通関士の通信講座・オンライン講座おすすめ7選!費用や合格率を徹底比較

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日本は輸出入に頼る貿易立国であり、税関への申告書類を扱う通関手続きの専門家として、国家資格「通関士」の需要は根強く続いています。受験資格の制限が一切なく誰でも挑戦できる一方、合格率は例年10〜20%台にとどまる難関資格でもあるため、「独学で挑戦すべきか」「どの通信講座を使えば効率よく学べるか」と迷う人も多いはずです。この記事では、通関士資格の基本を整理したうえで、通信講座・オンライン講座を7社ピックアップし、受講料や学習スタイル、合格率などを比較していきます。

目次

通関士とは?貿易関連で唯一の国家資格

通関士は、輸出入貨物の税関手続きを代行する、貿易関連では唯一の国家資格です。通関業の許可を受けた通関業者に所属し、輸出入申告書類への記名押印など、通関士でなければ行えない独占業務を担います。年間を通じて膨大な件数にのぼる輸出入申告のなかで、関税法や関連法令に沿って正しく書類を作成・審査する専門性の高い仕事であり、通関業者だけでなく、商社やメーカーの貿易部門、物流・倉庫会社、航空会社の貨物部門などでも資格保有者が重宝されています。

通関士になるには、国家試験「通関士試験」に合格したうえで、勤務先が財務大臣の確認を受ける必要があります。試験自体には学歴・年齢・国籍などの受験資格の制限が一切なく、学生から社会人まで誰でも挑戦できるのが大きな特徴です。

通関士試験の科目と合格基準

通関士試験は、「通関業法」「関税法等」「通関書類の作成要領その他通関手続の実務」の3科目から出題されます。合格基準は各科目で満点の60%以上を獲得することで、1科目でも基準に届かないと不合格になる科目別基準制が採られているのが特徴です。なお、通関業者等で一定期間の実務経験がある人は、申請により科目の一部が免除される制度もあります。

試験は例年10月に全国の税関所在地で実施され、合格発表は11月頃です。令和7年度(第59回)試験の合格率は15.1%で、法律系の国家資格のなかでも難易度が高い部類に入ります。出題範囲が広く、法令の細かい数字や手続きの流れを正確に覚える必要があるため、独学で挑む場合も計画的な学習が欠かせません。

通関士の通信講座・オンライン講座 比較表

まずは今回取り上げる7社を、受講料・学習スタイル・特徴の軸で一覧にしました。価格は記事執筆時点の税込表示です。キャンペーン等で変動することがあるため、最終的な金額は各社公式サイトで確認してください。

スクロールできます
受講料(税込目安)学習スタイル特徴
アガルートアカデミー入門129,800円
中上級140,800円
単科60,280円〜
映像講義+オリジナルテキスト合格率47.5%(令和7年度)
全額返金特典・乗換割引
LEC東京リーガルマインド初学者コース202,950円Web通信(動画・音声DL対応)法律系資格予備校45年の実績
上位コース「必勝コース」も選択可
フォーサイトデジタルプラン29,800円
スピード合格講座52,800円
フルカラーテキスト+倍速視聴合格率33.3%(令和7年度)
累計受講者16,176名
ユーキャン64,000円
(月々4,970円×13回)
紙教材メイン+スマホ学習サイト開講20年以上・延べ6.1万人受講
教育訓練給付金対象
マウンハーフジャパンコースにより異なる(公式サイトで要確認)映像講義(テキスト/コンプリートの2コース)指導歴35年以上・片山立志氏監修
スマホ完結型のeラーニング
日本関税協会83,600円
(早割62,700円)
通信教育(テキスト+Web)税関研修所の元教官が講師
開講50年以上の老舗講座
TACスマートWeb本科生88,000円〜通学・Web通信から選択可大手資格予備校の教材・模試
クラス担任制のフォロー

通関士の通信講座おすすめ7選

1. アガルートアカデミー

社労士や行政書士、宅建士など法律系資格で豊富な実績を持つアガルートアカデミーは、通関士講座でも「徹底的な過去問分析とコンパクトな解説」を武器にしています。令和7年度試験では受講生の合格率47.5%を公表しており、これは全国平均13.9%の約3.4倍にあたる数字です。プロ講師による映像講義とオリジナルテキストを軸に、3段階の問題演習と科目並行学習を組み合わせたカリキュラムで、短期間での合格を目指す人に向いています。

受講料は入門カリキュラム129,800円、中上級カリキュラム140,800円、単科講義(全科目)60,280円からと、学習経験に応じて選べるラインナップです。他校からの乗り換えで最大20%OFF、受験経験者はさらに10%OFFになる割引制度に加え、一定の条件を満たすと受講料が実質無料になる合格特典も用意されており、コストパフォーマンスを重視する人にも選ばれています。

