【2026年最新】技術士試験の通信講座おすすめ5選!一次・二次の費用を徹底比較

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「技術士を目指したいけれど、第一次試験と第二次試験で何が違うのか分からない」「二次試験は論文と口頭試験があると聞いて、独学で大丈夫か不安」「通信講座を探すと会社ごとに内容がバラバラで比べにくい」。そんな悩みを持つ方に向けて、この記事では日本技術士会・文部科学省の公式情報で試験の仕組みを整理したうえで、技術士向けの講座を実際に公式サイトで確認できた5つのサービスを比較します。

技術士試験は、日本技術士会の統計によると令和7年度の合格率が第一次試験で33.8%(受験者17,013人に対し合格者5,754人)、第二次試験で11.4%(受験者24,135人に対し合格者2,752人)という難関の国家試験です。第二次試験は記述式の筆記に加えて口頭試験があり、受験申込書や実務経験証明書の出来も問われます。そのため、講座を選ぶときは「受講料」だけでなく、添削の回数、口頭試験への対応、自分の技術部門に対応しているかを見ておくことが大切です。

なお、TACのように幅広い資格講座を持つ予備校でも、公式の講座一覧には技術士の講座が見当たらないところがあります。この記事では、公式サイトで技術士向けの講座(一次試験対策・二次試験対策・論文添削など)の存在と料金を確認できたサービスだけを取り上げています。料金や日程は2026年10月時点で公式サイトに掲載されていた内容で、変更される場合があるため、申込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

目次

技術士の通信講座・対策講座5社を一覧で比較

まずは5社の違いを、一次試験対策・二次試験対策・添削やサポート・対応部門・学習形式の5つの観点で一覧にしました。料金はいずれも税込で、公式サイトに載っていた各コースの代表的な価格です(個別の内容は後半の各社紹介で説明します)。

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一次試験対策二次試験対策添削・サポート対応部門学習形式
スタディング建設部門 合格コース 14,850円合格コース(17部門) 69,300円
総合技術監理部門コース 59,400円
添削課題 全10回(申込書1・筆記4・追加4・口頭1)
質問カード3回分
口頭試験対策(想定質問集80問)
二次は17部門に専用添削課題
繊維・生物工学・原子力放射線は過去問で添削
オンライン完結(動画・テキスト・添削)
アガルートアカデミー部門別(建設・電気電子・農業・機械・上下水道) 21,780円
基礎・適性のみ 14,300円
20部門 フル 107,800円
20部門 ライト 63,800円
総合技術監理 フル 151,800円/ライト 107,800円
フル: 記述式添削5回・実務経験証明書添削3回・口頭試験オンライン模試1回・質問50回
ライト: 添削なし・質問20回
一次は5部門
二次は20部門+総合技術監理
オンライン講義(動画)
SAT部門別(建設・機械・農業・電気電子・上下水道) 21,780円
基礎・適性のみ 14,300円
パーフェクト講座 141,680円
筆記試験・添削講座 119,680円
口頭試験対策講座 32,780円
パーフェクト: 添削15回(業務経歴書6・筆記各科目9)・ZOOM模擬口頭試験3回・ZOOM相談会5回・メール質問30回
30日間返金保証(条件あり)
一次は5部門
二次は販売中の部門を購入画面で選択
eラーニング(動画・音声)+冊子
新技術開発センター一次試験合格対策講座(添削3回) 25,400円
令和8年度パーフェクトコース 98,000円
添削ベーシック(添削4回) 46,000円
オンライン講義配信プレミアム 73,000円
完全合格対策講座 85,000円
合格一直線コース 194,000円
受験申込書の添削付き
添削4〜10回(コースにより異なる)
スクーリング・模擬試験のコースあり
二次は総合技術監理を含む18部門
一次は16部門(令和8年度版)
郵送添削・オンライン動画・会場スクーリング
JES(日本技術サービス)一次試験の動画学習コースは終了予定スタンダード 178,100円
トータル 232,960円
筆記試験対策 158,100円
口頭試験対策 89,980円
プレミアム 550,000円
論文添削は課題数の範囲内で回数無制限
担当講師へ直接質問
模擬口頭試験は別コース(49,800円/日)
全21部門セミナー(Zoom等)+メール添削

