【2026年最新】情報処理安全確保支援士の通信講座おすすめ5選!費用を徹底比較

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「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)を目指したいけれど、独学で午後にあたる科目Bまで仕上げられるか不安」「通信講座は何社もあって、どれが自分に合うのか分からない」。そんな方に向けて、この記事ではIPA(情報処理推進機構)の公式情報で試験の仕組みを整理したうえで、公式サイトで講座の存在・内容・料金を確認できた5つのサービスを比較します。

情報処理安全確保支援士試験は、IPAの統計によると令和7年度春期試験の合格率が19.0%(受験者16,526人に対し合格者3,134人)で、直近3年の春期試験でも19%台で推移している難関試験です。しかも令和8年度からはCBT方式に移行し、科目A-1・A-2・科目Bという構成になっています。こうした変化を踏まえて、受講料・学習スタイル・科目Bへの対策・サポートを軸に、あなたの前提知識に合う講座を選べるようにまとめました。

なお、大手のオンライン資格講座の中には、情報セキュリティマネジメントやネットワークスペシャリストなどの講座は揃えていても、支援士の講座は公式の講座一覧で確認できないところもあります(たとえばスタディングは、2026年10月時点で支援士講座を確認できませんでした)。この記事では、公式サイトで支援士向けの講座があると確認できたものだけを載せています。

目次

情報処理安全確保支援士試験とは?IPA公式情報で押さえる基礎知識

情報処理安全確保支援士は、IPAが実施する国家資格です。IPAの試験案内では、対象者像を「サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、また、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行う者」としています。試験に合格したうえで所定の登録手続きを行うと、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」を名乗れる仕組みです。

通信講座を選ぶ前に、まず試験そのものの形式を確認しておきましょう。講座によって「科目A対策が中心」「科目Bに特化」と得意分野が分かれるため、自分がどこでつまずきそうかを把握しておくと選びやすくなります。

試験の形式と合格基準(令和8年度)

令和8年度の試験は、IPAの案内によるとCBT(コンピュータで受験する)方式で、前期・後期に実施されます。令和7年度までは午前Ⅰという名称だった科目が、現在は科目A-1と呼ばれています。形式は次のとおりです。

科目A-150分・多肢選択式(四肢択一)・30問出題/30問解答
科目A-240分・多肢選択式(四肢択一)・25問出題/25問解答
科目B150分・記述式・4問出題のうち2問解答
合格基準科目A-1・A-2・Bのいずれも100点満点中60点以上(IPA試験要綱の採点方式・配点・合格基準より)

合格するには3つの科目すべてで基準点をクリアする必要があります。科目A-1とA-2は選択式、科目Bは設問に自分の言葉で答える記述式で、ここが多くの受験者にとって最大の関門になります。

受験手数料・日程・免除制度

受験手数料は7,500円で、IPAの案内では情報処理安全確保支援士試験は非課税とされています。令和8年度の日程は、IPAの公表では次のとおりです(2026年10月時点)。

前期申込は2026年10月24日(土)17時で受付終了。科目Aは10月17日〜10月27日、科目Bは11月11日〜11月23日(受験できるのは申込済みの人のみ)
後期申込:2027年1月27日(水)〜2月27日(土)/科目A:2月20日〜3月2日/科目B:3月16日〜3月28日

科目A-1には免除制度があります。IPAの案内では、応用情報技術者試験に合格した方、高度試験または情報処理安全確保支援士試験に合格した方、高度試験・支援士試験の科目A-1で基準点以上を取った方は、条件を満たしてから2年間、科目A-1が免除されて科目A-2から受験できます。申込時に「一部免除申請番号」を入力しないと免除は適用されない点に注意してください。また、IPAが認定した大学・大学院などの学科を修了した方には、科目A-2の免除制度もあります。

この免除制度は、講座選びにも直結します。応用情報技術者に合格済みの方は、科目A-1免除を前提にしたコース(TAC・資格の大原にあります)を選ぶと、学習範囲と費用の両方を抑えられます。

合格率と受験者数の推移

IPAの統計資料(令和7年度試験)の春期試験の推移表によると、支援士試験の数字は次のとおりです(合格率は受験者に対する合格者の割合)。

令和5年度春期応募者17,265人/受験者12,146人/合格者2,394人/合格率19.7%
令和6年度春期応募者19,565人/受験者14,342人/合格者2,769人/合格率19.3%
令和7年度春期応募者22,645人/受験者16,526人/合格者3,134人/合格率19.0%

