【2026年最新】通訳案内士の通信講座・対策講座おすすめ8選!費用や合格率を比較

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全国通訳案内士(通訳ガイド)は、外国人旅行者に付き添って外国語で旅行に関する案内をする仕事に関わる国家資格です。試験は筆記(1次)と口述(2次)の二段階で、外国語に加えて日本地理・日本歴史・一般常識・通訳案内の実務まで問われます。独学で挑む人もいますが、1次の暗記量と2次の面接形式への慣れを考えると、専門スクールの講座を組み合わせる人も少なくありません。

この記事では、通訳案内士試験の対策講座を公式サイトで内容と料金を確認できた8つに絞って比較します。あわせて、試験の仕組み、2025年度の最終合格者585人・合格率14.7%といった日本政府観光局(JNTO)の公表データ、独学との違いも整理しました。料金・日程は2026年10月20日時点の公式表示にもとづくため、申込前に必ず最新情報をご確認ください。

先に、タイプ別の選び方を挙げておきます。

  • 英語で受験し、科目ごとに段階的に学びたい人:True Japan School、CEL英語ソリューションズ、アスパイア
  • 英語1次の対策を費用を抑えて始めたい人:ESDIC英語能力開発アカデミー
  • フランス語・スペイン語・中国語で受験する人:アンサンブル アン フランセ、アカデミア プラサ マヨール、ハオ中国語アカデミー
  • 口述対策だけ、好きな時間にマンツーマンで受けたい人:カフェトーク
目次

通訳案内士の対策講座8選を一覧で比較

まず、8つの講座を横並びで確認できるようにしました。料金は各公式サイトに表示されている2026年度分の一例で、講座の組み合わせや受講人数によって変わります。空欄にしている項目は、公式サイトで確認できなかったものです。

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対象言語対応する試験受講形式料金の目安(公式表示)特徴
True Japan School英語中心(2次の模擬面接は英・仏・中)1次・2次オンライン/通学(東京・大阪)英語Basic 28,000円、歴史Basic 56,000円など(座席チケット等は別)科目別・段階別の講座が最も細かい
ESDIC英語能力開発アカデミー英語1次(英語)・2次Zoom/通信(全国・海外)英語1次対策 55,000円(税込)、通信版2次 30,000円(税込)価格を抑えた英語特化・録画視聴可
CEL英語ソリューションズ英語1次・2次Zoom(アーカイブあり)2次英語の通し受講 185,000円(2026年度)5科目のコースと個人レッスンを用意
アスパイア英語(邦文4科目は共通知識)1次(邦文4科目)・2次通学/Zoom/録画/オンデマンド邦文4科目を50時間で学ぶ講座あり
アンサンブル アン フランセフランス語1次・2次オンライン(Zoom)マンツーマン無料体験レッスンあり
アカデミア プラサ マヨールスペイン語2次(口述)通学/Zoom個人レッスンZoom 5時間 27,500円(税込)〜ネイティブ講師が指導
ハオ中国語アカデミー 飯田橋校中国語2次(口述)通学マンツーマン12回 85,800円(税込)飯田橋校限定の口述対策
カフェトーク英・仏・西・伊・韓・葡・露・中1次・2次(講師による)オンライン(マンツーマン)25分 900〜1,500ポイントなどポイント制で単発から受講

なお、アガルートやユーキャンなど大手の資格講座にも通訳案内士の講座があるかを検索で調べましたが、今回の調査の範囲では対策講座を確認できませんでした。通訳案内士試験の対策は、この試験に特化した専門スクールが中心になっている分野と言えます。

通訳案内士(全国通訳案内士)とは?制度と資格の位置づけ

全国通訳案内士は、通訳案内士法にもとづく国家資格です。国家試験に合格したあと、都道府県に登録することで「全国通訳案内士」を名乗れます。JNTOの公式ページでは、通訳案内士法の定義として「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう)を行うことを業とする」と説明されています。