一次試験の対策だけを探しているなら、一次向けのコースを用意しているスタディング・アガルート・SAT・新技術開発センターが候補になります。二次試験まで見据えて論文添削や口頭試験対策を重視するなら、5社すべてが選択肢です。ただし対応する技術部門や添削の回数・形式はそれぞれ違うので、次の章で試験の仕組みを確認してから、各社の紹介を読み比べてみてください。

技術士試験とは?公式情報で押さえる試験制度の基礎知識

技術士は、技術士法に基づく科学技術分野の国家資格です。試験は文部科学省が所管し、実施は指定試験機関である公益社団法人日本技術士会が行っています。試験は「第一次試験」と「第二次試験」の2段階に分かれており、第二次試験に合格して登録すると技術士を名乗れる仕組みです。第一次試験は、技術士になるための第1段階として位置づけられています。

第一次試験と第二次試験の違い

講座を選ぶ前に、2つの試験の性格の違いを整理しておきましょう。次の表は、日本技術士会が公表している令和8年度の実施案内をもとにまとめたものです。

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第一次試験第二次試験
受験資格年齢・学歴・業務経歴などによる制限なし技術士補となる資格を持ち、所定の実務経験(4年または7年、総合技術監理部門は7年または10年を超える期間)が必要
技術部門総合技術監理部門を除く20部門総合技術監理部門を加えた21部門
試験の形式マークシート(五肢択一式)の筆記のみ筆記試験(記述式)と口頭試験(口頭は筆記合格者のみ)
試験科目基礎科目・適性科目・専門科目(自分で選んだ1部門)必須科目と選択科目(総合技術監理部門は別構成)
合格基準各科目50%以上の得点筆記・口頭とも各科目・試験事項で60%以上の得点
受験手数料(令和8年度)13,000円20,500円
令和8年度の日程筆記試験 令和8年11月22日(日)、合格発表は令和9年2月筆記試験 令和8年7月19日・20日、口頭試験は令和8年12月〜令和9年1月、最終合格発表は令和9年3月中旬

合格基準は、文部科学省が公表した令和7年度の「技術士試験合否決定基準」(令和7年2月5日)によるものです。一次試験は科目ごとに50%以上、二次試験は筆記の各科目と口頭試験の各試験事項で60%以上が目安になっています。令和9年度以降の日程や手数料は、日本技術士会が毎年あらためて公表するため、受験を決めたら公式の実施案内で確認してください。

21の技術部門と専門科目

第一次試験の専門科目は、受験者があらかじめ選ぶ1つの技術部門について出題されます。日本技術士会の公表では、次の20部門です(第二次試験では、これに総合技術監理部門が加わって21部門になります)。

  • 機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、繊維、金属、資源工学
  • 建設、上下水道、衛生工学、農業、森林、水産
  • 経営工学、情報工学、応用理学、生物工学、環境、原子力・放射線

部門によって受験者数には大きな差があります。令和7年度の第一次試験では、建設部門が受験者8,905人・合格者2,950人(合格率33.1%)と全体の半数超を占め、機械部門は受験者1,723人・合格者475人(27.6%)、電気電子部門は受験者1,410人・合格者467人(33.1%)でした。通信講座も受験者の多い部門から順に整備される傾向があるため、自分の部門に対応した講座があるかは必ず確認しましょう。

第二次試験の受験資格と「技術士補」

第二次試験を受けるには、まず「技術士補となる資格」を得る必要があります。日本技術士会の案内では、第一次試験に合格するか、文部科学大臣が指定した教育課程(JABEE認定課程など)を修了すると、この資格が得られるとされています。そのうえで、技術士補として技術士を補助した期間、または監督のもとで業務に従事した期間、あるいは通算の実務経験が所定の年数を超えると、第二次試験を受けられます。

実務経験の数え方はルートによって異なり、大学院(理科系)の修了や在学期間は最大2年を限度に年数へ反映できます。自分がどのルートに当たるかは、受験申込み案内で確認するのが確実です。

技術士試験の合格率の推移(令和3〜7年度)

