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「ネイリスト検定を取って、いつかはサロンで働きたい」「ジェルネイルの検定も気になるけれど、ネイリスト技能検定と何が違うのかわからない」——ネイルが好きな人が資格を意識しはじめたとき、最初にぶつかるのがこの疑問です。ネイル関連の検定には、日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が実施するネイリスト技能検定試験(1級・2級・3級)と、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が実施するJNAジェルネイル技能検定試験(初級・中級・上級)の2系統があり、受験資格・試験内容・受験料・実施時期がそれぞれ別に決まっています。
この記事では、JNEC・JNAの公式サイトで確認できた情報をもとに、2つの検定の違い、各級の受験資格・試験内容・受験料・日程・合格率を整理します。そのうえで、公式サイトで「検定対策の講座がある」と確認できた通信講座・オンライン講座4つ(ヒューマンアカデミー・アガルートアカデミー・ユーキャン・キャリカレ)を、対応する検定・費用・学習形式の観点で比較します。なお、ネイルを基礎から学ぶ「スクール」の比較は別記事にまとめているため、この記事は検定の取り方と、検定対策に使える講座に絞っています。
ネイリスト検定とジェルネイル検定の違い(JNECとJNA)
一般に「ネイル検定」と呼ばれるものには、実施団体の異なる2つの検定があります。どちらも公式サイトで案内されている内容は次のとおりです。
| ネイリスト技能検定試験 | JNAジェルネイル技能検定試験 | |
| 実施団体 | 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC) | NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA) |
| 級・レベル | 3級・2級・1級(1級が最高位) | 初級・中級・上級 |
| 受験資格 | 3級:義務教育を修了した方。2級:3級取得者のみ。1級:2級取得者のみ | 初級:義務教育を修了した方。中級:初級合格者のみ。上級:中級合格者のみ |
| 試験内容 | 全級で実技試験と筆記試験 | 初級・中級は筆記と実技、上級は実技のみ(公式の案内) |
| 受験料(税込) | 3級6,820円/2級9,900円/1級12,650円(別途システム手数料) | 初級9,900円/中級13,200円/上級16,500円 |
| 実施時期 | 春期・夏期・秋期・冬期など年に複数回(級により異なる) | オフィシャル会場は毎年6月と12月の年2回 |
2つの検定は別の団体が別々に実施しているため、ネイリスト技能検定に合格していなくてもジェルネイル技能検定の初級は受験できます(初級の受験資格は義務教育を修了していることです)。一方で、どちらも級・レベルを1つずつ上がっていく仕組みなので、ジェルネイルの中級を受けるには初級の合格が、ネイリスト技能検定の2級を受けるには3級の合格が必要です。
サロンワークの基本であるネイルケア、カラーリング、アートに幅広く触れたい人はネイリスト技能検定、ジェルを使った施術技術を重点的に学びたい人はジェルネイル技能検定、という考え方がわかりやすい選び方です。実際には「まず3級と初級を取り、2級・中級へ進む」というように、両方を組み合わせて目指す人が多く、講座の側も両方に対応したコースを用意している例があります。
ネイリスト技能検定(JNEC)の試験内容・受験資格・受験料
JNECの公式サイトでは、各級の程度が次のように示されています。3級は「ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識」、2級は「サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識」、1級は「トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識」とされています。全級共通で実技試験と筆記試験があり、実技試験ではモデル、またはJNEC認定モデルハンド(練習用の模型の手)が必要です。
