【2026年最新】運行管理者の通信講座おすすめ6選!貨物・旅客の費用を比較

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トラックやバス、タクシーなどの事業用自動車を安全に走らせるために、営業所ごとに置かなければならないのが運行管理者です。国土交通省の資料にも「自動車運送事業者は、運行管理者資格者証の交付を受けている者のうちから、運行管理者を選任しなければなりません」と書かれており、運送・物流・旅客の現場では、有資格者がいなければ営業所の運営が成り立たない種類の国家資格です。ドライバーとして経験を積んだ人が内勤の管理職に進むとき、あるいは物流業界へ転職するときに、よく名前が挙がります。

試験は公益財団法人運行管理者試験センターが年2回、CBT方式(パソコンで解く試験)で実施していて、令和8年度第1回の合格率は貨物41.1%・旅客42.7%でした。ただし、受験するには「実務経験1年以上」か「基礎講習の修了」が必要で、通信講座の対応も会社によってかなり違います。今回公式サイトを確認した6講座のうち、旅客試験に対応していたのはキャリカレだけでした。この記事では、各社の公式サイトで講座内容・料金を確認できた6つの講座を比較し、受験資格のカギになる基礎講習と、試験の最新情報もあわせて整理します。

目次

運行管理者とは?貨物と旅客の違い・仕事内容

運行管理者は、運転者のスケジュール管理、点呼による健康状態の確認、指導・教育といった、事業用自動車の「運行の安全」を管理する責任者です。運行管理者試験センターも、試験の適正な実施などを通じて「事業用自動車の輸送の安全確保と公共交通の健全な発展に寄与」することを事業の目的に掲げています。

試験は貨物と旅客の2種類に分かれています。同センターによると、貨物は貨物自動車運送事業法、旅客は道路運送法に基づく試験で、扱う事業用自動車の種類が違います。

  • 貨物:トラックなどで荷物を運ぶ貨物自動車運送事業の営業所で選任される運行管理者。受験者数が旅客の約4倍(令和8年度第1回)と多く、対策教材・講座も豊富
  • 旅客:バス・タクシー・ハイヤーなど、人を運ぶ旅客自動車運送事業の営業所で選任される運行管理者。対応している通信講座は貨物に比べて少ない

配置の人数は、保有車両数に応じて決まります。国土交通省の資料では、トラックは保有車両29両までは1名、以降30両ごとに1名追加、乗合・乗用は39両までは1名、以降40両ごとに1名追加と案内されています。営業所の規模が大きくなるほど、複数の有資格者が必要になります。

資格を取ったあとの働き方としては、現在の勤務先で運行管理者に選任される、運行管理職として運送会社へ転職する、といった道が一般的です。運行管理者の選任は営業所単位の義務なので、有資格者を配置することが法令上求められる、という点が他の多くの資格と違うところです。

物流分野には、貿易の通関手続きを担う通関士のように、運行管理者とは別の専門資格もあります。運送・物流の仕事の幅を広げたい人は、通関士の通信講座もあわせてチェックしておくと、キャリアの見通しが立てやすくなります。

運行管理者試験の概要:日程・費用・出題範囲・合格基準

試験の運営は、国土交通大臣から指定を受けた公益財団法人運行管理者試験センターが行っています。公式サイトに掲載された情報(令和8年度第1回の実績)を表にまとめました。

試験方式CBT試験(会場のパソコンで受験)。試験時間は90分
実施回数年2回(8月頃・3月頃)、それぞれ1か月程度の期間。受験者が会場と日時を選んで予約
令和8年度第1回の日程試験期間は令和8年8月8日(土)〜9月6日(日)、申請期間は6月15日(月)〜7月15日(水)、合格発表は9月24日(木)
受験手数料等受験手数料6,000円(非課税)+システム利用料660円(税込)。試験結果レポート(希望者のみ)は140円(税込)
出題数貨物・旅客とも5分野30問(貨物:貨物自動車運送事業法8問・道路運送車両法4問・道路交通法5問・労働基準法6問・実務上の知識及び能力7問。旅客は貨物自動車運送事業法の代わりに道路運送法が8問)
合格基準(貨物・旅客共通)総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること、かつ、法令の4分野それぞれで正解が1問以上、「実務上の知識及び能力」で正解が2問以上
令和8年度第1回の合格率貨物:受験者29,323人・合格者12,061人・41.1%/旅客:受験者7,128人・合格者3,047人・42.7%