日本技術士会が公表している統計をもとに、直近5年度の結果をまとめました。合格率は受験者に対する割合です。第二次試験の数字には総合技術監理部門を含みます。

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一次 受験者一次 合格者一次 合格率二次 受験者二次 合格者二次 合格率
令和3年度16,977人5,313人31.3%22,903人2,659人11.6%
令和4年度17,225人7,264人42.2%22,489人2,632人11.7%
令和5年度16,631人6,601人39.7%22,877人2,690人11.8%
令和6年度16,666人6,233人37.4%23,043人2,395人10.4%
令和7年度17,013人5,754人33.8%24,135人2,752人11.4%

一次試験の合格率は3〜4割台、二次試験は10〜12%前後で推移しています。二次試験はおよそ9〜10人に1人しか受からない水準で、受験者の多くが社会人として働きながら準備していることを考えると、論文の書き方や口頭試験の準備を一人で進めるのが難しいと感じる方が多いのも自然です。ここに添削や模擬口頭試験といった講座のサポートが生きてきます。

技術士と一緒に検討されやすい技術系の資格

技術士の受験を考える方は、現場の資格や設計・測量系の国家資格も同時に検討していることが多いものです。土木・建設分野で実務に役立つ資格を探している方に向けて、土木施工管理技士の通信講座を比較した記事を用意しています。

測量の国家資格から技術系のキャリアを組み立てたい方には、測量士補の通信講座の比較記事が参考になります。

建築分野の設計者を目指す方は、一級建築士の通信講座を比較した記事もあわせて読んでみてください。

電気分野の資格に興味がある方向けには、電験三種の通信講座を比較した記事があります。

技術士の通信講座・対策講座の選び方

技術士の講座は、一般的な資格講座と違って「何を学ぶか」より「どう書くか・どう答えるか」の比重が大きいのが特徴です。次の5つの観点で見ていくと、自分に合う講座を絞り込みやすくなります。

  1. 一次と二次のどちらを対策したいか(一次は知識の習得、二次は論文と口頭の訓練が中心)
  2. 自分の技術部門に対応しているか(建設・電気電子・機械などに偏る講座が多い)
  3. 添削の回数と中身(回数制限の有無、受験申込書・実務経験証明書まで見てもらえるか)
  4. 口頭試験への対応(想定質問集、模擬口頭試験の有無と回数)
  5. 学習形式と費用(動画中心か、スクーリングやセミナー参加が必要か、受講期間や受講料)

特に二次試験は、筆記で問われる能力を口頭試験でも深掘りされるため、受験申込書の書き方から口頭試験までを一貫して見てもらえるかどうかが、講座ごとの違いになりやすいところです。

技術士の通信講座・対策講座おすすめ5選

1. スタディング 技術士講座

スタディング技術士講座の公式サイト

スマートフォンやパソコンで動画を見ながら、添削までオンラインで完結させたい社会人には、スタディングの技術士講座が向いています。公式サイトでは、二次試験の合格コースが69,300円(税込)、総合技術監理部門コースが59,400円、一次試験は建設部門の合格コースが14,850円と案内されています。添削10回付きで7万円弱という価格設定なので、費用と添削回数のバランスを見たい方が比較の起点にしやすい講座です。

二次試験講座の中身は、講義動画31回に加えて、添削課題が全10回(受験申込書1回、筆記4回、追加提出4回、口頭試験1回)と手厚い構成です。筆記試験の添削は、コンピテンシー(技術士に求められる資質能力)の観点で採点し、総評・良い点・改善点・コンピテンシー別コメントの4項目で講評される形式だと公式に説明されています。添削は提出から約1週間程度で返却とされ、17部門分・3年分のA評価解答例や、想定質問集80問・回答例23問の口頭試験対策も収録されています。

対応部門は、二次試験の17部門に専用の添削課題が用意され、繊維・生物工学・原子力放射線の3部門は過去問題での添削対応です。講師は技術士資格を持つ11名が21部門を担当すると案内されています。一次試験は過去問演習と解説が中心で、現時点で公式に確認できたコースは建設部門のみなので、他の部門で一次試験を受ける方は、他社の講座もあわせて見てみましょう。公式サイトの画面には、令和7年度の二次試験で72名の合格者が出たという記載もあります(同社の公表値です)。

二次試験合格コース(17部門) 69,300円/総合技術監理部門コース 59,400円(税込)
一次試験建設部門 合格コース 14,850円(税込)
二次の内容講義動画31回、添削課題全10回、質問カード3回分、A評価解答例(17部門・3年分)、口頭試験対策(想定質問集80問)
サポート添削は提出から約1週間で返却、質問は1週間程度で回答(年末年始・大型連休を除く)
学習形式オンライン完結(動画・テキスト・添削)、無料講座の体験あり