| 3級 | 2級 | 1級 | |
| 受験資格 | 義務教育を修了した方(どなたでも) | 3級取得者のみ | 2級取得者のみ |
| 受験料(税込) | 6,820円 | 9,900円 | 12,650円 |
| 実技試験の時間 | 65分 | 前半30分+後半55分 | 150分 |
| 筆記試験の時間 | 30分 | 35分 | 40分 |
試験時間は、JNECが2026年7月に公表した「2027年春期ネイリスト技能検定試験以降のタイムスケジュール(全級)」のモデルケースによるものです。当日の進行や開場時間は試験期ごとに案内されるため、受験票で必ず確認してください。受験料は2026年夏期の検定試験から改定されており、申込時には別途システム手数料がかかります。
申し込みで気をつけたい点も、公式サイトにまとまっています。
- 2つの級を同時に受験することはできません。
- 会場の収容人数を超えた場合は抽選になり、外れた場合は原則として次回の同級へ受験資格が充当されます(返金対応はありません)。
- 申込期間後のキャンセル、受験級・会場・モデルの選択などの変更は受け付けられません。
- 試験結果が「筆記のみ合格」だった場合、次回に同じ級を受けるときに限り筆記試験が免除されます(初めての受験は対象外)。
- オフィシャル試験会場は札幌・盛岡・仙台・東京・名古屋・新潟・金沢・大阪・広島・高松・福岡・沖縄にあり、3級にはこれとは別の「3級登録試験会場」もあります。
筆記試験の問題は、JNECが発行している「ネイリスト技能検定試験 公式問題集」(1級〜3級、各級5パターンを掲載、定価4,400円・税込)の中から出題されると公式サイトに記載されています。実技試験の採点基準も級ごとに公式サイトで公開されているため、独学でも講座でも、まず公式の資料に目を通すことが対策の出発点になります。
ジェルネイル技能検定(JNA)の試験内容・受験料・日程
JNAのジェルネイル技能検定は、初級・中級・上級の3段階です。公式の案内によると、初級の受験資格は義務教育を修了していること、中級は初級の合格者のみ、上級は中級の合格者のみです。初級の合格基準は、筆記・実技ともに100点満点中80点以上と示されています。
| 初級 | 中級 | 上級 | |
| 受験料(税込) | 9,900円 | 13,200円 | 16,500円 |
| 実技の内容(公式の案内) | ネイルケア(30分)、ポリッシュ/ジェルカラーリング(60分) | ネイルケア・カラーリング(30分)、ジェルオフ・フレンチ・グラデーション(75分) | スカルプチュア、オーバーレイ、デザイン等(75分) |
| 筆記試験 | あり | あり | なし(実技のみ) |
| 第35回の試験日 | 2026年12月5日(土) | 2026年12月6日(日) | 2026年12月6日(日) |
JNAのジェルネイル技能検定は、オフィシャル会場では毎年6月と12月の年2回の開催です(認定校では随時開催されることもあります)。第35回(2026年12月)の申込期間は8月12日〜9月30日で、すでに終了しています。これから目指す場合は、次回(2027年6月ごろ)の日程と申込期間を、JNA公式サイトの受験案内で確認してください。申込はインターネットのみで、マイページ登録が必要です(郵送申込は受け付けていません)。
なお、JNAの公式サイトで確認できた範囲では、ジェルネイル技能検定の合格率は公表されていませんでした。数字を示した記事も見かけますが、この記事では公式で確認できた情報だけを載せています。
合格率はどのくらい?JNEC公式データで確認
JNECの公式サイトには、ネイリスト技能検定の受験者数・合格者数の累計と、直近の試験結果が掲載されています。2025年秋期までの累計は、次のとおりです。