合格基準で見落としやすいのは、総得点が18問に届いていても、分野ごとの最低ラインを割ると不合格になることです。たとえば労働基準法を捨てて他分野で稼ぐ、という戦略は通用しません。5つの分野すべてで最低限の得点を確保する学習計画が必要です。

合格率は、ヤマト・スタッフ・サプライの公式ページに掲載されている全国受験者の合格率(貨物)で、令和6年度第1回32.9%・第2回34.1%、令和7年度第1回37.2%・第2回38.9%と、30%台が続いたあと、令和8年度第1回(運行管理者試験センター発表)では41.1%でした。合格率は回ごとの問題の難易で上下するため、「一夜漬けでは厳しい試験」と見て、数か月単位の学習を前提に考えるのが現実的です。

受験資格:実務経験1年以上、または基礎講習の修了

運行管理者試験センターの公式ページでは、新規受験の資格として次のどちらかを満たすことが求められています。

  1. 実務経験1年以上(試験日の前日までに、自動車運送事業〔貨物軽自動車運送事業を除く〕の事業用自動車、または特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車の運行管理に関して1年以上の実務経験があること。実務経験承認者のメール承認が必要)
  2. 基礎講習の修了(または修了予定)(国土交通大臣が認定する講習実施機関で、貨物・旅客の試験に応じた基礎講習を修了した人。講習の種類と受験する試験の種類は同じでなければならない)

つまり、運送会社で働いていない人や、実務経験が1年に満たない人でも、基礎講習を受ければ受験できます。ただし「貨物の基礎講習を受けたのに旅客を受験する」ことはできないため、最初に貨物と旅客のどちらを受けるか決めておく必要があります。申請したあとは、書類の審査に1週間〜10日ほどかかり、審査完了後に試験会場と日時を予約して受験手数料を支払う流れです。

試験の最新日程は公式サイトで確認する

運行管理者試験センターの受験案内ページ

センターのトップページには「1回目の試験の詳細は5月頃、2回目の試験は11月頃にホームページ等でお知らせする予定」と案内されています。令和8年度第2回(令和9年3月頃)の日程・申請期間・受験手数料は、案内が出たらセンターの受験案内で必ず確認してください。

合格後は、結果発表日から3か月以内に、必要書類をそろえて運輸支局等へ資格者証の交付申請を行う必要があります(試験結果通知書に同封される案内に従います)。合格しただけでは運行管理者に選任されるわけではなく、資格者証の交付を受けて初めて選任の対象になる点も覚えておきましょう。

貨物と旅客、どちらを受ければいい?

働いている(または働きたい)事業が、トラックなどの荷物を運ぶ会社なら貨物、バスやタクシーなど人を運ぶ会社なら旅客を選ぶのが基本です。試験の種類は、実務経験や基礎講習の区分とも結びついているため、志望先に合わせて最初に決めてください。

貨物根拠法は貨物自動車運送事業法。トラック運送会社・物流会社・倉庫併設の運送会社などが主な勤務先。受験者数が多く、通信講座・対策講座・問題集がそろっている
旅客根拠法は道路運送法。バス会社・タクシー会社・ハイヤー会社などが主な勤務先。受験者数は貨物の約4分の1で、通信講座は貨物ほど多くない(今回確認した6講座ではキャリカレのみ対応)

受験者数が多く、対策教材もそろっている点では貨物のほうが選びやすい試験です。一方で、バス・タクシー業界を志望するなら旅客一択です。迷う場合は、志望する業界の求人票に「運行管理者(貨物)」と「運行管理者(旅客)」のどちらが書かれているかを確認すると決めやすくなります。

なお、旅行会社の営業所に置く「旅行業務取扱管理者」は、バスの運行管理者とはまったく別の資格で、観光庁が所管します。「旅客」という言葉の響きが似ていますが、旅行の契約管理に関わる資格なので混同しないようにしましょう。