2. アガルートアカデミー 技術士試験講座

アガルートアカデミー技術士試験講座の公式サイト

一次から二次、総合技術監理部門まで幅広い講座を一社で揃えたい方には、アガルートアカデミーが向いています。公式サイトでは、一次試験は建設・電気電子・農業・機械・上下水道の5部門ごとの講座が21,780円(税込)、基礎・適性科目だけの講座が14,300円です。二次試験は20部門対応のフルカリキュラムが107,800円、ライトカリキュラムが63,800円、総合技術監理部門はフルが151,800円、ライトが107,800円と案内されています。

フルとライトの違いは、添削のサポートの有無です。二次試験20部門のフルカリキュラムには、記述式の添削5回(追加購入可)、実務経験証明書の添削3回、口頭試験のオンライン模試1回が含まれ、質問は50回まで利用できます。ライトカリキュラムは添削サポートがなく、質問は20回までです。自分で論文を書き進められる方や、予算を抑えたい再受験の方はライト、初めて二次試験に挑む方はフルというように、経験によって使い分けやすい設計です。

二次試験講座の講義時間は約7時間で、「文章の書き方」「筆記試験対策」「口頭試験対策」の3本柱で構成され、日比幸人講師(平成28年度に併願合格)が担当します。割引制度として、他校からの乗換割引(最大20%OFF)や受験経験者割引(10%OFF)が用意されていることも、再受験の方には見逃せません。合格特典も案内されていますが、条件は公式サイトで確認してください。

一次試験部門別(5部門) 21,780円/基礎・適性のみ 14,300円(税込)
二次試験20部門 フル 107,800円・ライト 63,800円/総合技術監理 フル 151,800円・ライト 107,800円(税込)
フルの内容記述式添削5回、実務経験証明書の添削3回、口頭試験オンライン模試1回、質問50回まで
割引他校乗換割引(最大20%OFF)、受験経験者割引(10%OFF)
学習形式オンライン講義、無料体験あり

3. SAT 技術士試験対策講座

SAT技術士試験対策講座の公式サイト

二次試験で業務経歴書や口頭試験まで手厚く見てもらいたい方には、現場・技術系資格を専門にするSATが向いています。公式サイトでは、一次試験の部門別コース(建設・機械・農業・電気電子・上下水道)が21,780円(税込)、基礎・適性科目だけのコースが14,300円で、メール質問は10回、標準学習期間は1年と案内されています。講義は部門共通の動画に加え、令和元年度〜令和7年度の過去問解説講義が付く構成です。

二次試験(総合技術監理部門以外)は、講座を3つに分けて選べます。パーフェクト講座は141,680円で、動画講義(約12時間、部門により異なる)、添削15回(業務経歴書6回、筆記は各科目9回ずつ)、メール質問30回、ZOOMの模擬口頭試験3回と相談会5回(いずれもマンツーマン指導)が含まれます。筆記試験・添削講座は119,680円、口頭試験対策講座は32,780円で、すでに筆記対策が進んでいる方が口頭試験対策だけを追加するといった使い方もできます。

SATは、公式ページで自社の受講者の「一次試験」の合格率(建設部門55.1%、電気電子部門50.0%。同社の記載では通常の合格率30%との対比)を公表しており、30日間の返金保証(条件あり)や、不合格時の質問回数リセットなどのサポートも案内しています。数字は同社が集計した値なので、集計の条件は公式サイトで確認したうえで、参考情報として受け取るとよいでしょう。教材の有効期限は、二次試験講座で2029年1月31日までとされており、複数年かけて受験する方にも使いやすい設計です。

一次試験部門別(5部門) 21,780円/基礎・適性のみ 14,300円(税込)
二次試験パーフェクト講座 141,680円/筆記試験・添削講座 119,680円/口頭試験対策講座 32,780円(税込)
パーフェクトの内容添削15回(業務経歴書6回・筆記各科目9回)、ZOOM模擬口頭試験3回、ZOOM相談会5回、メール質問30回
サポート30日間返金保証(条件あり)、スマートフォンでの質問、不合格時の質問回数リセット
学習形式eラーニング(動画・音声MP3)+冊子の教材

