船の仕事を考えている方は、JMRAの特定操縦免許講習のページで内容を確認してください。

小型船舶免許の取り方は3ルート!通信講座だけでは取れない理由

JMRAの公式ページでは、免許取得までの道筋が3つに分けて案内されています。どのルートでも、最終的には身体検査・学科・実技の3つに合格する(または免除される)ことが条件です。

  1. 登録小型船舶教習所コース(国土交通省に登録された教習所で課程を修了すると、国家試験の学科・実技が免除される)
  2. 免許スクールコース(マリーナや販売会社、専門スクールの講習を受けたうえで、国家試験を受験する)
  3. 個人で勉強するコース(独学で国家試験を受験する。実技は難しく、スクールの実技講習だけ受ける人も多い)

登録小型船舶教習所コースでは、教習所の修了審査(国家試験と同じ内容)に合格すれば、国家試験会場に出向く必要がありません。JMRAによると、このコースの教習時間は法律で定められており、二級で学科12時間以上、一級で学科24時間以上です。実技は乗船する人数によって必要な時間が変わり、たとえば青木ボートスクールの二級では、1人乗船で4時間、3人乗船で最大12時間と案内されています。

免許スクールコースは、国家試験の日程に合わせて講習が組まれ、料金は登録教習所コースより安く設定されているとJMRAは説明しています。一方、国家試験会場への交通費や、試験に不合格だった場合の再受験費用がかかる可能性があります。

ここで「通信講座は?」と気になる方もいるでしょう。結論は、学科は自宅のオンライン教材でも学べますが、実技は実船が必要なので、どのルートでも会場に足を運ぶ必要があります。ヤマハ発動機のオンライン学科「スマ免」も、実技講習と国家試験(または修了審査)の会場参加が前提のコースとして案内されています。

資格取得の入口としてはほかにも、国家資格の通信・スクール講座を扱った記事があります。ドローンの操縦に関心がある方は、こちらも参考になります。

国家試験の内容と試験手数料(JMRA公式)

独学コースや免許スクールコースで受ける国家試験は、身体検査・学科試験・実技試験の3つで、通常は1日で行われます。ここでは、JMRA公式ページで確認できた内容をまとめます。

身体検査の基準

身体検査に合格しないと、学科試験と実技試験は受けられません。基準は次のとおりです。

  • 視力:両眼とも0.5以上(矯正可)。片目が0.5未満の場合は、もう一方が0.5以上で、視野が左右150度以上
  • 色覚:夜間に船の灯火の色を識別できること(識別できない場合は、日中のみ航行できる限定免許になる場合がある)
  • 聴力:5m離れた距離で、普通の声の話し声を聞き分けられること(補聴器可)
  • 疾病・身体機能の障害:軽症で、小型船舶の操縦に支障がないと認められること

不安がある場合は、JMRAの身体適性相談コーナーや各スクールに事前に相談できます。医師が記入した身体検査証明書を試験申請時に提出すると、当日の検査は簡易なものになり、身体検査手数料も2,450円になります。

学科試験・実技試験の概要

学科試験は、「小型船舶の航行の安全に関する教則」の範囲から出題されます。二級は50問(33問以上の正解で合格)、一級は一般科目と上級科目に分かれ、一般科目33問以上・上級科目10問以上の正解が必要です。合格基準は、各科目で半分以上、かつ全体で65%以上の正解です。一級では海図と三角定規、コンパスなどを使う「上級運航」があり、試験会場では貸し出されないため、持参が必要です。

実技試験は、実際に船を使って行われます。一級・二級の試験船は総トン数5トン未満・長さ4m以上9m未満の船で、試験時間は約1時間15分です。特殊(水上バイク)は定員3名の水上バイクで、試験時間は約20分とされています。

試験手数料の目安

国家試験を受ける場合の手数料は次の表のとおりです(JMRA公式、税込)。これに加えて、合格後の免許申請時に登録免許税などがかかります。教習所の修了審査を使う登録小型船舶教習所コースでは、これらの試験手数料は不要で、代わりに教習料に含まれる形になります。

スクロールできます
身体検査学科試験実技試験合計
一級4,250円10,000円21,200円35,450円
二級4,250円4,850円21,200円30,300円
二級(湖川)4,250円4,250円17,900円26,400円
特殊4,250円4,400円19,000円27,650円