受験資格がない人は基礎講習から:受講できる機関の例

実務経験が1年に満たない場合は、国土交通大臣の認定を受けた機関で基礎講習を修了すれば受験資格を得られます。国土交通省の資料によると、基礎講習は運行管理者および補助者になろうとする人を対象とした講習で、講習時間は16時間です。運行管理を行ううえで必要な法令や業務の基礎知識を身につける内容で、修了すると運行管理者の「補助者」に選任されることも可能になります。同省のページには、認定を受けた講習機関の一覧(貨物・旅客それぞれ基礎講習・一般講習の別)が都道府県ごとに公開されています。

ヤマト・スタッフ・サプライの基礎講習(貨物)

ヤマト・スタッフ・サプライの運行管理者向け講座ページ

ヤマト・スタッフ・サプライの公式ページによると、同社の基礎講習は貨物事業者向けで、対面講習は料金8,900円(税込)・3日間(約16時間)、オンライン講習は9,560円(税込・テキスト送料込み)・約16時間(全22単元)で、受講開始日から30日間視聴できます。旅客試験を受ける人は、旅客対応の講習機関で受講するよう案内されています。オンライン講習は申込期間が設けられているため、最新の開催日程と受付状況は公式ページで確認してください。

NASVA(自動車事故対策機構)の運行管理者等指導講習

NASVAの運行管理者等指導講習(eナスバ)の案内ページ

独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)も、運行管理者等指導講習(基礎講習・一般講習・特別講習)を実施しています。公式ページでは、基礎講習と一般講習に「eラーニング方式による運行管理者等指導講習(eナスバ)」を導入したと案内されていて、受講中は本人認証や顔認証が行われます。会場での受講かeラーニングか、料金や開催日程は公式ページで確認できます。

基礎講習は「受験資格を得るための講習」であり、試験に合格するための対策講座ではありません。16時間の講習を受けただけで試験の内容を網羅できるわけではないので、受験資格を満たしたうえで、次に紹介する通信講座や問題集で試験対策をするのが一般的な進め方です。

運行管理者の通信講座・対策講座 比較表

以下の6講座は、すべて各社の公式サイトで運行管理者向けの講座が実際に提供されていること、料金・内容が掲載されていることを確認したものです(料金は2026年10月時点の公式ページ掲載分。キャンペーンや開催回によって変わります)。

スクロールできます
対応試験料金(税込)学習スタイル期間・サポート特徴
キャリカレ貨物・旅客通常63,800〜73,800円(コース別)。Bコースは割引特価29,800円(2026年11月5日まで)テキスト6冊+添削問題+一問一答・過去問題(Web)受講期間の目安は4か月、サポート期間は1年〜1年2か月全額返金保証(条件あり)、貨物・旅客の両対応
ユーキャン貨物32,000円(分割:2,980円×11回)テキスト1冊+過去6回問題集+Web学習ツール標準学習期間4か月、添削3回・質問1日3問まで教育訓練給付金(一般教育訓練)対象
オンスク.JP貨物月額1,078円〜1,628円(一括プランもあり)講義動画63回(約11.5時間)+練習問題367問好きな期間で利用可能他の資格講座も受け放題の定額制
Kojiro(コジロー)《運管》貨物14日4,400円〜150日16,400円(コース別)スマホアプリ中心の問題演習(1,200問以上)コースごとの利用期間講師への質問機能、対策動画(オプション5,000円)
運行管理者試験対策.net貨物会場8,000円/Web動画8,000円/セット12,000円会場の生講義またはWeb動画(約7時間40分)令和8年度第2回(令和9年3月試験)の最終日まで視聴可行政書士・運行管理者(貨物・旅客)の資格を持つ講師による講座
ヤマト・スタッフ・サプライ貨物Zoom1日講座13,000円/対面1日講座11,500円/対面2日講座19,400円/Web模擬試験5,000円Zoomまたは対面の講義+Web模擬試験1〜2日の短期集中講義とWeb模擬試験がセット、対面・Zoomを選べる

通信教育でじっくり学ぶならキャリカレかユーキャン、費用を抑えて動画と問題演習で進めるならオンスク.JPやKojiro、講師の講義を短期間で受けたいなら運行管理者試験対策.netやヤマト・スタッフ・サプライ、というのが大まかな分け方です。以下で、それぞれの特徴を公式サイトの情報をもとに詳しく見ていきます。