名称独占資格で、業務独占ではない

ここは誤解されやすい点なので、先に整理しておきます。観光庁の制度概要によると、2018年1月の法改正で通訳案内士は業務独占資格から名称独占資格へ見直されました。つまり、資格がなくても報酬を得て通訳ガイドをすること自体は可能になり、一方で資格を持たない人が「通訳案内士」の名称や紛らわしい名称を使うことは禁止されています。資格は「できる仕事を独占するもの」ではなく、「知識と語学力を国が認めた証明として名乗れるもの」と捉えると分かりやすいでしょう。

登録後の義務と、地域通訳案内士との違い

観光庁の概要ページでは、全国通訳案内士は5年ごとに登録研修機関が行う「通訳案内研修」を受講することが義務づけられ、受講しない場合は登録が取り消されると案内されています。また、同じ法改正で、各地の特例ガイドを一本化した「地域通訳案内士」制度もできました。こちらは特定の地域で案内するための別制度で、全国どこでも名乗れる全国通訳案内士とは試験の仕組みが異なります。

JNTOによると、2025年4月1日現在の言語別延登録者数は27,950人です。「延べ」とあるとおり、複数言語で登録している人は言語ごとに数えられている点にご注意ください。

なお、観光系の資格には旅行業の取引を扱う別の国家資格もあります。旅行業務取扱管理者の通信講座を比較した記事では、国内・総合それぞれの試験と講座の選び方を整理しています。

全国通訳案内士試験の概要(科目・日程・受験料)

試験は年1回、JNTOが実施します(運営事務は委託されています)。以下は、2026年度の施行要領にもとづく内容です。次年度以降は年度ごとに施行要領が公表され、変更されることがあるため、受験を決めたら必ずJNTOの全国通訳案内士試験のページで最新版を確認してください。

筆記試験(1次)全科目マークシート方式。外国語、日本地理、日本歴史、産業・経済・政治及び文化に関する一般常識、通訳案内の実務の5科目
口述試験(2次)通訳案内の実務(現場で必要なコミュニケーションの実践的な能力)を、選択した外国語で判定
選べる外国語英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・韓国語・タイ語の10言語
筆記の試験時間外国語90分、日本地理30分、日本歴史30分、一般常識20分、通訳案内の実務20分
受験資格年齢・性別・学歴・国籍に関係なく、どなたでも受験可能
受験手数料1カ国語につき14,850円(二カ国語は29,700円)。クレジットカード決済は別途事務手数料あり。免除があっても減額なし
2026年度の日程願書受付 6月1日〜7月9日、筆記 8月16日、筆記合格発表 9月25日、口述 11月29日、最終合格発表 2027年1月22日(予定)
出願方法電子申請システムのみ(郵送での願書受付なし)

口述試験を受けられるのは、筆記試験に合格した人(筆記の免除を受けた人を含む)です。筆記は全国8か所で受験できますが、口述の会場は東京近郊・大阪近郊・福岡市などに限られ、英語・中国語・韓国語以外の言語は東京近郊のみとされています。遠方から受験する場合は、会場の場所も含めて計画を立てる必要があります。

筆記の免除制度を使えば負担を減らせる

施行要領の免除申請早見表には、資格やスコアによって筆記の一部科目が免除される仕組みが載っています。主なものを挙げると、次のとおりです。

  • 外国語(英語):実用英語技能検定1級の合格、またはTOEIC Listening & Reading 900点以上など(有効期限あり)
  • 日本地理:旅行業務取扱管理者(総合・国内)などの合格者
  • 日本歴史:歴史能力検定の日本史1級・2級の合格者など
  • 前年度の合格科目:前年度の筆記で合格した科目は、翌年度に限り免除申請が可能(2026年度要項)

たとえばTOEICの高得点を持っている人は英語の筆記が免除になるため、残りの邦文科目に集中できます。TOEIC対策の講座を比較した記事も参考になります。

免除を受けるには、願書の受付期間内に証明書類をアップロードする必要があります。書類の入手に時間がかかる資格もあるため、早めの準備をおすすめします。

受験者数と合格率(JNTO公表データ)

試験の難しさを知るために、JNTOが公表している受験者及び合格者数を見てみましょう。数値は「受験者数」に筆記試験の免除者を含みます(出典:JNTO「受験者及び合格者数、合格基準」)。