4. 新技術開発センター 技術士対策講座

新技術開発センターのロゴ

論文の添削を郵送中心で受けたい方や、会場のスクーリングで直接指導を受けたい方には、技術士試験の対策講座を長年開いている新技術開発センターが向いています。公式サイトでは、同社を「50年を超える伝統」の講座と説明し、毎年500名以上、累計10,000名以上の合格者が出ていると案内しています(同社の公表値です)。二次試験対策だけでも4つのコースがあり、予算や学習スタイルで選べます。

いちばん手頃な「添削ベーシックコース(合格対策講座)」は46,000円(税込)で、テキスト2冊と添削4回(受験申込書の添削を含む)がセットです。「オンライン講義配信プレミアム講座」は73,000円で、講義動画2本と添削6回が加わります。さらに、スクーリングを含む「完全合格対策講座」が85,000円(第1回スクーリング終了後の申込みは75,000円)、受験申込書から直前模擬試験までを揃えた「合格一直線コース」が194,000円(スクーリング開講後に第2回から申し込む場合は184,000円)です。

二次試験の必須科目Iでは「答案構成表」で答案の骨子を作る訓練を取り入れているのが、同社講座の特徴として公式に説明されています。対応部門は総合技術監理部門を含む18部門で、スクーリングの会場は東京・大阪・名古屋・福岡・オンラインから選べます(コースにより異なります)。一次試験向けにも、添削3回の「技術士第一次試験合格対策講座」(25,400円)と、模擬試験・スクーリングを含む令和8年度の「パーフェクトコース」(98,000円)が公式に掲載されています。

二次試験(添削ベーシック)46,000円(税込)。テキスト2冊、添削4回(受験申込書の添削付き)、在籍期間6か月
二次試験(その他)オンライン講義配信プレミアム 73,000円/完全合格対策講座 85,000円/合格一直線コース 194,000円(税込)
一次試験合格対策講座(添削3回) 25,400円/令和8年度パーフェクトコース 98,000円(税込)
対応部門二次は総合技術監理部門を含む18部門(オンライン等で受講できる部門はコースにより異なる)
学習形式郵送の添削・オンライン講義動画・会場スクーリング(コースにより異なる)

5. JES(株式会社日本技術サービス) 技術士第二次試験対策

JES技術士第二次試験対策専門スクールの公式サイト

二次試験の論文を何度でも書き直して添削してもらいたい方には、第二次試験の対策に絞った専門スクールのJESが向いています。公式サイトでは、2007年に開講した二次試験対策の専門スクールとして紹介され、論文添削は設定された課題数の範囲内で回数を気にせず受けられること、担当講師へ直接質問できることを前面に出しています。全21部門に対応し、総合技術監理部門までカバーしています。

コースは目的別に分かれ、受験申込書・実務経験証明書の作成から筆記試験対策、模擬試験までを学ぶ「スタンダードコース」が178,100円(税込)、そこに口頭試験の説明資料づくりを加えた「トータルコース」が232,960円です。JESの受講経験者向けには、筆記試験対策コース(158,100円)や、セミナーに参加せずメール添削を中心にするリベンジコース(新設記念価格90,000円)も用意されています。口頭試験だけの対策コース(89,980円)や、Zoomまたは会場で受ける模擬口頭試験(1日49,800円)は、他の講座で筆記対策をした方が単体で申し込むこともできます。

学習の進め方は、セミナーに参加しながらメールで添削指導を受ける形式で、純粋な通信講座というよりはセミナー型の講座です。価格帯は5社の中でも高めですが、論文を繰り返し直しながら実力を伸ばしたい方には選択肢になります。なお、一次試験向けの「動画学習コース」は動画配信サービスの終了に伴い、2026年11月20日で終了すると公式に告知されているため、一次試験の対策には使えません。

二次試験スタンダード 178,100円/トータル 232,960円/筆記試験対策 158,100円/専門充実 156,200円/プレミアム 550,000円(税込)
口頭試験口頭試験対策コース 89,980円/模擬口頭試験 1日49,800円(税込)
添削課題数の範囲内で回数無制限、担当講師へ直接質問
対応部門全21部門(総合技術監理部門コースあり、178,100円)
学習形式セミナー(Zoom等)+メール添削、一次試験の動画学習コースは終了予定