運行管理者の通信講座・対策講座おすすめ6選

1. キャリカレ(運行管理者合格指導講座)

キャリカレ 運行管理者合格指導講座のトップページ

貨物と旅客の両方を目指せる通信講座を探している人には、キャリカレの運行管理者合格指導講座が向いています。今回確認した6講座の中で、旅客試験にも対応していたのはこの講座だけです。公式ページには「運行管理者の貨物・旅客の両試験に対応」「どちらか一方の合格を目指す方でも、両方の資格取得を目指す方でもOK」と案内されています。

教材は、テキスト6冊・添削問題1冊に加えて、受講生専用ページから使える一問一答と過去問題がセットです。試験の過去問題を分析して学習範囲を絞り込み、1資格あたり4か月ほどの短期間で合格を目指すカリキュラムとされています。スマホから取り組める一問一答があるので、仕事の合間にも進めやすい構成です。

料金は、サポート期間によって3コースに分かれています。通常価格はAコース(サポート1年2か月)73,800円、Bコース(同1年1か月)68,800円、Cコース(同1年)63,800円(いずれも税込)で、確認時点ではBコースが割引特価29,800円(2026年11月5日まで)のキャンペーン価格になっていました。さらに、不合格だった場合の全額返金保証と、合格後に2講座目が無料になる特典があります(どちらも条件あり)。公式ページには、2024年度試験の貨物の合格率が73.3%と掲載されていますが、これは合否アンケートの回答者を対象にした自社調べの数字で、全受講者の合格率ではない点に注意してください。

対応試験貨物・旅客
料金(税込)通常63,800円〜73,800円(コース別)。Bコースは2026年11月5日まで29,800円
教材テキスト6冊・添削問題1冊・一問一答・過去問題(Web)
学習期間の目安4か月(サポート期間はコースにより1年〜1年2か月)
サポート全額返金保証(条件あり)、合格後の2講座目無料(条件あり)
こんな人向け貨物・旅客のどちらも検討したい人、返金保証つきで安心して始めたい人

2. ユーキャン(運行管理者〔貨物〕講座)

ユーキャン 運行管理者(貨物)講座のトップページ

通信教育の定番で、教材をまとめて受け取りたい人にはユーキャンの運行管理者(貨物)講座が合っています。公式ページには「忙しい方でも4ヵ月で目指せる」「ムダを省き、学習量を最小限に」と書かれていて、メインテキストは1冊に絞られています。イラストや図解を多用して、初めて法令を学ぶ人でも読み進めやすい作りです。

教材は、合格テキスト1冊と、副教材の過去6回問題集・重要ポイント集・ガイドブック・添削課題集です。添削は3回(総合実力試験1回を含み、すべてWEB提出)、質問は1日3問までできます。試験本番と同じCBT方式を体験できるプログラムも用意されていて、無料体験(10問)と有料版(30問)から選べます。CBT試験は画面操作に慣れていないと本番で戸惑いやすいので、こうした体験機会があるのは安心材料です。

料金は一括32,000円、または分割で月々2,980円×11回(総計32,780円)(いずれも税込・送料当社負担)で、教育訓練給付金(一般教育訓練)の対象講座にもなっています。条件を満たせば受講料の一部が給付されるため、対象かどうかはハローワークで確認してください。なお、この講座は貨物のみの対応で、旅客試験の対策には使えません。教材到着後8日以内であれば返品も可能と公式ページに案内されています。

対応試験貨物のみ
料金(税込)一括32,000円/分割2,980円×11回(総計32,780円)
教材合格テキスト1冊・過去6回問題集・重要ポイント集・ガイドブック・添削課題集・Web学習ツール
学習期間の目安標準4か月(試験月まで標準学習期間に満たない場合は、次回の試験月までサポート)
サポート添削3回(WEB提出)、質問1日3問まで、教材到着後8日以内の返品OK
こんな人向け貨物を目指し、1冊のテキストと添削でじっくり学びたい人、教育訓練給付金を使いたい人