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2025年度 受験者数2025年度 1次合格率2025年度 最終合格者2025年度 合格率2024年度 合格率
全言語の合計3,987人27.6%585人14.7%10.0%
英語3,180人29.8%500人15.7%10.0%
中国語268人21.8%29人10.8%11.7%
フランス語146人6.2%4人2.7%7.3%
スペイン語118人23.6%20人16.9%12.1%
韓国語82人14.6%12人14.6%10.6%
イタリア語55人5.7%4人7.3%3.2%
ドイツ語47人38.3%9人19.1%6.3%

2025年度は全言語で受験者3,987人に対して最終合格者585人、合格率14.7%でした。前年の2024年度は受験者3,849人、最終合格者385人、合格率10.0%で、2025年度は合格者数・合格率ともに上がっています(いずれもJNTO公表の数表による)。表に載せていないポルトガル語・ロシア語・タイ語を含め、受験者が100人に満たない言語は、わずかな合格者数の違いで合格率が大きく動く点に注意してください。

もう一つ押さえておきたいのは、1次合格率が27.6%に対して、2次(口述)の合格率は50.3%と1次よりは高いものの、半数は通過できていない点です。筆記を通っても口述の対策が不十分だと最終合格に届きません。講座を選ぶときは、1次だけでなく2次の対策が用意されているかを見ておくと安心です。

通訳案内士の講座を選ぶ5つのポイント

  1. 受験する外国語に対応しているか(英語以外は講座数が少なく、選択肢が限られる)
  2. 1次(筆記)と2次(口述)のどちらを強化したいか(科目別の講座か、口述に特化した講座か)
  3. 受講形式が生活に合うか(Zoomのライブ・録画・通学・通信のどれか)
  4. 料金の範囲を理解しているか(基本料金に教材費や座席チケットなどが含まれるか)
  5. 合格実績の「定義」を確認したか(対象が全受講生か、特定講座の受講生かで数字の意味が変わる)

とくに5つ目は注意が必要です。各校が公表する合格者数は、集計の対象や条件が学校ごとに異なります。数字の大きさだけで比べるのではなく、「何を分母・分子にしているか」まで公式サイトで確認すると、判断を誤りにくくなります。

通訳案内士の対策講座おすすめ8選

1. True Japan School(トゥルージャパンスクール)

True Japan School 全国通訳案内士試験対策のトップページ

科目ごとに講座が分かれていて、自分に足りない部分だけを選んで組み立てたい人には、True Japan Schoolが向いています。公式サイトの2026年1次試験対策のページには、英語Basic・英語Advanced、歴史Basic、地理Basic、一般常識、通訳案内の実務といった講座が並び、1月から5月は英語・歴史・地理の基礎、5月から7月は一般常識と通訳案内の実務、その後に直前対策講座、という学習の流れが示されています。

運営・拠点True Japan School(東京、大阪校あり)
1次対策の講座例英語Basic(全8回)、歴史Basic(全16回)、地理Basic(全14回)、英語Advanced、一般常識(全6回)、通訳案内の実務(全5回)
2次対策の講座例プレゼン講座、シチュエーション質疑演習、通訳演習、模擬面接、完全再現2次模擬試験
料金の例(2026年度)英語Basic 28,000円、歴史Basic 56,000円、地理Basic 49,000円、一般常識 39,000円、通訳案内の実務 22,500円。通学の座席チケットや資料の印刷・郵送は別料金
形式オンライン・通学(講座により異なる)
その他無料体験、書籍販売、公開模擬試験あり

料金表を見ると、英語は基礎のBasicと応用のAdvancedに分かれ、英語Complete(全22回)のパックも用意されています。邦文科目では地理と歴史をまとめたパック、一般常識と通訳案内の実務をまとめたパックもあり、まとめて申し込むと個別に買うより料金が整理されています。全科目を受ける人ほど、パックの内容を比べる価値があるでしょう。

2次試験の対策も手厚く、2次模擬面接はフランス語・中国語・英語のプライベートレッスンが案内されています。公式サイトでは、自校の書籍に載せたキーワードが2024年度の口述試験のプレゼンテーマと重なったという実績も紹介されていますが、これは同校の集計による公表です。