学科試験に合格して2年以内であれば、同じ資格の再受験で学科試験は省略され、学科の手数料も不要になります。実技試験に合格した場合も同様に、2年以内なら実技が省略されます。

小型船舶免許の教習所・スクール6校の比較表

公式サイトで料金とコース内容を確認できた6校を、取得ルート・費用・日数の目安で比較します。費用は級やコース、会場、時期によって変わるため、あくまで公式表示の一例です。空欄は、公式サイトで確認できなかった項目です。

スクロールできます
取得ルート二級の費用(税込)一級の費用(税込)日数の目安学科の学び方主な開催エリア
ヤマハボート免許教室国家試験免除・登録教習所コースと、試験を受けるコースの両方103,600円〜(スマ免コース)。レギュラーコースは115,150円130,400円〜(スマ免コース)。レギュラーコースは139,750円二級は最短1日〜3日。一級は2日〜4日オンライン(スマ免)または会場でのスクール形式全国(二級スマ免の実技会場は33か所)
マリンライセンスロイヤル国家試験免除(登録教習所)東京教室の2026年10月日程で108,000円〜東京教室の2026年10月日程で125,000円〜二級は最短3日、一級は最短5日会場での教習全国の会場(東京・神奈川・東海・大阪・九州など)
日本海洋資格センター(JML)国家試験免除98,100円〜111,100円(公式)117,100円〜132,700円(公式)会場での教習九州・中国・関西・四国など(教習会場は約200か所)
JEIS中部国家試験免除(国土交通省登録小型船舶教習所)139,100円(教習料・教材費・登録免許税等込み)166,600円二級は3日、一級は5日会場での教習愛知(衣浦)・三重(志摩)
青木ボートスクール国家試験免除126,140円149,900円二級は3日、一級は5日会場での教習東京(夢の島ほか)・大阪(田尻ほか)
塩釜ボートライセンススクール講習のあと国家試験を受験90,000円〜(試験手数料込み)110,000円〜(試験手数料込み)二級は実質2日〜3日、一級は3日〜5日会場での講習(オンライン学科のスマ免にも対応と案内)宮城県(塩釜市内)

一覧から分かるのは、同じ二級でも、国家試験免除で教習所の修了審査を受けるコースと、講習のあとに国家試験を受けるコースで、料金の構成が違う点です。たとえば塩釜ボートライセンススクールの90,000円には国家試験の手数料まで含まれていますが、教習所コースの料金は別の項目で組み立てられています。見かけの料金だけで比べず、含まれる内容を確認しましょう。

小型船舶免許の教習所・スクール6校の紹介

ここからは、各校の公式サイトで確認できた内容をもとに、特徴を紹介します。

1. ヤマハボート免許教室(ヤマハ発動機)

ヤマハボート免許教室(ヤマハ発動機)の公式サイト

学科をオンラインで済ませて実技だけ会場に通いたい方には、ヤマハボート免許教室の「スマ免」が候補になります。公式サイトでは、パソコン・タブレット・スマートフォンで学科講習を受けるコースとして案内されており、講師によるライブ授業ではなく、音声ガイダンスや図解つきの教材で自分のペースで進める形式です。練習問題、暗記対策集、本番形式の試験シミュレーションも用意されていると記載されています。

コースの選び方は、「学科をどう学ぶか」と「実技をどう受けるか」の組み合わせです。公式の取得費用一覧(税込)では、二級はスマ免コースが103,600円、レギュラーコースが115,150円、スマ免に実技試験免除を組み合わせたコースが114,300円と案内されています。一級はスマ免コースが130,400円、レギュラーコースが139,750円、特殊(水上バイク)はスマ免コースが62,150円です。二級スマ免の九州エリアは80,900円とされており、地域で料金が異なる場合があります。

二級の主なコース(税込)レギュラー(3日間)115,150円、実技試験免除125,850円、スマ免103,600円(2日間)、スマ免1日コース103,600円、スマ免+実技試験免除114,300円(2日間)
一級の主なコース(税込)レギュラー(4日間)139,750円、実技試験免除155,950円、スマ免130,400円(2日間)、スマ免+実技試験免除147,150円(2日間)
特殊小型(税込)レギュラー74,800円、スマ免62,150円(1.5日間)、スマ免1日コース62,150円(関西)
スマ免の実技講習会場二級は全国33か所、一級は15か所、特殊は11か所(公式のコース一覧より)