受講料入門129,800円・中上級140,800円・単科60,280円〜
合格率47.5%(令和7年度、全国平均13.9%の約3.4倍)
学習スタイル映像講義+オリジナルテキスト
割引・特典他校乗換20%OFF・受験経験者10%OFF・合格特典(全額返金)

2. LEC東京リーガルマインド

法律系資格の指導で45年の実績を持つLEC東京リーガルマインドは、通関士講座でも「法律のLEC」らしい丁寧な講義が特徴です。関税法や通関業法といった法令科目を丸暗記に頼らず、条文の背景や考え方から理解して定着させるスタイルで、実務経験豊富な専任講師が担当しています。初学者向けの「初学者コース」に加え、合格に近づく講座を加えた上位の「必勝コース」も用意されており、自分の学習経験に合わせてコースを選べます。

受講料は初学者コース202,950円(税込)で、全65回・計159時間というボリュームのある講義で基礎から実践力まで引き上げる構成です。Web動画・音声ダウンロード・スマホ視聴にすべて対応しているため、通信講座のみの提供ながら、自分のペースでマイペースに進めたい人にも使いやすくなっています。

受講料初学者コース202,950円(税込)
講義数全65回+模試(計159時間)
学習スタイル通信講座のみ(Web動画・音声ダウンロード対応)
コース初学者コース・必勝コース(上位版)

3. フォーサイト

資格講座のなかでも価格の手頃さと教材の質の高さで知られるフォーサイトは、通関士講座でも「こだわりのフルカラーテキスト」と倍速再生対応の講義動画を組み合わせています。令和7年度試験では受講生合格率33.3%を公表しており、全国平均の2倍以上という実績です。累計受講者数は16,176名にのぼり、スキマ時間学習に特化したeラーニングシステム「ManaBun」を使えば、通勤時間などの細切れ時間でも学習を進めやすいのが特徴です。

受講料はデジタルプランなら29,800円、紙のテキストが付くスピード合格講座でも52,800円と、今回紹介する講座のなかでも低価格帯に入ります。月々払い(ペイディあと払い)を使えば4,400円×12回という分割も可能で、初めて資格の通信講座を使う人にも手を出しやすい価格設定です。

受講料デジタルプラン29,800円・スピード合格講座52,800円
合格率33.3%(令和7年度、累計受講者16,176名)
学習スタイルフルカラーテキスト+倍速視聴の講義動画
特徴eラーニング「ManaBun」でスキマ時間学習

4. ユーキャン

通信講座の老舗として知名度が高く、通関士講座も開講から20年以上・延べ6.1万人以上が受講してきた実績があります。受講生のうち78.4%が学習経験のない初学者というデータもあり、「初めて資格の通信講座を使う」「まずは安心できるブランドで選びたい」という人に向いています。メインテキスト6冊に加え、過去問題集や専門対策DVD2巻など紙の教材を中心にしつつ、スマホ対応のデジタル学習サイトでも進められる構成です。

受講料は一括64,000円(分割なら月々4,970円×13回)で、標準学習期間は6ヶ月を目安としています。添削課題は全7回(修了試験1回含む)で、分からない点は1日3問まで質問できる体制が整っているほか、一定の条件を満たせば受講料の一部が戻る教育訓練給付金の対象講座にもなっています。

受講料64,000円(月々4,970円×13回)
学習期間目安6ヶ月
サポート添削7回・質問対応(1日3問まで)
実績開講20年以上・延べ6.1万人受講

5. マウンハーフジャパン

マウンハーフジャパンは、通関士試験の通信講座を起源とする社会人教育のパイオニアで、指導歴35年以上の片山立志氏が監修・直接指導する「通関士絶対合格通信講座」を展開しています。専門用語から難解な法令まで図をふんだんに使ったオリジナルテキストと、スマホで完結するMHJeラーニングプラットフォームを組み合わせており、初めて法律系試験に挑む人でも理解しやすい構成が特徴です。累計の合格者数は数万人にのぼり、通関士指導だけで実績を積み重ねてきた専門校ならではの安心感があります。

コースは基礎映像講義付きの「テキストコース」と、本論編・演習編まで含む「コンプリートコース」の2段階で、再受講・再受験の人は早期割引との併用で最大55%OFFになる制度も用意されています。具体的な受講料はコースや申込時期によって変動するため、公式サイトで最新の金額を確認することをおすすめします。