こんな人におすすめです:科目別に講座を選び、1次から2次まで一貫して同じスクールで学びたい英語受験の人。

2. ESDIC英語能力開発アカデミー(エスディック)

ESDIC英語能力開発アカデミーのトップページ

英語の1次試験対策を費用を抑えて始めたい人には、ESDICが選択肢になります。すべての講座・セミナーをZoomまたは通信形態で開催しており、国内外から受講できる点が特徴です。公式サイトでは、2025年度のESDIC受講生の合格者は177名(全合格者585名中)、占有率30.3%と表示されています。ただし、この数字は同校のすべての有料講座・セミナー受講生を対象にした集計(2026年3月1日現在の表記)です。

運営ESDIC英語能力開発アカデミー(東京都杉並区)
1次対策Zoom「英語1次試験対策講座」全10回。録画視聴可、質問対応サポートあり
2次対策英語2次セミナー(Zoom)、通信版英語2次セミナー(CD9枚+プリント教材)
料金英語1次対策講座 55,000円(税込、授業料・教材費・特典を含む)。通信版英語2次セミナー 45,000円が30,000円(税込、送料込み)と表示
支払い銀行振込のみ。原則として入金後の返金は受け付けない

英語1次対策講座は、本試験と同形式のオリジナル問題を使い、不正解の選択肢も含めて解説する形式です。奇数回はライブ授業のあと録画を配信し、偶数回は以前の録画授業を配信する仕組みで、出欠に関係なく録画で何度も復習できます。公式サイトによると、2025年の本講座受講生の英語の平均点は79.9点(合格基準点70点)でした。同校の公表値なので、目安として見るのがよいでしょう。

通信版の2次セミナーは、いつでもスタートできる点が使いやすく、CDとプリントで口述の流れをつかみたい人に向いています。一方で、英語以外の言語や、地理・歴史といった邦文科目の講座は、公式トップページでは確認できませんでした。英語1次の対策を軸に、ほかの科目は別の手段で補う使い方が基本になります。

こんな人におすすめです:英語の筆記対策を低めの費用で受けたい人、通信形式で自分のペースで口述の準備を進めたい人。

3. CEL英語ソリューションズ(通訳ガイドコース)

CEL英語ソリューションズのロゴ

1次の5科目から2次まで、段階に合わせてコースを選べる英語特化のスクールです。公式サイトによると、Zoomでのリアルタイム受講に加え、授業のアーカイブで時間と場所を問わず受講できます。対象言語は英語で、東京の高田馬場にある英語学校が運営しています。

対象言語英語
1次対策英語・地理・歴史は「通常」「特化」「過去問徹底」の各コース、常識・実務は「通常」「過去問徹底」コース
2次対策2次英語コース(通常・特化)、個人レッスンコース、シチュエーション・通訳・プレゼンの分野別講座
料金の例2026年度の2次英語コース:通し受講185,000円(定価212,500円から27,500円お得と表示)
形式Zoom(アーカイブあり)
体験Open School(無料体験授業)あり

2次英語コースは、シーズン1の日本文化の基礎講義から始まり、実践演習、模擬面接へ進む構成です。2026年度は1〜2月に5回、3〜4月に8回、5〜6月に8回、7月に4回、9〜11月に10回と、通年で段階的に進みます。通しで受講すると入会金の割引と受講料の通し割引が適用されると案内されています。

個人レッスンコースもあり、グループでの受講が不安な人や、苦手分野に集中したい人が選べます。料金は2次英語コース以外は公式サイトのページを個別に見る必要があるため、気になるコースは資料請求や無料体験で確認するのが確実です。

こんな人におすすめです:2次まで見据えて通年で計画的に学びたい人、苦手な分野に絞って個人レッスンも使いたい人。

4. アスパイア(Aspire School of Communication)

アスパイアの通訳案内士試験突破講座一覧ページ

邦文科目(地理・歴史・一般常識・実務)を短期間でまとめて学びたい人は、アスパイアの講座も検討できます。大阪・京都・東京・姫路の校舎とZoomに対応し、通訳案内士対策の講座一覧ページには、1次向けと2次向けのライブ講座、さらにオンデマンド講座が並んでいます。