スマ免は、地域によって対応コースが異なります。たとえば二級スマ免1日コースは、公式の一覧では関東・中部・関西が開催エリアとして案内されています。申し込み前に、自分の住む地域で受けられるコースと日程を、公式サイトの日程検索で確認してください。

2. マリンライセンスロイヤル(ロイヤルマリンコーポレーション)

マリンライセンスロイヤルの公式サイト

通学型で、国家試験を受けずに短期間で取りたい方には、マリンライセンスロイヤルが選択肢になります。公式サイトでは、国土交通省に登録された小型船舶教習所として、国家試験免除で、教習後すぐに修了審査を受けられると案内されています。教習で使った船と同じ船で審査を受けられるため、試験に慣れた感覚で臨めるとされています。

公式FAQでは、取得にかかる日数は、一級が最短5日間、二級が最短3日間、特殊が最短2日と記載されています。教習時間は、二級が学科12時間と実技4時間の計16時間、一級が一般学科12時間・上級学科12時間・実技4時間の計28時間、特殊が学科6時間と実技1.5時間の計7.5時間です。公式サイトには2025年度の卒業生数が10,162名で、国土交通省登録の小型船舶教習所では全国で最多と記載されています(同社公表の数字)。

料金は会場と日程によって異なります。2026年10月の東京教室の日程表では、一級船舶免許が125,000円(連続日程)、128,000円(土日コース)、二級船舶免許が108,000円(連続日程)、118,000円(土日コース)と表示されていました。人気の日程は満席になることもあるため、早めに空き状況を確認することをおすすめします。

取得ルート国土交通省登録の小型船舶教習所(国家試験免除)
最短日数(公式FAQ)一級5日・二級3日・特殊2日
教習時間一級28時間、二級16時間、特殊7.5時間
料金の例(2026年10月、東京教室)一級125,000円〜、二級108,000円〜(連続日程。土日コースは+3,000〜10,000円)

3. 日本海洋資格センター(JML)

日本海洋資格センター(JML)の公式サイト

九州・中国・関西・四国などの西日本で教習所を探している方は、日本海洋資格センター(JML)が候補に入ります。公式サイトのトップには、「取得者200万人以上」「国家試験免除」「再受講無料」と掲げられています。教習会場は約200か所と案内されており、会場を選びやすい点が特徴です。再受講無料の条件など細かい内容は、申し込み前に公式サイトで確認してください。

料金は、公式サイトの費用コラムに、二級小型船舶免許が98,100円〜111,100円、一級小型船舶免許が117,100円〜132,700円と記載されています。同じコラムでは、最安値のオンライン主体のコースと比べて価格差があることも認めたうえで、実技指導の時間や少人数での教習、受講後のサポートを理由に挙げています。価格だけでなく、教習内容も含めて比べたい方に向いています。

取得ルート国家試験免除(登録教習所)
料金(公式コラム)二級98,100〜111,100円、一級117,100〜132,700円
1級進級(二級→一級)通常48,800円(公式コラムの記載)
教習会場約200か所(九州・中国・関西・四国・東北・北海道ほか)

4. JEIS中部(一般財団法人 日本船舶職員養成協会 中部)

JEIS中部の公式サイト

愛知・三重エリアで、財団法人運営の教習所を探している方にはJEIS中部が向いています。公式サイトでは「国土交通省登録小型船舶教習所」と明記されており、二級は愛知県の衣浦教習所と三重県の志摩教習所で、3日間のコースが毎月開講されていました(2026年10〜12月の日程を確認)。

料金は公式ページに内訳まで掲載されています。二級小型船舶操縦士(実技あり)は139,100円(税込)で、内訳は教習料121,600円、教材費6,950円、試験問題料1,300円、身体検査2,450円、登録免許税1,800円、海事代理士手数料5,000円です。一級は5日コースで166,600円(税込)と案内されています。登録免許税や手続き代行の費用まで含めた総額が分かるため、追加費用が見えにくいと感じる方には比べやすい表示です。

二級(3日間)139,100円(教習料121,600円・教材費6,950円・試験問題料1,300円・身体検査2,450円・登録免許税1,800円・海事代理士手数料5,000円)
一級(5日間)166,600円(教習料144,600円・教材費9,950円・試験問題料2,600円・身体検査2,450円ほか)
二級の教習会場衣浦教習所(愛知)・志摩教習所(三重)
お申込み締切講習の5日前