| 受験者数(累計) | 合格者数(累計) | 合格率(累計) | |
| 1級 | 167,597人 | 67,001人 | 39.98% |
| 2級 | 369,189人 | 162,237人 | 43.94% |
| 3級 | 533,743人 | 456,115人 | 85.46% |
| 全体 | 1,070,529人 | 685,353人 | 64.02% |
3級は累計の合格率が85.46%と高く、基本の技術と知識をきちんと準備した人が受かりやすい級です。これに対して2級は43.94%、1級は39.98%と、合格率は一気に下がります。2026年夏期(7月実施)の結果をJNECの合否結果ページで見ると、2級は受験者3,308人・合格者1,850人で合格率55.9%、3級は受験者5,958人・合格者5,473人で合格率91.9%でした。
ここで押さえておきたいのは、「3級は合格しやすいが、2級からは対策の質が結果を分ける」という点です。2級では実技の課題が増え、サロンワークに近い技術が問われます。実技は独学だと自分の出来を客観的に判断しにくいため、2級以上を目指す人ほど、講師のチェックを受けられる講座の価値が高まります。
ネイル検定の取り方:申込から合格までの流れ
はじめて受験する人は、次の順番で進めると迷いにくくなります。
- 受験する検定と級を決める(ネイリスト技能検定は3級から、ジェルネイル技能検定は初級から)
- 試験日と申込期間を公式サイトで確認する(JNECは試験期ごとに申込期間が決まっている)
- 教材・講座で学習を始める(公式問題集で筆記、実技は用具をそろえて練習)
- モデルまたは認定モデルハンドを準備して申し込む(申込後は級・会場・モデルの変更不可)
- 受験票で時間と会場を確認して受験する(用具の持参物や机上のセッティングも採点対象になる)
いま(2026年10月下旬)の時点で、ネイリスト技能検定の2026年秋期は申込がすでに終了しています。次の機会として公式サイトに案内されているのは2027年冬期(2級が1月16日・3級が1月17日)で、申込期間は11月1日〜11月27日です。年内に講座を始めても間に合うかどうかは、学習の進み具合と相談して決めましょう。
独学でも合格できる?ネイリスト検定の勉強法
結論から言えば、3級は独学でも合格を狙える人がいる一方、2級以上は講座の併用を検討したほうが安心です。
理由は、3級の筆記試験がJNEC発行の公式問題集から出題され、実技の採点基準も公式サイトで公開されているため、公式の資料だけで学習範囲がつかめるからです。実際、3級の累計合格率は85.46%と、しっかり準備すれば届きやすい水準です。ただし実技はモデルを相手にした施術なので、自分の爪を使った練習だけでは確認できないポイントも多く、2級・1級では課題も増えて難度が上がります。
- 公式問題集で筆記を固める(各級5パターンの問題を繰り返し解く)
- 実技採点基準を読み込んで、手順と時間配分を決める(JNEC公式サイトで級別に公開)
- 練習用ネイルチップ・認定モデルハンドで通し練習をする(本番の制限時間で、机上の準備から片付けまで)
最新の公式問題集や、ネイル技術の参考書は、次のバナーから探してみてください。
独学と講座は二者択一ではありません。筆記は公式問題集で自習し、実技の添削やレッスンだけ講座を使う、という使い分けもできます。独学に不安がある人や、2級・ジェルネイル中級以上を見据える人は、次に紹介する講座の内容を比べてみてください。
検定対策の通信講座を選ぶ4つのポイント
検定対策の講座は、通常の資格講座と違い、実技の練習環境が合否に直結します。選ぶときは次の4つの観点で比べると、自分に合うものが絞りやすくなります。
- 対応する検定と級(ネイリスト技能検定の何級まで、ジェルネイル技能検定の何級まで含まれるか)
- 用具が含まれるか(ネイルチップ・LEDライト・ジェルキットなど、検定本番でも使える用具が付くか)