3. オンスク.JP(運行管理者〔貨物〕オンライン通信講座)

オンスク.JP 運行管理者(貨物)オンライン通信講座のページ

学習費用をできるだけ抑えたい人や、スマホで動画を見ながらスキマ時間に進めたい人には、オンスク.JPの運行管理者(貨物)オンライン通信講座が向いています。講座は定額制の「ウケホーダイ」に含まれていて、運行管理者以外の資格講座も受講できます。

講座の内容は、講義動画が全63回(約11.5時間)、練習問題が全367問で、音声と講義スライドをダウンロードして持ち歩くこともできます。カリキュラムは「貨物自動車運送事業法」「道路運送車両法」「道路交通法」「労働基準法」「実務上の知識及び能力」の5分野に、点呼の実施手順や労働時間の改善基準など実務に近いテーマを細かく分けて構成されています。担当講師は才間恵一氏です。

料金は、月額プランが月額1,078円〜1,628円(税込)で、一括プランは4,884円〜18,557円(税込)の複数段階が用意されています。初期費用や入会金は不要で、無料体験から始められます。ただし、公式ページの講座開講・改訂日は2025年1月9日となっており、「受講や受験のタイミングによって、最新の本試験の内容に一部未対応となる場合がある」との注記があります。法改正の反映状況は、申込前に確認しておくと安心です。この講座も貨物のみの対応です。

対応試験貨物のみ
料金(税込)月額1,078円〜1,628円/一括プラン4,884円〜18,557円(プランにより異なる)
教材講義動画全63回(約11.5時間)・練習問題367問・音声と講義スライドのダウンロード
学習期間の目安利用プランの期間内で自由に学習(学習管理・復習・キーワード検索機能つき)
サポート無料体験あり。講座の開講・改訂日は2025年1月9日
こんな人向け費用を抑えたい人、動画と一問一答で隙間時間に学習したい人

4. Kojiro(コジロー)《運管》

Kojiro(コジロー)《運管》の紹介ページ

通勤時間や休憩時間に、スマホで一問ずつ問題を解いて覚えたい人には、Kojiro(コジロー)《運管》が向いています。公式ページでは、運行管理者試験(貨物)に合格した人の学習方法を研究して開発された、運行管理者試験対策のWeb学習サービス(eラーニング)と説明されています。運営は、交通安全教育機器や教習所向けソフトウェアなどを手がける株式会社ノイマン(公式ページ記載)です。

特徴は、選択肢をタップするだけで解答できる一問一答形式と、1,200問以上という問題数です。練習問題、実践問題、模擬試験と段階を踏んで進められるほか、間違えた問題だけを自動で集めて出題する復習機能があり、解説から関連する法令へ移動できます。不明点は講師に質問できる機能もあります。アプリはスマートフォン専用で、パソコンやタブレットで使いたい場合は問い合わせフォームから連絡する必要があります。

料金は利用期間で選ぶ方式で、14日コース4,400円、30日コース6,000円、60日コース8,500円、90日コース11,400円、120日コース13,800円、150日コース16,400円(いずれも税込)です。講師による対策動画はオプションで5,000円。1年以内に再購入する場合は3,000円の値引きがあります。ページには「令和6年4月施行の法改正に対応」「令和5年度CBT出題例を反映」と記載されているため、最新の出題範囲については申込前に公式ページで確認してください。この講座も貨物のみの対応です。

対応試験貨物のみ(スマホアプリが中心。PC・タブレットは問い合わせ)
料金(税込)14日4,400円/30日6,000円/60日8,500円/90日11,400円/120日13,800円/150日16,400円。対策動画オプション5,000円
教材一問一答、実践問題、模擬試験、テキスト・法令の閲覧(1,200問以上)
学習期間の目安選んだコースの日数(14日〜150日)
サポート講師への質問機能、間違えた問題の復習機能
こんな人向け問題演習を中心に、スキマ時間で費用を抑えて進めたい人、直前の仕上げに使いたい人

5. 運行管理者試験対策.net(貨物の対策講座)