目的別に見る講座の選び分け

5社の講座は、どれも「どの試験を、どの形式で、いくらで」という3つの軸でかなり性格が分かれます。自分の状況に近いものから見ていくと、候補が絞りやすくなります。

  • まず一次試験に合格したい人は、建設・電気電子・機械など自分の部門に対応した一次向けコースを持つスタディング、アガルート、SAT、新技術開発センターが候補です。基礎・適性科目だけを補強したい場合は、アガルートとSATに該当する講座があります。
  • 費用を抑えて二次試験に挑みたい人は、公式の料金表示で二次試験の合格コースが約7万円のスタディングや、ライトカリキュラム(63,800円)のあるアガルート、添削ベーシック(46,000円)のある新技術開発センターを見てみましょう。
  • 添削と口頭試験を手厚く受けたい人は、添削15回とZOOM模擬口頭試験3回のSATパーフェクト講座、課題数の範囲で添削が無制限のJES、スクーリング・模擬試験付きの新技術開発センターが向いています。
  • 再受験で弱点だけ補いたい人は、口頭試験対策だけを購入できるSAT(32,780円)やJES(89,980円)、受験経験者割引のあるアガルートが使いやすいでしょう。

どの講座でも、自分の技術部門が対象に含まれているか、そして二次試験なら受験申込書や実務経験証明書まで見てもらえるかは、申込み前に必ず公式サイトで確認してください。部門によっては、添削や講義動画が対象外になっている場合があります。

技術士試験は独学でも合格できる?

結論から言えば、第一次試験は独学でも合格を狙えますが、第二次試験は独学だけだとやや難しいと言えます。理由は、第一次試験は受験資格の制限がなく択一式で、日本技術士会が過去問題と正答を公表しているため、自分で学習を組み立てやすいからです。一方の第二次試験は、記述式の論文と口頭試験で「あなた自身の経験と考え方」が問われ、自分の文章が評価基準に沿っているかを一人で判断しにくいという事情があります。

独学で一次試験に挑むなら、次の3ステップで進めると無駄が少なくなります。

  1. 過去問題を入手して出題傾向をつかむ(日本技術士会の公式サイトで過去問題と正答が公開されています)
  2. 基礎・適性科目は過去問の反復で得点源にする(各科目50%以上が合格基準なので、苦手科目を残さない)
  3. 専門科目は自分の部門の範囲に絞って演習する(出題範囲が広いため、頻出分野から着手する)

最新の過去問題集や参考書は、次のバナーから探してみてください。

楽天ブックス

第二次試験は、独学で知識を固めつつ、論文だけは講座の添削を利用するという使い分けもできます。実務経験証明書や受験申込書は、口頭試験の質問の元にもなる大切な書類なので、早い段階で第三者に見てもらう方法を決めておくと安心です。

令和9年度の受験に向けた学習スケジュールの目安

令和8年度の第二次試験は、受験申込みが4月上旬から中旬、筆記試験が7月中旬、口頭試験が12月から翌年1月でした(日本技術士会の実施案内による)。第一次試験は、申込みが6月、筆記試験が11月に行われています。令和9年度の日程は日本技術士会の発表を待つ必要がありますが、同じような時期に実施されるとして逆算すると、準備の見通しが立てやすくなります。

  • 秋〜冬:試験制度と自分の技術部門の確認、講座の比較・申込み。二次を受ける方は、受験申込書・実務経験証明書に書く業務の棚卸しを始める
  • 冬〜春:一次は基礎・適性・専門の過去問演習、二次は必須科目Iの論文の型づくりと添削の提出。二次の受験申込みは春先なので、書類の添削は早めに受ける
  • 春〜夏:二次は選択科目II・IIIの論文練習と模擬試験。一次は申込みの時期に合わせて総仕上げ
  • 秋〜冬:一次の本番。二次は筆記合格後に口頭試験対策(想定質問と模擬口頭試験)

二次試験の口頭試験は、筆記試験の答案と業務経歴をもとに行われるため、筆記と口頭の準備が別々のものではありません。講座を選ぶときも、書類・筆記・口頭を通して一貫して学べるかを見ておくと、学習の無駄が減ります。