- 実技を見てもらえる仕組み(添削・オンラインレッスン・スクーリングなど、講師のチェックを受けられるか)
- 費用と学習期間(用具ありとなしの価格差、分割払いや割引、学習できる期間)
この記事では、各社の公式サイトを実際に開き、ネイリスト技能検定またはジェルネイル技能検定の対策であると確認でき、コース内容と料金を確認できた講座のみを掲載しています。ほかにもネイル講座はありますが、たとえば民間団体の独自認定資格の取得を目的とした講座(SARAスクールや諒設計アーキテクトラーニングのネイル講座など)は、公式サイトでネイリスト技能検定やジェルネイル検定の対策とは案内されていないため、この記事の対象外にしています。料金は時期によって変わるため、申込前に必ず公式サイトで最新の内容を確認してください(確認時点:2026年10月24日)。
【比較表】ネイリスト検定・ジェルネイル検定の対策講座4選
4つの講座を、対応する検定・費用の目安・学習形式・特徴の4項目でまとめました。掲載順は順位ではなく、検定への対応範囲が広い順に並べています。費用はすべて税込の公式表示にもとづく目安です。
| 対応する検定 | 費用の目安(税込) | 学習形式 | 特徴 | |
| ヒューマンアカデミー(通信講座) | ネイリスト技能検定1〜3級/ジェルネイル技能検定 初〜上級 | 3級・初級コース159,000円/2・3級+初・中級コース279,000円/1〜3級+初〜上級コース359,000円(一括) | テキスト+eラーニング+添削、校舎でのスクーリング(無料回数付き) | 検定の級別にコースが分かれ、必要な級だけ選べる |
| アガルートアカデミー | ネイリスト技能検定2級・3級 | 2・3級対策 用具あり123,200円/用具なし52,800円、2級のみ 用具あり80,300円/用具なし46,200円 | 動画講義+オンライン個人レッスン+添削 | 認定講師との1対1レッスンで実技を確認。受講期間は365日 |
| ユーキャン | ネイリスト技能検定2・3級/JNAジェルネイル技能検定 初級 | 用具あり129,000円/用具なし49,000円(一括) | テキスト・DVD+添削7回 | 標準6か月。実技・筆記の検定対策テキストと公式問題集が付く |
| キャリカレ | ネイリスト技能検定2・3級(JADP認定資格とのW資格) | Aコース 全キット版124,600円/ジェルなし版118,000円/キットなし版93,800円ほか(キャンペーンあり) | テキスト・DVD+添削8回 | 質問は期間内なら無制限。サポート期間は最長600〜800日 |
ネイリスト検定・ジェルネイル検定の対策講座おすすめ4選
1. ヒューマンアカデミー(通信講座)

ネイリスト技能検定を1級まで、ジェルネイル技能検定を上級まで視野に入れる人には、ヒューマンアカデミーの通信講座が向いています。公式サイトのネイル講座一覧では、検定の級に合わせて「3級・初級スタートコース」「2級・中級シングルコース」「1級・上級シングルコース」「2・3級+初・中級のアドバンスコース」「1〜3級+初〜上級のトップネイリストコース」などが並び、対象の検定が各コースに明記されています。必要な級だけを選べるため、すでに3級を持っている人が2級だけ追加する、といった使い方ができます。
たとえば「3級・初級スタートコース」は159,000円(一括)、標準学習期間6か月で、ネイリスト技能検定3級とジェルネイル技能検定初級に対応します。教材はテキスト、eラーニング(視聴期間12か月)、実技用のネイル教材一式で、添削は4回からです。「2・3級+初・中級のアドバンスコース」は279,000円(標準12か月、添削9回から)、「1〜3級+初〜上級のトップネイリストコース」は359,000円(標準12か月から、添削16回から)で、前者はスクーリング無料3回、後者は無料5回が付くと案内されています。