運営Aspire School of Communication(旧アクエアリーズ)
1次対策「通訳案内士 合格対策講座|邦文4科目(地理・歴史・一般常識・実務)完全攻略」50時間。通学/Zoomライブ/録画受講
2次対策「通訳案内士二次対策講座2026 秋学期」2026年9月26日(土)〜全11回、総授業時間33時間。2分間のプレゼン、逐次通訳、ガイド対応スキルを扱う
そのほかオンデマンド講座、日本文化発信力UP講座(全9回)
料金講座ページに金額表記なし。問い合わせフォームまたは電話で確認

邦文4科目の講座は、地理・歴史・一般常識・通訳案内の実務を50時間でカバーする内容と案内されています。これらの科目は受験する外国語に関係なく共通で必要になるため、英語以外で受験する人にとっても、邦文科目の対策として参考になる可能性があります。ただし、外国語そのものの試験対策は別に考える必要があります。

なお、料金が講座ページに載っていないため、他校のように価格で横並び比較することはできません。問い合わせの際に、受講回数・教材費・録画視聴の期限などを一緒に確認すると、比較の材料がそろいます。

こんな人におすすめです:邦文4科目を一気に整理したい人、対面とZoomのどちらも選びたい人。

5. アンサンブル アン フランセ(フランス語)

アンサンブル アン フランセの全国通訳案内士対策ページ

フランス語で受験する人が選べる対策講座は多くありません。その中でオンラインのマンツーマンで対策できるのが、アンサンブル アン フランセです。公式サイトの全国通訳案内士対策のページでは、過去問研究を中心に1次(筆記)を、予想問題を使ったシミュレーションで2次(口述)を対策すると案内されています。

対象言語フランス語
1次対策過去問研究が中心。長文読解、仏文和訳、和文仏訳、日本事象説明を扱う
2次対策予想問題を中心に、日本事象に関するテーマの口頭翻訳・プレゼンテーションと質疑応答をシミュレーション
形式オンライン(Zoom)でのマンツーマン
料金対策ページに料金の記載なし。公式サイトで確認
体験無料体験レッスンあり

ページには、全国通訳案内士対策の経験がある講師と、対応可能な講師の一覧が載っています。1次では日本事象を説明するボキャブラリーと表現力が求められるため、フランス語の基礎力に加えて、日本の文化・歴史をフランス語で説明する練習が必要になります。マンツーマンなので、自分が苦手な表現を集中的に直してもらえる点が利点でしょう。

フランス語のオンラインレッスンそのものを比べたい人は、次の記事も参考になります。受験前の基礎力づくりや、講師選びの目安として使えます。フランス語のオンラインレッスンを21選で比較した記事です。

こんな人におすすめです:フランス語で受験し、日本事象の説明を一対一で練習したい人。

6. アカデミア プラサ マヨール(スペイン語・口述対策)

アカデミア プラサ マヨールの通訳案内士口述試験対策講座ページ

スペイン語の口述試験に絞って準備したい人には、東京・三鷹のスペイン語教室アカデミア プラサ マヨールの口述試験対策講座が合います。公式ページによると、スペイン語ネイティブ講師が個人レッスンで指導し、試験当日までの好きな日程で受講できます。

対象言語スペイン語
対応する試験2次(口述)。日本人講師による筆記対策講座は現在休止と案内
通学の料金(2026年度)3時間 21,450円(税込)、10時間 69,360円(税込)、15時間(1.5時間×10回)101,890円(税込)
Zoomの料金(2026年度)5時間 27,500円(税込)、7.5時間(1.5時間×5回)39,600円(税込)
入会金新規入会の方は入会金(税込6,600円)が別途必要と案内
所在地東京都三鷹市(三鷹駅すぐ)

口述の対策だけに絞った個人レッスンなので、回数ではなく時間単位で選ぶ料金体系です。通学とZoomのどちらでも受講できるため、遠方の人はZoomで、近くの人は通学でと選び分けられます。1次の筆記対策は、同ページでは現在休止と案内されているため、スペイン語の筆記は別の手段で準備する必要があります。

こんな人におすすめです:スペイン語で受験し、口述試験に特化した個人レッスンを受けたい人。

7. ハオ中国語アカデミー 飯田橋校(中国語・口述対策)