応募者数は3年連続で増えている一方、合格率は2割に届かない水準が続いています。なお、令和8年度からはCBT方式に変わり、実施方式が異なるため、今後の数字は公式の統計で最新のものを確認してください。

IT系国家資格の難易度を比べたい方は、一段下に位置づけられる基本情報技術者の通信講座を扱った次の記事も参考になります。

合格後の登録と更新(講習)の流れ

支援士は、試験に合格しただけでは名乗れず、IPAへの登録が必要です。IPAの案内によると、登録は年2回(4月1日付・10月1日付)で、申請の締切はそれぞれ2月15日・8月15日(消印有効)です。新規登録には登録免許税9,000円と登録手数料10,700円が必要です。

登録の有効期間は3年間で、更新するには更新期限の60日前までに所定の講習を修了して申請します。必要な講習は、オンライン講習3回(年1回、受講料20,000円・非課税、IPA直営)と実践講習1回(3年に1回、IPAまたは民間事業者が実施)です。IPAによると、更新手数料そのものはかかりません。つまり、資格を維持するには、3年間でオンライン講習の費用だけで6万円(20,000円×3回)と、実践講習の費用・時間が必要になります。通信講座の受講料だけでなく、取得後の維持コストも含めて検討しておくと安心です。

情報処理安全確保支援士の通信講座を選ぶ4つのポイント

試験の仕組みがわかったところで、講座を選ぶときに見ておきたい観点を整理します。

  1. 自分の前提知識に合ったコースか(IT初学者向けか、応用情報合格レベル向けか、科目A-1免除者向けか)
  2. 科目B(記述式)にどこまで対応しているか(講義・演習・添削・模試の有無)
  3. 受講料と、取得後の維持コストを含めた総額(入会金・教材費・受験料7,500円・登録費用・更新講習)
  4. 学習スタイルとサポート(Web・DVD・eラーニング・ライブ配信、質問対応、視聴期限)

支援士の通信講座は、一般的な資格講座のように「入門から合格まで」を1社で完結できるものばかりではありません。応用情報技術者レベルの知識を前提にするコースが多く、IT未経験の方は基本情報・応用情報の段階から学べるコースを選ぶ必要があります。この前提の違いを最初に見極めることが、遠回りしない一番のコツです。

情報処理安全確保支援士の通信講座おすすめ5選 比較表

次の比較表は、各社の公式サイトで確認できた内容(2026年10月時点)をまとめたものです。受講料は税込で、教材・割引・時期によって変わることがあるため、申込前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

スクロールできます
主な講座・形式受講料の目安向いている人特徴
TACSC本科生(全23回)・上級コース(全9回)ほか/Web通信・DVD通信・オンラインライブ本科生は約9万円前後〜(入会金10,000円別)、上級コースは約5万円台応用情報合格レベルで初受験の人、科目B対策を強化したい人科目A-1免除向けコース、質問メール、Webフォロー、公開模試
資格の大原4コース/Web通信直前対策20,000円〜IT初学者向け100,000円(入学金6,000円別)IT初学者から経験者まで幅広い基本情報レベルから学べるコースあり、Web模試(講師添削)
アイテック科目B対策コース・プラクティスコース/通信教育(eラーニング)25,300円〜42,900円科目Bを重点的に鍛えたい人情報処理試験専門、動画講義・書籍・公開模試
日立アカデミーeラーニング「集中演習 SC」25,300円応用情報合格済みで演習量を確保したい人標準学習時間150時間、アイテック提供の演習型
Udemy動画講座(独学向け)価格は公式ページで確認(セールで変動)費用を抑えて独学を補強したい人現役セキュリティエンジニアによる解説動画、過去問解説講座も

情報処理安全確保支援士の通信講座おすすめ5選を詳しく比較

1. TAC(資格の学校TAC) 情報処理安全確保支援士講座

TAC情報処理安全確保支援士講座のページ

総合的に学べる予備校の講座を探している応用情報合格レベルの方には、TACが有力な候補になります。TACの支援士講座は、2026年後期合格目標でWeb通信・DVD通信・オンラインライブ通信・資料通信の4つの形態が用意されており、自分の生活スタイルに合わせて受け方を選べる点が特徴です。