運行管理者試験対策.netの対策講座ページ

講師の講義を聞いて重要ポイントを短期間で整理したい人には、運行管理者試験対策.netの貨物対策講座が向いています。運営は行政書士の高橋幸也氏(行政書士高橋幸也うめさと駅前事務所)で、講師紹介には「行政書士、運行管理者(貨物・旅客)」の資格を持つこと、貨物の合格必勝テキスト等の著書があることが記載されています。

受講コースは、会場受講、Web動画配信、会場とWeb動画のセット受講の3つです。公式ページによると、料金は会場受講8,000円、Web動画配信8,000円、セット受講12,000円(いずれも税込・テキスト代込み)で、5回分の過去問題集(詳細解説つき)を希望者のみ1,000円で追加購入できます。講義資料は、合格必勝テキスト・傾向と対策・試験のひっかけパターンや重要数字をまとめた資料・実践問題集・CBT実践問題で、Web動画は合計約7時間40分、令和8年度第2回試験(令和9年3月試験)の最終日まで視聴可能です。

会場講義は、令和9年1月〜2月に東京(浅草・錦糸町)、埼玉(浦和・大宮)、愛知(名古屋)などで開催される予定で、申込受付は11月中旬ごろを予定していると公式ページに書かれています(日程・会場は変更される場合があります)。公式ページには受講者からの合格報告が追加されています。なお、この講座は旅客には対応していない点には注意が必要です。

対応試験貨物のみ(旅客には対応していない)
料金(税込)会場8,000円/Web動画8,000円/セット12,000円。過去問題集(希望者)1,000円
教材合格必勝テキスト・傾向と対策・アンチョコ・実践問題集・CBT実践問題
学習期間の目安Web動画は令和8年度第2回試験(令和9年3月試験)の最終日まで視聴可能
サポート会場は定員15〜25名前後の少人数制。会場日程は予定のため変更あり
こんな人向け講義で要点を短期間で整理したい人、会場の生講義かWeb動画かを選びたい人

6. ヤマト・スタッフ・サプライ(運行管理者試験対策講座〔貨物〕)

ヤマト・スタッフ・サプライの運行管理者試験対策講座(貨物)のページ

1日〜2日の短期集中で、講義とWeb模擬試験をまとめて受けたい人には、ヤマト・スタッフ・サプライの運行管理者試験対策講座(貨物)が向いています。公式ページでは、出題傾向を分析したオリジナルテキストを使い、対面またはZoomでポイントを絞った講義を受けられると説明されています。Zoom講座は対象期間中なら何度でも受講できると案内されています。

講座の種類と料金(税込)は、Zoom合格1日講座(Web模擬試験付き)13,000円、対面合格1日講座(同)11,500円、対面合格2日講座(同)19,400円、Web模擬試験(解説つき)のみ5,000円です。Web模擬試験はCBT試験のように本番を想定して解く形式で、スマートフォンからも取り組めると案内されています。対面講座は東京・関東地区、中部地区、関西地区、九州地区が対応エリアとして示されています。

同社は公式ページで「当社合格率」を公表していて、令和6年度第1回64.9%、第2回56.5%、令和7年度第1回64.1%、第2回62.2%と記載しています。ただし、これは講座を受講した人のうち合否を教えてくれた人を対象にした数字で、全受講者の合格率ではありません。また、ページには令和8年度第1回向けの案内が残っているため、令和8年度第2回の開催日程と申込開始時期は公式ページで確認してください。この講座は貨物事業者向けで、旅客自動車運送事業者向けは実施していないと明記されています。

対応試験貨物のみ(旅客向けは実施していない)
料金(税込)Zoom1日13,000円/対面1日11,500円/対面2日19,400円/Web模擬試験のみ5,000円
教材オリジナルテキスト+Web模擬試験(解説つき)
学習期間の目安1日〜2日の講義+Web模擬試験(eラーニング)
サポートZoom講座は対象期間中に何度でも受講可能。対面は東京・中部・関西・九州などで開催
こんな人向け短期集中で重要ポイントを学びたい人、講義とCBT形式の模擬試験をセットで受けたい人