ハオ中国語アカデミーのトップページ

中国語で受験する人の2次対策には、ハオ中国語アカデミー飯田橋校限定の口述試験対策講座があります。公式のご案内資料には、通訳案内士(中国語)の受験者・受験予定者が対象で、ハオ飯田橋校での通学マンツーマンレッスンになると記載されています。

対象言語中国語
対応する試験2次(口述)
形式飯田橋校での通学マンツーマンレッスン(オンラインではない)
料金(税込)12回コース 85,800円、24回コース 171,600円。別途システム管理費 月1,100円、教材費は実費
講座内容口述試験で問われる能力と心構え、美しい発音と自然な発話の訓練、まとまった内容を筋道立てて話すトレーニング、解答に困ったときの対処など
担当陈韵婷(チェン・ユンティン)講師を代表とする講師チーム。申込前に無料体験レッスンあり

2次の口述はアウトプットが中心で、発音や話の組み立てのクセは自己流では直しにくいものです。マンツーマンで弱点を洗い出し、完全オーダーメイドのカリキュラムを組む、と案内されています。通学が前提なので、東京近郊に通える人向けの講座です。

中国語の学習全般を比較した記事もあり、基礎力づくりの講座選びに役立ちます。中国語の通信講座・HSK対策講座を比較した記事です。

こんな人におすすめです:中国語で受験し、通学で一対一の口述対策を受けたい人。

8. カフェトーク(オンラインマンツーマン・ポイント制)

カフェトークの全国通訳案内士試験対策特集ページ

スクールの長期コースではなく、必要な分だけ単発で受けたい人にはカフェトークが使いやすい選択肢です。公式の特集ページでは、現役の通訳案内士による文化レッスンや、口述レッスンのロールプレイ、各言語の上位資格対策に精通した講師のレッスンを、好きな時間に受講できると紹介されています。

対象言語英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、中国語
レッスンの種類文化レッスン、口述レッスンのロールプレイ、各言語の上位資格対策
料金ポイント制。特集ページの目安は25分で900〜1,500ポイント、40〜50分で1,800〜5,000ポイント、3回パッケージで8,700〜15,000ポイント(講師・内容により異なる)
形式オンライン(マンツーマン)

講師ごとにレッスンの内容と料金が異なるため、プロフィールや口コミを見て選ぶ形になります。対象言語が幅広く、イタリア語・ポルトガル語・ロシア語のように専用の講座が少ない言語でも、口述の練習相手を探せる可能性があります。一方で、体系的なカリキュラムが決まっているわけではないため、1次の対策には別の教材や講座を併用する前提で考えるとよいでしょう。

こんな人におすすめです:専用講座の少ない言語で受験する人、スクールの講座の合間に口述の練習を足したい人。

通訳案内士は独学でも合格できる?

結論から言えば、邦文科目の学習に慣れている人は独学でも合格を狙えますが、外国語の得点力と2次の口述は独学だとやや難しいと言えます。理由は、筆記の5科目のうち4科目は日本語で覚える知識中心で、市販の書籍や過去問で対策しやすい一方、外国語の筆記は日本事象を外国語で説明する力が必要になり、2次の口述は自分の話し方を客観的に直しにくいからです。

独学で進めるなら、次の3ステップが基本になります。

  1. 過去問を最新年度から解く(JNTOの公式サイトには筆記の過去問題の一部が公開されています)
  2. 通訳案内の実務は観光庁研修テキストの範囲を確認する(出題範囲はテキストにもとづくと案内されています)
  3. 口述は声に出して練習する(2分間のプレゼンや質疑応答を、録音して聞き返す)

最新の過去問題集や参考書は、次のバナーから探してみてください。

楽天ブックス

書店では、英語の筆記を扱った「改訂版 全国通訳案内士試験『英語1次[筆記]』合格!対策」(三修社)や、地理・歴史・一般常識・実務をまとめた「全国通訳案内士試験 地理・歴史・一般常識・実務パーフェクト対策」(新装改訂2版、ジャパンタイムズ)のような専門の対策書が出ています。どの書籍も改訂で内容が変わるため、購入時は最新版かどうかを確認してください。