5. 青木ボートスクール(青木ヨット)

青木ボートスクールのロゴ

東京や大阪で、少人数制の教習を希望する方には、青木ボートスクールが合います。公式サイトでは、国家試験免除の教習所として、東京の夢の島マリーナなどと、大阪の田尻マリーナなどで毎週開催していると案内されています。二級のコースは2名から8名の少人数での開催で、お申し込み後に日程を調整する方式です。

料金は、二級小型船舶免許コースが126,140円(税込)、受講日数は3日間です。受講費用にはコース受講料、学科試験料、実技試験料、マリーナ利用料、教科書が含まれると記載されています。学科は12時間、実技は1人乗船で4時間(3人乗船では最大12時間)で、修了試験は一般学科70分と実技25分です。一級は149,900円(税込)・5日間で、練習用の海図や三角定規、コンパス、デバイダーも受講費用に含まれています。

二級(3日間)126,140円(学科12時間・実技4時間〜。修了試験あり)
一級(5日間)149,900円(学科24時間・実技4時間〜。海図用品込み)
開催人数二級は2名から8名(状況により1名でも開催)
開催地東京(夢の島マリーナ・SPIRAL MARINE)、大阪(田尻マリーナ・和歌山マリーナシティ)

6. 塩釜ボートライセンススクール(宮城県)

塩釜ボートライセンススクールの公式サイト

宮城県で、費用を抑えつつ、国家試験を受けて取りたい方には塩釜ボートライセンススクールが選択肢になります。公式サイトは、一級・二級・特殊の免許に対応するスクールとして紹介されており、「20年間連続優良教習所 認定スクール」とも掲げられています。講習を受けたあとに国家試験(学科・実技)を受ける形式で、JMRAの分類では「免許スクールコース」に近い形です。

二級免許の費用は、講習料52,300円、申請手数料7,400円、身体検査料4,250円、学科試験料4,850円、実技試験料21,200円の合計90,000円(税込)と公式表に記載されています。一級は110,000円、特殊は68,000円です。1日で学科と実技を行う「1day講習」(平日)なら、二級は96,000円で、最短で実質2日で取得できます。独学で学科を勉強した人向けに、実技講習のみ(38,000円)も用意されています。ペア割引や学割(10,000円引き)などの割引制度も案内されています。

二級(講習+国家試験)90,000円(講習料52,300円、申請手数料7,400円、身体検査料4,250円、学科試験料4,850円、実技試験料21,200円)
一級・特殊一級110,000円、特殊68,000円
実技講習のみ38,000円(独学で学科を学んだ人向け。受験申請や免許申請は本人が行う)
日数講習2日+国家試験1日。1day講習なら実質2日で取得可能(平日のみ)

独学でも合格できる?学科は独学、実技はスクールが現実的

結論から言えば、学科試験は独学でも合格を狙えますが、実技まで完全に独学で受けるのはかなり難しいです。理由は、実技試験では実際に船を操縦して合格する必要があり、船や水域を自分で用意するのが難しいからです。JMRAの公式ページでも、学科は独学が可能だが実技は難しい面があり、実技だけスクールで受講する人が多いと説明されています。

また、船を所有する知人に教わる方法もありますが、免許を持つ人が直接操縦しなければならない水域があることや、国土交通省などへの事前の届出が必要になる場合があるため、注意が必要です。

独学で進めるなら、次の3ステップが現実的です。

  1. 学科教本と問題集で学科を固める(JMRAの案内では、舵社の「学科教本Ⅰ(一級・二級共通)」と、二級などの学科試験問題集が紹介されている)
  2. 実技だけスクールで受講する(塩釜ボートライセンススクールなどが、実技講習のみのコースを用意している)
  3. JMRAの窓口に国家試験を申請する(試験開始日の20日前から7日前までに、書類と手数料を添えて申請する)

最新の学科教本や問題集は、次のバナーから探してみてください。

楽天ブックス
日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)の公式サイト

独学の費用の目安を考えてみましょう。たとえば二級の場合、国家試験の手数料が30,300円(JMRA公式)、実技講習のみが38,000円(塩釜ボートライセンススクールの例)で、ここに教本・問題集代や登録免許税などが加わります。おおよそ7万円台になる計算ですが、これは公式の数字をもとにした目安で、スクールや教材によって変わります。総額が安くなる可能性がある一方、国家試験の日程に合わせる必要があり、不合格のときの再受験の手間もあります。短期間で確実に取りたい人は教習所コース、費用を抑えて自分のペースで進めたい人は学科独学+実技講習、というように使い分けると選びやすくなります。