運行管理者の通信講座を選ぶときの4つのポイント

  1. 貨物と旅客のどちらを受けるか(旅客に対応している講座は少ないため、旅客なら最初に対応講座があるかを確認する)
  2. 学習スタイルが自分に合うか(テキスト+添削で進めたいか、動画やアプリで問題演習を重ねたいか、短期集中の講義がよいか)
  3. 最新の法改正・CBT試験に対応しているか(講座の改訂時期や、CBT形式の体験・模擬試験の有無を確認する)
  4. 費用とサポートの内容(受講料だけでなく、添削・質問・返金保証・教育訓練給付金の有無まで比べる)

とくに③は見落としやすいポイントです。運行管理者試験は、法令等の改正があった場合、原則として改正後の法令の施行から6か月間は、改正前と改正後で答えが変わる問題は出題されないとセンターが案内しています。逆に言えば、半年を過ぎると改正後の内容が出題されるので、講座の教材がいつ時点の内容なのかは確認しておく価値があります。

目的別の目安としては、貨物・旅客の両方を検討するならキャリカレ、教材をまとめて受け取り添削も受けたい貨物受験者ならユーキャン、費用を抑えるならオンスク.JPやKojiro、講義で要点を押さえたいなら運行管理者試験対策.netやヤマト・スタッフ・サプライ、という選び方が考えられます。

運行管理者試験は独学でも合格できる?

結論から言えば、法令を読むことに抵抗がない人や、すでに運送現場で実務経験がある人は、独学でも合格を狙えます。理由は、出題が貨物自動車運送事業法・道路運送車両法・道路交通法・労働基準法・実務上の知識の5分野に限られ、過去問題の傾向がつかみやすいからです。実際、合格基準は30問中18問以上(60%)と明確で、過去問題を繰り返し解く学習が効果を発揮しやすい試験です。

一方で、近年の合格率は30%台から40%台前半で推移しており、一夜漬けで通用する試験ではありません。労働時間の改善基準や、実務上の知識に出てくる計算問題など、独学だとつまずきやすいテーマもあります。

  1. 市販テキストで全体像をつかむ(5分野の出題範囲と、分野ごとの最低ライン〔1問以上・実務は2問以上〕を最初に確認する)
  2. 過去問題を分野別に繰り返す(直近数回分を目安に、間違えた問題を重点的に解き直す)
  3. CBT形式の模擬試験で本番に慣れる(試験センターが公開しているサンプルテストや、講座の模擬試験で画面操作に慣れる)

最新の過去問題集や参考書は、次のバナーから探してみてください。

楽天ブックス

独学で進めて不安になった時点で、直前対策としてKojiroやヤマト・スタッフ・サプライのWeb模擬試験だけを使う、という併用もできます。最初から全体を通信講座で学ぶか、問題演習だけ外部サービスを使うかは、予算と学習時間を見て決めるとよいでしょう。

運送・物流の現場では、危険物の輸送を伴う場合に危険物取扱者の知識が役立つこともあります。業務の幅を広げたい人は、あわせて確認してみてください。

申込から受験までの流れとスケジュールの目安

運行管理者試験の申請は、書面ではなくインターネットのみで行います。センターの案内に沿った流れは次のとおりです。

  1. 受験申請(申請期間内に、メールアドレスの登録、申請情報・受験資格情報の入力、本人確認書類・顔写真のアップロードを行う)
  2. 書類の審査(1週間〜10日ほどかかる。基礎講習修了予定で申請する場合は、修了証等の提出がないと審査が完了しない)
  3. 試験会場の予約と受験手数料の支払い(審査完了後のメールの案内に従い、期日までにCBT試験専用サイトで予約・支払い)
  4. 受験(顔写真付きの本人確認書類を持参。受付締切に間に合わないと受験できない)
  5. 合格発表と資格者証の交付申請(結果発表日から3か月以内に運輸支局等で手続き)

申請期間は1か月前後と短く、審査にも時間がかかります。基礎講習を受ける場合は、講習の修了時期と申請期限の関係を逆算しておくことが大切です。たとえば令和8年度第1回では、ヤマト・スタッフ・サプライの案内に「2026年7月29日までに基礎講習を修了した方まで受験資格あり」と記載されていました。通信講座の学習期間(4か月前後が目安)に、申請や講習の準備期間を足して、試験の半年前くらいから動き出すと余裕を持てます。