技術士試験・通信講座のよくある質問

Q. 技術士の第一次試験は誰でも受けられますか?

A. 日本技術士会の実施案内では、第一次試験の受験資格に年齢・学歴・業務経歴などの制限はないとされています。第二次試験は、技術士補となる資格を持ち、所定の実務経験を超える期間が必要です。

Q. 第一次試験を受けずに第二次試験を受けられますか?

A. 第二次試験を受けるには「技術士補となる資格」が必要で、第一次試験の合格か、文部科学大臣が指定した教育課程(JABEE認定課程など)の修了のどちらかで得られます。ご自身がどちらに当たるかは、日本技術士会の案内で確認してください。

Q. 第一次試験の一部が免除される人はいますか?

A. 日本技術士会の案内では、中小企業診断士の登録者などが経営工学部門で受験する場合の専門科目の免除、情報処理技術者試験の高度試験や情報処理安全確保支援士試験の合格者が情報工学部門で受験する場合の専門科目の免除などが定められています。詳しい条件は受験申込み案内を参照してください。

Q. 総合技術監理部門とは何ですか?

A. 第二次試験にある21番目の技術部門で、安全管理・社会環境との調和・経済性・情報管理・人的資源管理の5つの観点から、業務全体を俯瞰する能力を問う部門です。必須科目に択一式と記述式があり、実務経験の年数も他の部門より長く設定されています。

Q. 口頭試験はどんな試験ですか?

A. 筆記試験に合格した方だけが受けられる試験で、技術士としての適格性を判定することに主眼が置かれます。筆記試験の記述式答案と業務経歴を踏まえて行われ、令和8年度は東京都で、令和8年12月から令和9年1月までの通知された日に実施されます。

Q. 通信講座はいつ頃から始めるのがよいですか?

A. 二次試験の受験申込みは例年春先(令和8年度は4月上旬〜中旬)で、受験申込書の作成が最初の関門になります。講座の添削に受験申込書が含まれているものもあるため、受験する年度の前の秋から冬には講座を決めておくと余裕を持って進められます。

【豆知識】技術士試験の受験者数の動き

日本技術士会が公表している統計では、技術士試験の受験者数は直近5年度でほぼ横ばいからやや増加の範囲に収まっています。

  • 第一次試験の受験者は、令和3年度が16,977人、令和7年度が17,013人で、ほぼ横ばいでした(令和7年度の合格率は33.8%)。
  • 第二次試験の受験申込者は、令和3年度の29,828人から令和7年度の30,700人へ、受験者は22,903人から24,135人へ、合格者は2,659人から2,752人へと、小幅に増えています(令和7年度の合格率は11.4%)。
  • 合格率は、第一次試験が3〜4割台、第二次試験が10〜12%前後で、この5年間は大きな変化がありません。

※上記は試験の実施結果であり、受験者数の増減が今後の資格の価値や就職・収入を保証するものではありません。最新情報は日本技術士会の公式サイトで確認してください。

出典:公益社団法人日本技術士会「技術士第一次試験 統計情報」「技術士第二次試験 統計情報」(令和7年度結果。令和8年2月・3月公表)

まとめ

技術士の講座選びは、「一次と二次のどちらを対策するか」と「添削・口頭試験にどこまで頼りたいか」で選び分けるのが基本です。費用を抑えて二次に挑むならスタディングやアガルートのライト、添削と口頭試験を厚く受けたいならSATやJES、スクーリングも使いたいなら新技術開発センターというように、5社それぞれに得意な領域があります。

理由は、技術士試験が受験者の1割強しか合格できない二次試験を中心に、論文の質と口頭での説明力を問う試験だからです。令和7年度も二次試験の合格率は11.4%にとどまっており、自分の技術部門に対応した講座・添削の形式を選べるかどうかが、準備の質を左右します。まずは自分の技術部門と受験したい年度を決めて、気になる講座の公式サイトで最新の料金・対応部門・添削の内容を確認してみてください。

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この記事を書いた人

教育事業の運営に長く携わってきた経験から、学びや資格の「選び方」を比較記事でお伝えしています。各分野の専門家として指導する立場ではなく、公式サイトなどの一次情報を確認し、料金・サポート・実績を読者の目線で整理することを大切にしています。記事にはアフィリエイト広告を含みますが、掲載の可否や順位づけは、読者にとっての分かりやすさを優先して判断しています。料金や日程は変更されることがあるため、お申込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

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