通信講座でありながら、全国の校舎で講師から直接指導を受けられるスクーリングが用意されている点も特徴です。公式サイトには、3級・初級スタートコースの模擬試験は有料と記載されているため、受講前に実際にかかる費用の範囲も確認しておくと安心です。費用は他社より高めですが、1級までの長い道のりを1社で通して学びたい人には、検討する価値があります。
| 対応する検定 | ネイリスト技能検定1〜3級/ジェルネイル技能検定 初〜上級(コースにより異なる) |
| 費用(税込) | 3級・初級コース159,000円/2・3級+初・中級コース279,000円/1〜3級+初〜上級コース359,000円(一括) |
| 学習形式 | テキスト・eラーニング・添削、校舎でのスクーリング(無料回数はコースにより1〜5回) |
| サポート | コースにより在籍期間6〜18か月、eラーニング視聴期間12〜36か月 |
2. アガルートアカデミー(JNECネイリスト技能検定試験 2級・3級対策講座)

費用を抑えながら、認定講師の個別レッスンで実技を確認したい人には、アガルートアカデミーの「JNECネイリスト技能検定試験 2級・3級対策講座」が合います。公式サイトの講座ページでは、講義動画で手順を学んだあと、講師と1対1のオンライン個人レッスンを受けられると案内されています。講師はNPO法人日本ネイリスト協会の認定講師である森上由理さんです。
価格は、2級・3級の対策講座で用具ありが123,200円、用具なしが52,800円、2級のみの対策講座は用具ありが80,300円、用具なしが46,200円です(いずれも税込)。すでにネイル用具を持っている人は用具なしを選べるため、初期費用を大きく下げられます。受講期間は購入日から365日で、分割払いは12回まで手数料無料と公式に記載されています。他校乗換割引と受験経験者割引は、受講料の10%OFFです。
個人レッスンは2級・3級それぞれ1回(各40分程度)、あわせてモデル爪のチェック・アドバイスが各1回付きます。用具ありのコースには、検定で使うプロ仕様の用具一式のほか、筆記対策テキスト(公式問題集・テクニカルシステムベーシック)が送付されると案内されています。講義時間は3級対策が約3時間、2級対策が約6時間で、短期間で要点をつかみたい人に向く構成です。ただし、対象はネイリスト技能検定の2級・3級で、1級とジェルネイル技能検定は含まれていません。
| 対応する検定 | ネイリスト技能検定 2級・3級 |
| 費用(税込) | 2・3級 用具あり123,200円/用具なし52,800円、2級のみ 用具あり80,300円/用具なし46,200円 |
| 学習形式 | 動画講義+オンライン個人レッスン(2級・3級各1回)+モデル爪のチェック |
| 受講期間・割引 | 購入日から365日。12回分割(手数料無料)、他校乗換・受験経験者は10%OFF |
3. ユーキャン(ネイリスト講座)

ネイリスト技能検定とジェルネイル検定の初級を、道具のセットと一緒に始めたい人には、ユーキャンのネイリスト講座が向いています。公式サイトでは、対象がネイリスト技能検定2・3級とJNAジェルネイル技能検定初級と明記されており、標準6か月で必要な知識と技術を身につけ、合格を目指す講座として案内されています。
受講料は、用具ありコースが129,000円(税込・一括)、用具なしコースが49,000円です。分割払いは用具ありで8,660円×15回、用具なしで3,800円×13回と公式に示されています。用具ありコースには、ネイルチップ、LEDライト、ジェルネイルキットなどのプロ仕様の用具が含まれ、公式サイトでは検定本番でも使えるとされています。
教材はレッスンテキスト5冊とレッスンDVD、検定対策テキスト2冊(実技・筆記)、公式問題集で、添削は7回、質問は1日3問まで対応と案内されています。学習指導は受講開始から18か月までです。実技試験で「テーブルセッティングも含め採点される」点や、用具・モデル選びのコツ、事前準備の流れまで解説する、と公式サイトに書かれているため、はじめて受験する人にとって当日のイメージをつかみやすい講座です。なお、ネイリスト技能検定1級とジェルネイル技能検定の中級・上級は対象外です。