よくある質問

Q. 運行管理者試験は誰でも受けられますか?

A. 受験資格として「実務経験1年以上」または「基礎講習の修了(修了予定)」のどちらかが必要です。実務経験は、自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の事業用自動車などの運行管理に関するものが対象で、実務経験承認者によるメール承認が必要になります。詳細は運行管理者試験センターの公式ページで確認してください。

Q. 貨物と旅客の両方を受験できますか?

A. 貨物・旅客それぞれ別の試験として実施されており、受験資格の基礎講習も、受験する試験の種類と同じものを修了している必要があります。両方を取りたい場合は、それぞれの試験の資格要件を満たしてから申請します。

Q. 試験はいつ、どこで受けられますか?

A. 年2回(8月頃・3月頃)、それぞれ1か月程度の期間内に、CBT方式で実施されます。受験者が試験会場と日時を選んで予約でき、会場は全国47都道府県が対象です。令和8年度第1回は8月8日〜9月6日でした。第2回の日程は、11月頃にセンターのホームページで案内される予定です。

Q. 合格基準を教えてください。

A. 総得点が満点の60%(30問中18問)以上で、かつ、法令の4分野それぞれで正解が1問以上、「実務上の知識及び能力」で正解が2問以上必要です。貨物・旅客で基準は同じです。

Q. 通信講座がなくても合格できますか?

A. 過去問題を中心に独学で合格する人もいます。ただし、近年の合格率は30%台から40%台前半で、分野ごとの最低ラインもあるため、法令に不慣れな人は通信講座や模擬試験を併用したほうが安心です。

Q. 基礎講習だけで試験に合格できますか?

A. 基礎講習は受験資格を得るための講習で、運行管理者及び補助者になろうとする人向けの16時間の内容です。試験に合格するための対策講座ではないため、試験対策には別途、問題演習や通信講座が必要です。

【豆知識】運行管理者の人数と試験の動き

  • 国土交通省の「数字でみる自動車2026」に掲載された運行管理者数の推移によると、令和7年度末の運行管理者数は合計215,418人です。掲載されている平成21年度以降で最多の令和3年度末(221,225人)をピークに、令和6年度末は219,142人、令和7年度末は215,418人と、足元はやや減少しています。
  • 令和8年度第1回の試験結果(運行管理者試験センター発表)は、貨物が受験者29,323人・合格者12,061人・合格率41.1%、旅客が受験者7,128人・合格者3,047人・合格率42.7%でした。貨物の受験者数は旅客の約4倍にあたります。

数字は国土交通省「数字でみる自動車2026」(運行管理者数、令和7年度末現在)および公益財団法人運行管理者試験センターが公表した令和8年度第1回試験の結果(2026年9月発表)に基づく。調査機関・実施機関の公表値であり、今後の需要や合格率を保証するものではない。最新情報は各公式サイトで確認すること。

まとめ

運行管理者の通信講座は、まず貨物と旅客のどちらを受けるかで選択肢が変わります。旅客まで視野に入れるならキャリカレ、貨物で教材と添削をそろえて進めたいならユーキャン、費用を抑えてスマホ中心に学ぶならオンスク.JPやKojiro、講義で要点を短期間で整理したいなら運行管理者試験対策.netやヤマト・スタッフ・サプライ、というのが大まかな選び分けの軸です。受験資格がない人は、基礎講習(16時間)を先に済ませておく必要があります。

試験は年2回で、申請期間は約1か月と短く、令和8年度第1回の合格率は貨物41.1%・旅客42.7%でした。料金や受付状況、開催日程は変更されることがあるため、候補を絞り込んだら、最後は各社の公式サイトと運行管理者試験センターの案内で最新情報を確認し、受験資格・日程・学習期間を逆算して計画を立ててください。

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この記事を書いた人

教育事業の運営に長く携わってきた経験から、学びや資格の「選び方」を比較記事でお伝えしています。各分野の専門家として指導する立場ではなく、公式サイトなどの一次情報を確認し、料金・サポート・実績を読者の目線で整理することを大切にしています。記事にはアフィリエイト広告を含みますが、掲載の可否や順位づけは、読者にとっての分かりやすさを優先して判断しています。料金や日程は変更されることがあるため、お申込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

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