国家資格の中には、書籍と問題集を使った独学で取得を目指す試験も多くあります。独学に向く資格の考え方は、危険物取扱者の記事でも触れています。

オンライン学科(通信併用型)を使うメリットと注意点

通信併用型のオンライン学科を選ぶ最大の利点は、会場に通う日数を減らせることです。ヤマハボート免許教室のスマ免を例にすると、公式サイトでは、これまで最大2日(一級の場合)かかっていた学科講習を、自分の都合のよい時間に進められると案内されています。二級のスマ免では、オンライン以外に必要なのは実技講習1日と国家試験1日の計2日で、条件の合う地域では実技と国家試験を1日で行う1日コースもあります。

一方で、注意したい点もあります。

  • オンライン学科は、講師によるライブ授業ではない(ヤマハ公式に明記)。質問は、実技講習の際に講師に聞くことになる
  • 二級のスマ免は、開催エリアがコースごとに決まっている(例:1日コースは関東・中部・関西)ため、地方では選べるコースが限られる
  • 実技講習と国家試験(または修了審査)の会場参加は必須で、自宅だけで完結するコースはない
  • 一級は海図と三角定規を使う「上級運航」があり、オンラインでも手を動かして練習する時間が必要

学科を自宅で済ませたいか、講師にその場で質問しながら進めたいかで、向くコースは変わります。体験版が用意されている教材もあるため、申込前に使い勝手を確認すると安心です。趣味の講座をほかにも探している方は、オンラインで始められる趣味の講座をまとめた記事も参考になります。

教習所・スクールの選び方5つのポイント

費用の安さだけで選ぶと、会場が遠かったり、追加費用がかかったりして、結果的に高くつくことがあります。次の5点を、申込前に確認しておきましょう。

  1. 取得ルートの違い(国家試験免除の教習所コースか、講習のあと国家試験を受けるコースか。試験会場の交通費や再受験費用が必要になるかも含めて比べる)
  2. 料金に含まれる内容(教材費、試験手数料、登録免許税、手続き代行費用、マリーナ利用料など。JEIS中部のように内訳が出ているか確認する)
  3. 通いやすさと日程(会場までの距離、土日コースの有無、希望日の空き。人気の日程は満席になることがある)
  4. 学科の学び方(会場での授業か、オンライン学科か。質問したいなら会場型が合いやすい)
  5. 不合格のときの扱い(再受講や追加料金の条件。JMLのように再受講無料を掲げる教習所もあるが、条件は公式で確認する)

釣りやクルージングで二級を取るか、将来を見据えて一級を取るかも、最初に決めておきたい点です。二級を取ったあとで一級に進級することもでき、JMRAによると、上位の免許を受験するときは、すでに持っている免許に応じて試験科目が免除されます。ヤマハボート免許教室の二級→一級の進級(スマ免)は48,150円(税込)、JMLの公式コラムでも通常48,800円と案内されています。最初から一級を取る場合と進級する場合の総額を、自分の用途と照らして比較してみてください。

免許取得後の手続きと更新

学科・実技に合格(または免除)しても、免許証はまだ手元に届きません。合格後に運輸局などで免許の申請手続きを行います。JEIS中部の例では、二級の費用に登録免許税1,800円と海事代理士の手数料5,000円が含まれており、申請を代行してもらう形になっていました。自分で申請する場合は、費用は安くなりますが、書類の準備が必要です。

免許証の有効期間は5年で、更新手続きは有効期限の1年前から行えます(JMRA公式)。更新には、更新講習の修了(身体検査も同時に実施)か、5年のうちに船長として1か月以上乗船した履歴などが必要です。更新を忘れて失効した場合は、失効再交付講習を受ける必要があります。ヤマハボート免許教室の公式料金では、更新が13,750円、失効再交付が21,530円(いずれも税込)と案内されています。