主力の「SC本科生」は全23回で、公式の個別ページでは約5〜6か月の学習期間、受講期限は2027年3月末日とされています。対象は「応用情報技術者試験合格レベルで初めて受験する方」で、専門知識対策の講義、演習、Web公開模試を組み合わせた構成です。すでに応用情報に合格するなどして科目A-1が免除される方向けには、全19回の「本科生(科目A-1試験免除)」も選べます。

すでに受験経験や学習経験がある方には「SC上級コース」(全9回、約4か月)があります。こちらは科目B問題の解法テクニックを身につけることを目標にしたコースで、科目A-2で20問以上正解できる基礎知識がある方が対象です。質問メール10回、Webフォロー、自習室の利用などのサポートが付きます。

  • SC本科生(全23回)・本科生プラス(全23回)・本科生(科目A-1免除、全19回)・上級コース(全9回)・SCチャレンジパック(資料通信)をラインアップ
  • 費用は公式の講座一覧で本科生90,000円〜、科目A-1免除75,000円〜、プラス100,000円〜、上級53,000円〜、チャレンジパック33,000円〜と掲載(個別ページではWeb通信の本科生88,000円、DVD通信は各+10,000円の表示もあり。入会金10,000円は別途)
  • 上級コースは科目B対策に特化、質問メール10回・Webフォロー・自習室の利用などのサポート付き

応用情報までのIT基礎がある方が、予備校の体系的な講義で科目Bまで一通り仕上げたい場合におすすめです。費用はそれなりにかかるので、すでに学習経験があるなら上級コースだけを選ぶ方法もあります。

2. 資格の大原 情報処理安全確保支援士講座

資格の大原情報処理安全確保支援士講座のページ

IT未経験に近い状態から支援士を目指したい方に目を向けたいのが、資格の大原です。大原の社会人講座では、2026年前期・後期の受験対策として、レベル別に4つのWeb通信コースが用意されています。

IT初学者のための合格コース全30回/100,000円(税込)。基本情報技術者レベルから学習を開始し、基本情報から応用情報、支援士試験対策まで段階的に学べる
応用情報から学ぶ合格コース全14回/70,000円(税込)。応用情報技術者レベルの知識から、支援士試験対策まで
午前Ⅰ免除者コース(科目A-1免除者コース)全12回/50,900円(税込)。「説明→科目A-2問題演習→科目B問題演習」のステップで進める
直前対策講座全3回/20,000円(税込)。科目Aの知識確認、科目B頻出テーマの解説、模擬試験での診断

いずれも初めて大原を申し込む場合は、別途入学金6,000円(税込)がかかります。視聴期間は2027年3月28日までで、IT初学者向けコースにはテキスト、Web問題集、ミニテスト(解説付き)、演習ドリル、過去問題集、Web模試(講師添削あり)、まとめノートが含まれると公式ページに記載されています。

学習前の知識レベルに応じて4段階から選べる構成は、通信講座の中でも珍しい特徴です。基本情報や応用情報の学習から始めたい方は100,000円のコース、応用情報には合格済みでまず科目A-1免除から受験する方は50,900円のコース、独学で仕上げた後の最終確認には20,000円の直前対策講座、というように使い分けられます。

  • IT初学者・応用情報レベル・科目A-1免除者・直前対策の4つのWeb通信コースから選べる
  • IT初学者向けコースは基本情報レベルから支援士レベルまで段階的に学習できる
  • 直前対策講座は20,000円(税込)と、5社の中でも手に取りやすい価格帯

IT経験が浅く、基礎から体系的に学べる講座を探している方や、すでに独学を進めていて最後の仕上げだけ頼りたい方に向いています。

3. アイテック(iTEC) 情報処理安全確保支援士 通信教育

アイテック情報処理安全確保支援士科目B対策コースのページ

科目Bを集中的に鍛えたいなら、情報処理技術者試験の対策教材を専門に手がけるアイテックのeラーニング型通信教育が候補になります。アイテックの公式ストアでは、支援士向けに「科目B対策コース」と「プラクティスコース」の2種類が2026年版として販売されています。

「科目B対策コース」は税込42,900円で、学習期間は2026年6月1日〜2027年3月31日です。公式ページによると、「専門知識+科目B問題」の重点対策テキスト、『セキュリティ技術教科書(第3版)』、総仕上げ問題集、eラーニング動画講義、全国統一公開模試が付属します。公式は「科目Aは独学でなんとかなっても、科目B(旧:午後)が弱点になっている方」に向けたコースと案内しています。