| 対応する検定 | ネイリスト技能検定 2・3級/JNAジェルネイル技能検定 初級 |
| 費用(税込) | 用具あり129,000円(分割8,660円×15回)/用具なし49,000円(分割3,800円×13回) |
| 学習形式 | テキスト5冊・DVD・検定対策テキスト2冊・公式問題集、添削7回、質問1日3問まで |
| 学習期間 | 標準6か月(受講開始から18か月まで指導) |
4. キャリカレ(プロフェッショナルネイルデザイナー講座)

検定対策に加えて、民間の認定資格もセットで取りたい人には、キャリカレの「プロフェッショナルネイルデザイナー講座」が選択肢になります。公式サイトでは、JNEC「ネイリスト技能検定試験(2・3級)」の対策と、JADP(日本能力開発推進協会)認定の「プロフェッショナルネイルデザイナー」の両方に対応するW資格取得の講座として案内されています。ジェルネイル技能検定の対策は、公式サイトからは確認できませんでした。
コースはサポート期間の違いでA(800日)・B(700日)・C(600日)の3つがあります。Aコースの受講料は、全キット版が124,600円、ジェルなし版が118,000円、キットなし版が93,800円です(税込)。公式サイトでは、2026年11月5日までのキャンペーンとしてBコースが大幅に割引されると表示されており、全キット版の通常価格114,600円が69,800円になる例が示されていました。キャンペーンの有無で金額が大きく変わるため、申込前に最新の価格を確認してください。
教材はテキスト3冊、デザインアートブック1冊、DVD9枚で、キット付きの場合は基本・アート・スカルプチュア・ジェルを含む41アイテム(ジェルなし版は35アイテム)が付属します。添削は8回、質問は専任講師にサポート期間内であれば何度でも無料で尋ねられるとされています。検定の実技を見てもらう個別レッスンやスクーリングは公式サイトで確認できなかったため、実技の仕上がりは添削と自分での練習で確かめるスタイルになります。
| 対応する検定 | ネイリスト技能検定 2・3級(JADP認定資格とのW資格) |
| 費用(税込) | Aコース 全キット版124,600円/ジェルなし版118,000円/キットなし版93,800円(Bコースはキャンペーンで割引表示あり) |
| 学習形式 | テキスト3冊・DVD9枚・デザインアートブック、添削8回、質問無制限(期間内) |
| サポート期間 | コースにより最長600〜800日 |
検定対策の講座と「ネイルスクール」の違い・使い分け
ネイルを学ぶ方法には、検定対策の通信講座のほかに、ネイルスクールへの通学やオンラインレッスンがあります。検定対策の通信講座は、「検定に合格すること」を目的に、試験の出題範囲と実技課題に絞って学べるのが強みです。一方、ネイルスクールは、サロンワークで必要になる接客やデザインの幅、機材の使い方まで総合的に学べます。
検定を目標に最短で進みたい人は検定対策講座、就職・開業までを見据えて技術全般を身につけたい人はスクール、という整理がしやすい違いです。ネイルスクールのオンライン講座については、次の記事で費用と特徴を比較しています。

ネイルと並んで人気の美容系資格には、エステティシャンもあります。エステティシャンの資格の取り方や養成スクールは、次の記事で比べています。

ネイルケアの延長で、ハンドケアやアロマにも関心がある人には、アロマテラピー検定の通信講座も候補になります。アロマテラピー検定の対策講座については、次の記事で紹介しています。

よくある質問
Q. ネイリスト技能検定とジェルネイル検定は、どちらから受けるべきですか?
A. どちらにも、先に取らなければならない決まりはありません。ネイルケアやカラーリング、アートなど幅広い基本を身につけたい人はネイリスト技能検定の3級、ジェル施術を重点的に学びたい人はジェルネイル技能検定の初級から始めるとよいでしょう。両方の初級・3級に対応した講座もあります。