よくある質問

Q. 小型船舶免許は何日で取れますか?

A. コースによって異なります。マリンライセンスロイヤルの公式FAQでは、一級は最短5日、二級は最短3日、特殊は最短2日と案内されています。ヤマハボート免許教室の二級スマ免1日コースのように、条件が合えば実技講習と国家試験を1日で行うコースもあります。日程は会場や時期で変わるため、申込前に公式サイトで確認してください。

Q. 通信講座だけで小型船舶免許は取れますか?

A. 取れません。学科はオンライン教材で自宅学習できますが、実技は実船で行う必要があるため、実技講習と国家試験(または教習所の修了審査)への参加は必須です。オンライン学科と会場での実技を組み合わせる「通信併用型」が現実的な選択肢です。

Q. 何歳から取れますか?

A. JMRAの公式サイトでは、一級は17歳9か月から受験でき、18歳以上で免許を取得できます。二級・二級(湖川)・特殊は15歳9か月から受験でき、16歳以上で免許を取得できます。18歳未満で二級を取ると、操縦できる船の大きさは5トン未満に限定され、18歳になると限定は解除されます。

Q. 視力や色覚に不安があっても取れますか?

A. 視力は両眼とも0.5以上(矯正可)が基準です。色覚については、夜間に灯火の色を識別できない場合でも、日中の航路標識の彩色を識別できれば、航行する時間帯が限定された免許を取得できる場合があります。不安な方は、JMRAの身体適性相談コーナーや、申込予定のスクールに事前に相談してください。

Q. 一級と二級のどちらを選ぶべきですか?

A. 陸から近い海や湖・川で釣りやクルージングを楽しむ程度なら二級で足りることが多く、外洋や遠い海域まで出る予定があるなら一級が向きます。二級を取ってから一級に進級する方法もあるため、まずは自分が出たい水域を整理すると決めやすくなります。

Q. 水上バイク(ジェットスキー)に乗るには何が必要ですか?

A. 特殊小型船舶操縦士の免許が必要です。ボート用の一級・二級を持っていても、水上バイクは操縦できません。特殊は水上バイク専用の免許です。

Q. 試験に不合格だった場合はどうなりますか?

A. 国家試験を受ける場合、学科に合格して2年以内なら学科が省略され、実技に合格して2年以内なら実技が省略されます(JMRA公式)。教習所によっては再受講の条件も異なります。JMLのように再受講無料を掲げているところもありますが、条件は公式サイトで確認してください。

【豆知識】小型船舶免許の取得者数の動き

  • JMRAが公表する小型船舶操縦士試験の合格者数は、2025年度で48,533人(一級13,204人、二級20,287人、特殊14,594人、二級湖川448人)
  • 合格者数は2020〜2021年度に急増して2021年度の74,575人がピークとなり、その後は2022年度60,670人、2023年度52,134人、2024年度50,269人と減少が続いています
  • 2025年度の48,533人は、2016年度(55,949人)よりも少なく、近年は取得者数が増えている状況とはいえません

出典:一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)「小型船舶操縦士試験 合格者数 年度別推移(2016年度〜2025年度)」(公式サイトの統計資料、2026年10月確認)。集計の範囲は同協会の資料をご確認ください。調査機関の公表値であり、今後を保証するものではありません。最新情報は公式サイトでご確認ください。

まとめ

小型船舶免許は、学科をオンラインで進められても、実技は必ず会場で受ける必要があります。そのため、会場での教習で短期間に取りたい人は国家試験免除の教習所、学科を自宅で進めたい人はヤマハのスマ免のような通信併用型、費用を抑えたい人は塩釜ボートライセンススクールのような国家試験受験型や独学+実技講習、という軸で選ぶのが現実的です。

理由は、取得ルートによって、日数・費用の構成・試験会場への移動の有無が大きく変わるためです。料金は、試験手数料や登録免許税、教材費が含まれているかで総額が変わるので、見かけの金額だけで判断せず、内訳を確認してください。申し込みの前に、各校の公式サイトで最新の料金・日程・開催エリアを確認し、不安な点は問い合わせてから決めましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

教育事業の運営に長く携わってきた経験から、学びや資格の「選び方」を比較記事でお伝えしています。各分野の専門家として指導する立場ではなく、公式サイトなどの一次情報を確認し、料金・サポート・実績を読者の目線で整理することを大切にしています。記事にはアフィリエイト広告を含みますが、掲載の可否や順位づけは、読者にとっての分かりやすさを優先して判断しています。料金や日程は変更されることがあるため、お申込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

目次