なお、すべてを独学で進める必要はありません。邦文科目は書籍中心で進め、英語や口述だけ講座や個人レッスンを使う、という組み合わせも現実的です。英語力そのものを底上げしたい人は、ビジネス英語のオンライン講座を比較した記事も参考になります。ビジネス英語のオンライン講座を12選で比較した記事です。

通訳案内士の講座に関するよくある質問

Q. 通訳案内士の資格がなくても通訳ガイドの仕事はできますか?

A. 2018年1月の法改正で業務独占が廃止されたため、資格がなくても報酬を得て通訳案内をすること自体は可能です。ただし、資格がない人が「通訳案内士」の名称を使うことは禁止されています(名称独占)。

Q. 受験に必要な資格や学歴はありますか?

A. 2026年度の施行要領では、年齢・性別・学歴・国籍に関係なく、どなたでも受験できると案内されています。

Q. 2025年度の合格率はどれくらいでしたか?

A. JNTOの公表データでは、全言語の合計で受験者3,987人、最終合格者585人、合格率14.7%でした。前年の2024年度は385人、合格率10.0%です。言語別では受験者数の少ない言語ほど合格率が大きく動きます。

Q. 英語の筆記が免除される条件を教えてください。

A. 2026年度の免除申請早見表では、実用英語技能検定1級の合格や、TOEIC Listening & Reading 900点以上などが対象です。有効期限や必要書類は年度で変わるため、受験する年度の施行要領で確認してください。

Q. 次の試験はいつ行われますか?

A. 2026年度は筆記が8月16日、口述が11月29日、最終合格発表が2027年1月22日(予定)でした。次年度の日程は、施行要領とあわせてJNTOの公式ページで案内されるため、定期的に確認してください。

Q. 通信講座だけで合格できますか?

A. 合格を保証する講座はありません。講座は学習の効率を上げる手段で、過去問演習や口述の自主練習は受験者自身の努力が必要です。実績の数字は各校の定義が異なるため、そのまま比較せず、講座内容と自分の弱点が合うかで選びましょう。

Q. 二カ国語で受験することはできますか?

A. 条件つきで可能です。2026年度の施行要領では、受験する外国語のうち1つ以上が免除となる場合に二カ国語受験ができるとされ、手数料は29,700円(1カ国語は14,850円)です。詳しい申請パターンは施行要領で確認してください。

【豆知識】通訳案内士を取り巻く市場の動き

  • 訪日外国人旅行者数は、JNTOが2026年1月21日に発表した推計値で、2025年に4,268万3,600人(前年比15.8%増)と過去最高を更新しました。
  • 通訳案内士試験の受験者数は、2024年度の3,849人から2025年度は3,987人に増え、最終合格者も385人から585人になりました(JNTO公表)。
  • 全国通訳案内士の言語別延登録者数は、2025年4月1日現在で27,950人です(JNTO)。

訪日客の増加は通訳案内の需要を押し上げる要因の一つですが、資格を持つことで仕事や収入が約束されるわけではありません。業務独占ではないため、資格がなくても案内の仕事自体は可能です。

出典:日本政府観光局(JNTO)「2025年訪日外客数(年間推計値)」(2026年1月21日発表)、JNTO「受験者及び合格者数、合格基準」「全国通訳案内士試験」。調査機関の推計・公表値であり、今後を保証するものではありません。最新情報は公式サイトでご確認ください。

まとめ

通訳案内士の講座は、受験する言語と、強化したい試験段階(1次か2次か)で選ぶと失敗しにくくなります。英語で受験するなら、科目別のTrue Japan SchoolやCEL、費用を抑えたいESDIC、邦文科目を短期でまとめたいアスパイアが候補です。フランス語・スペイン語・中国語は専用の口述・個別講座を、専用講座が少ない言語はカフェトークの単発レッスンを軸に検討するとよいでしょう。

理由は、試験が外国語・邦文科目・口述の三つに分かれ、スクールごとに得意な範囲がはっきり違うためです。JNTOの公表では2025年度の合格率は14.7%で、決して易しい試験ではありません。料金や日程は年度ごとに変わるので、気になるスクールの公式サイトで最新情報と無料体験の有無を確認し、自分の言語・弱点に合う講座から試してみてください。

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