受講料コースにより異なる(公式サイトで要確認・最大55%OFF制度あり)
コーステキストコース・コンプリートコース
学習スタイル片山立志氏監修の映像講義+オリジナルテキスト
実績指導歴35年以上・累計合格者数万人

6. 日本関税協会

公益財団法人日本関税協会は、開講以来50年以上にわたって支持され続けてきた「通関士養成通信教育講座」を提供しています。講師を務めるのは税関研修所の元教官で、実務に裏打ちされた指導力に定評があります。初学者でも分かりやすいテキストに加え、全7回の提出課題、Web講義や一問一答式のWebアプリなど学習サポートも充実しており、過去の質問と回答がデータベース化されているため、他の受講生の疑問も参考にできる仕組みも用意されています。

受講料は通常83,600円、早期申込(例年2月中旬締切)なら62,700円です。開講期間は4月から9月までと決まっており、申込は年1回・期間限定の受付となる点には注意が必要です。公的機関が運営する老舗講座としての信頼性を重視する人、税関実務に近い視点で学びたい人に向いています。受付期間を過ぎている場合は、次年度の募集案内を公式サイトで確認してください。

受講料83,600円(早割62,700円)
開講期間4月〜9月(申込は年1回・期間限定)
講師税関研修所の元教官
実績開講50年以上の老舗講座

7. TAC

資格の学校として全国に展開するTACは、税理士や社労士など難関資格で培ったノウハウを通関士講座にも活かしています。2027年合格目標の「総合本科生S」は全55回の講義に過去問演習講義を組み込んで基礎から完全マスターを目指す本格派コースで、Web通信講座専用の「スマートWeb本科生」は全35回とよりコンパクトな設計です。クラス担任制によるフォローや無料体験受講、全国模試など、大手予備校ならではの手厚いサポート体制も魅力です。

受講料はスマートWeb本科生で88,000円からと、紹介した大手予備校のなかでは比較的リーズナブルな部類に入ります。通学・通信(Web)のどちらでも受講できる柔軟さがあるため、「最初は通信で様子を見て、必要に応じて通学に切り替えたい」という人にも向いている講座です。

受講料スマートWeb本科生88,000円〜
講義数総合本科生S全55回・スマートWeb本科生全35回
学習スタイル通学・Web通信から選択可
サポートクラス担任制・無料体験受講・全国模試

通関士の通信講座を選ぶときの4つのポイント

7社を見てきましたが、どれを選べばよいか迷う人も多いはずです。申し込む前に、次の4つの観点で自分の状況と照らし合わせてみてください。

  1. 映像中心かテキスト中心か、自分に合う学習スタイルか(スキマ時間重視ならスマホ完結型、じっくり取り組みたいなら紙教材中心の講座が向く)
  2. 受講料だけでなく、サポート体制まで含めたトータルコストで比較する(添削回数や質問対応の有無、割引制度や教育訓練給付金の対象かどうかも含めて考える)
  3. 合格率や受講実績を公表しているかどうか(講座ごとの実績が比較の目安になる。ただし算定基準が各社で異なる点には注意する)
  4. 申込・開講のタイミングが自分のスケジュールに合うか(日本関税協会のように開講期間が限定されている講座もあるため、申込時期は事前に確認しておく)

通関士は貿易の専門資格ですが、実務ではインボイスや契約書など英語の書類を扱う場面も多く、語学力を磨いておくと業務の幅が広がります。資格試験対策と並行して英語力を底上げしたい人は、TOEIC対策の通信講座も参考にしてみてください。

特に商社や物流企業でキャリアアップを目指す場合は、ビジネスシーンで通用する実践的な英語力も重宝されます。

また、輸出入に伴う経理処理の基礎知識があると、通関業務の理解もより深まります。簿記の基礎を固めておきたい人は、こちらの比較記事もあわせてチェックしてみてください。

通関士として実務経験を積んだあと、輸出入関連の許認可申請なども扱う行政書士の資格を目指し、ダブルライセンスでキャリアの幅を広げる人もいます。

通関士は独学でも合格できる?