Q. ネイリスト技能検定は3級から順に受ける必要がありますか?
A. はい。JNECの公式サイトによると、3級は義務教育を修了した方であれば誰でも受験できますが、2級は3級取得者のみ、1級は2級取得者のみが受験できます。ジェルネイル技能検定も、中級は初級合格者のみ、上級は中級合格者のみが対象です。
Q. 実技試験のモデルはどうすればよいですか?
A. ネイリスト技能検定では、モデルを連れていくか、JNEC認定モデルハンドを持参して受験します。認定モデルハンドは自分で用意する必要があり、申込時に選んだ方法は後から変更できません。詳しい規定は、JNEC公式サイトで確認してください。
Q. 不合格だった場合、再受験で何か免除されますか?
A. JNECの公式サイトでは、結果が「筆記のみ合格」だった場合、次回に同じ級を受験するときに限り筆記試験が免除されると案内されています。初めて受験する場合は対象外で、受験料は試験が中止になった場合を除いて返金されません。
Q. ネイル検定は年に何回ありますか?
A. ネイリスト技能検定は、2026年は夏期(7月)と秋期(10月)、2027年冬期(1月)といった形で試験期ごとに実施され、級によって実施の有無が異なります(たとえば2026年夏期は2級・3級、冬期も2級・3級)。ジェルネイル技能検定は、オフィシャル会場では毎年6月と12月の年2回です。申込期間は短いため、公式サイトでこまめに確認しましょう。
Q. 通信講座だけで、検定に必要な実技の技術が身につきますか?
A. 講座によって実技を見てもらえる仕組みが異なります。オンライン個人レッスンやスクーリング、添削などの仕組みが整っている講座を選び、自分でも本番の時間配分で通し練習を重ねることが大切です。講座に入ること自体が合格を保証するわけではない点にも、注意してください。
Q. 受験料のほかに、どんな費用がかかりますか?
A. ネイリスト技能検定では、申込時に別途システム手数料がかかります。このほか、練習や本番で使うネイル用具、練習用チップや認定モデルハンド、公式問題集(定価4,400円・税込)などの費用が必要です。用具が含まれる講座を選ぶと、別にそろえる手間は減らせます。
【豆知識】ネイルサロン市場と検定受験者の動き
ネイルを学ぶ人が多いのは、ネイルサロンの利用が身近だからです。リクルートのホットペッパービューティーアカデミーが2026年6月25日に公表した「美容センサス2026年上期 ネイルサロン編」と、JNEC公式サイトの数字から、いまの動きを見てみましょう。
- ネイルサロンの市場規模(推計)は1,416億円で、前年比2.7%減でした。
- 女性のネイルサロン利用率は9.2%で、前年より0.6ポイント上がりました。一方、女性の年間利用回数は5.67回(前年比6.6%減)、1回あたりの利用金額は6,115円(前年比2.5%減)でした。
- ネイリスト技能検定の2026年夏期(7月)の受験者数は、2級3,308人・3級5,958人で、合計9,266人でした。2025年秋期までの累計受験者数は約107万人(1,070,529人)です。
- 検定の受験者数は、JNECの公式ページで年ごとの増減までは確認できなかったため、増えているか減っているかは判断できません。
市場規模は前年から減少しており、「ネイルの仕事は今後も広がる」と言い切れる状況ではありません。一方で、女性の利用率は上昇しており、ネイルに触れる人の裾野は広がっています。上記は調査機関の推計・公式発表の数字であり、今後の動向や、資格取得による就職・収入への効果を保証するものではありません。最新の情報は、各公式サイトでご確認ください。
出典:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「【ネイルサロン編】美容センサス2026年上期」(2026年6月25日公表)、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験とは」「合否結果」(公式サイト内、2026年夏期分)(いずれも2026年10月24日閲覧)
まとめ
ネイル検定の対策講座は、ネイリスト技能検定を1級まで、ジェルネイル技能検定を上級までつなげて学びたいならヒューマンアカデミー、2級・3級を認定講師の個別レッスン付きで費用を抑えて進めたいならアガルートアカデミー、ネイリスト技能検定2・3級とジェルネイル初級をセットで道具ごと始めたいならユーキャン、民間の認定資格とのW取得も考えるならキャリカレ、という選び分けが基本になります。
理由は、検定の受験資格や試験内容はJNEC・JNAが公式に定めている一方で、講座は対応する級、用具の有無、実技を見てもらえる仕組み、費用が会社ごとに大きく異なるからです。3級の累計合格率が85.46%、2級が43.94%と差が大きいことから、とくに2級以上を目指すなら、実技のチェックを受けられる環境を選ぶ意味は大きいといえます。まずは目指す級と試験日をJNEC・JNAの公式サイトで確認し、気になる講座の資料や最新の料金を公式サイトで見比べたうえで、申込期間から逆算して学習を始めてみてください。