結論から言えば、通関士は受験資格の制限がなく独学でも挑戦しやすい試験ですが、何の対策もせずに合格するのは難しい試験です。理由は、関税法や通関業法といった法令科目は条文の数が多く、独学だと「何を優先して覚えればよいか」の取捨選択に時間がかかりやすいうえ、記述式に近い実務科目は模範解答のパターンを知らないと得点が伸びにくいためです。

独学で挑戦する場合は、次のようなステップで進めると効率的です。

  1. 過去問題集を中心に出題傾向をつかむ(市販の過去問題集を繰り返し解き、頻出分野と出題パターンを把握することを最優先にする)
  2. 通関書類の作成実務は模範解答のパターンを体に覚えさせる(記述式に近い実務科目は独学だと対策が手薄になりやすいため、重点的に演習する)
  3. 法改正情報を最新版の教材で必ず確認する(関税法や貿易関連法令は改正が多いため、古い年度のテキストを使い回さない)

最新の過去問題集や参考書は、次のバナーから探してみてください。

楽天ブックス

一方で、仕事が忙しく学習時間をまとめて確保しにくい人や、初めて法律系の試験に挑む人は、今回紹介したような通信講座を使って出題傾向を効率よく押さえる方が、結果的に短期間で合格にたどり着きやすい傾向があります。独学と通信講座のどちらが合うかは、使える学習時間とこれまでの試験勉強の経験量で判断するとよいでしょう。

よくある質問

Q. 通関士試験に受験資格はありますか?

A. ありません。学歴・年齢・国籍を問わず、誰でも受験できる試験です。税関が公表している受験案内でも、受験資格による制限がないことが明記されています。

Q. 通関士と貿易事務の違いは何ですか?

A. 通関士は国家資格で、輸出入申告書類への記名押印など通関士だけができる独占業務がある一方、貿易事務は資格不要で書類作成やスケジュール管理などを担当する職種です。通関業者だけでなく、商社やメーカーの貿易部門でも通関士資格を持つ人材が評価される場面が増えています。

Q. 通関士試験の合格率はどのくらいですか?

A. 令和7年度(第59回)試験の合格率は15.1%(受験者6,322人中954人合格)でした。前年の令和6年度は12.4%、前々年の令和5年度は24.2%と、年度によって合格率の変動が大きいのが通関士試験の特徴です。

Q. 働きながらでも合格を目指せますか?

A. 可能です。標準的な学習期間を6ヶ月前後としている講座が多く、フォーサイトやマウンハーフジャパンのようにスマホ視聴に対応した講座を選べば、通勤時間などのスキマ時間を使って学習を進められます。

Q. 通関士の資格は転職でどう役立ちますか?

A. 通関業者はもちろん、商社・メーカーの貿易部門、物流・倉庫会社、航空会社の貨物部門など、輸出入に関わる幅広い業種で評価されます。資格手当を設けている企業もあり、貿易関連の求人で歓迎要件として明記されることも少なくありません。

【豆知識】通関士試験の受験者数・合格率の推移

  • 財務省税関が公表している最新の試験結果によると、令和7年度(第59回)の通関士試験は受験者6,322人に対し合格者954人、合格率15.1%でした。前年の令和6年度(第58回)は合格率12.4%、令和5年度(第57回)は24.2%と、年度によって合格率が大きく変動しているのが通関士試験の特徴です。
  • 受験者数そのものは、令和5年度6,332人・令和6年度6,135人・令和7年度6,322人と、近年は6,100〜6,300人台で大きな増減なく推移しています。貿易関連で唯一の国家資格として、一定の受験需要が継続していることがうかがえます。

上記の数値は財務省税関(customs.go.jp)が公表した第57回〜第59回通関士試験の結果に基づくものであり、今後の試験実施状況や合格率を保証するものではありません。最新の試験日程・受験案内は税関の公式サイトで確認してください。

まとめ

通関士の通信講座は、合格率の高さと割引制度を重視するならアガルートアカデミーやLEC東京リーガルマインド、受講料を抑えてまず試したいならフォーサイト、老舗の安心感を求めるならユーキャンや日本関税協会、通関士指導ひとすじの専門校で学びたいならマウンハーフジャパン、全国に拠点を持つ大手予備校の教材で学びたいならTACというように、重視するポイントによっておすすめが変わります。その理由は、各社で受講料やサポート体制、学習スタイル(映像中心か紙教材中心か)がそれぞれ異なり、同じ資格でも向いている人のタイプが違うからです。

まずは比較表で受講料と学習スタイルの希望に近い講座を2〜3社に絞り込み、公式サイトで最新のキャンペーン価格やカリキュラムの詳細を確認してみてください。通関士は受験資格の制限がなく、貿易に関わる仕事の幅を広げられる国家資格です。通信講座を上手に活用すれば、働きながらでも着実に合格を目指せます。

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この記事を書いた人

教育事業の運営に長く携わってきた経験から、学びや資格の「選び方」を比較記事でお伝えしています。各分野の専門家として指導する立場ではなく、公式サイトなどの一次情報を確認し、料金・サポート・実績を読者の目線で整理することを大切にしています。記事にはアフィリエイト広告を含みますが、掲載の可否や順位づけは、読者にとっての分かりやすさを優先して判断しています。料金や日程は変更されることがあるため、お申込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

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