一方の「プラクティスコース」は、書籍が付属しない問題演習主体のeラーニングで、模試付き・模試なしを選べます。価格は税込25,300〜33,550円です。すでに手元に教科書や参考書があり、アウトプットだけを補いたい方に向いています。

  • 科目B対策コース:42,900円(税込)、テキスト・書籍・eラーニング動画・全国統一公開模試つき
  • プラクティスコース:25,300〜33,550円(税込)、書籍なしの問題演習主体、模試付き/模試なしを選択
  • 学習期間は2026年6月1日〜2027年3月31日

応用情報などの基礎知識はすでにあり、記述式の科目Bに絞って対策したい方におすすめです。入門からの講義がある訳ではないため、完全な初学者は大原や日立アカデミーの基礎コースなどとの併用を検討してください。

4. 日立アカデミー eラーニング「集中演習 情報処理安全確保支援士試験【SC】」

日立アカデミーの情報処理安全確保支援士eラーニングのページ

社会人が仕事の合間に演習量を確保したい場合は、日立アカデミーのeラーニングが検討に値します。日立アカデミーは、公開講座(オープン研修)の中で、支援士試験向けの「集中演習 情報処理安全確保支援士試験【SC】」(コースコードSJE043)を提供しています。

公式ページによると、受講料は税込25,300円、標準学習時間は150時間(動画コンテンツ282分を含む)です。基礎事項の学習、問題演習、小テストの3つで構成され、インターネットを使った遠隔学習形式で、動画には字幕が付いているため音声が出せない環境でも学べます。教材はアイテックの提供とされています。

前提知識として、応用情報技術者試験に合格しているか、セキュリティ機能の企画・要件定義・開発・運用・保守・支援などの業務に従事していることが示されています。そのため、これから情報処理の基礎を学ぶ段階の方よりも、応用情報合格レベル以上の方が演習量を積む目的で使うコースです。複数の開始日程が用意されており、公式ページでは2027年1月14日開始分まで確認できました。

  • 受講料25,300円(税込)、標準学習時間150時間
  • 基礎事項の学習・問題演習・小テストの3構成、動画は字幕付き
  • 応用情報合格済み、またはセキュリティ関連業務の経験者が対象

費用を抑えて演習中心に取り組みたい経験者の方におすすめです。

5. Udemy 情報処理安全確保支援士試験 対策講座

Udemyのロゴ

とにかく費用を抑えたい独学派の補強には、動画学習サービスのUdemyが役立ちます。Udemyには、現役のセキュリティエンジニアが講師を務める支援士向けの講座が複数あり、通信講座というより「独学の参考書代わりの動画教材」という位置づけです。

代表的なのは「【175時間で合格ライン!】情報処理安全確保支援士試験 独学短期合格メソッド」です。公式ページ(2026年10月確認)では、講師は情報セキュリティ専門講師の小柳津ダイチ氏で、評価は5点満点中4.5(252件)、受講者は約2,900人、動画は4時間33分(13セクション・92講義)と表示されています。約3か月の学習で合格を目指す構成で、科目A-2対策に45時間、科目B対策に130時間を想定し、頻出問題118問の模擬演習、過去問解説動画、読解力トレーニングを含むと説明されています。CBT方式に対応し、参考書なしで学べる設計とのことです。

このほか、令和7年春期・秋期などの午後(科目B)の過去問を解説する単発の講座も公開されています。価格はセールによって変動するため、購入前に公式ページで必ず確認してください。

  • 独学向けの動画講座で、現役セキュリティエンジニアが解説
  • 科目A-2・科目Bの対策時間配分が示された合格メソッド講座(4時間33分)
  • 過去問解説に特化した単発講座も複数あり

予算を抑えつつ、独学で行き詰まりやすい科目Bの読み解き方だけ補いたい、という方に向いています。ただし、質問対応や添削などの手厚いサポートを求める場合は、他の4社のほうが安心です。

タイプ別に見る、おすすめの通信講座の選び方

ここまでの5社を、受験者の状況別に整理します。

  • IT未経験・基本情報レベルから始めたい人:資格の大原「IT初学者のための合格コース」(基本情報レベルから段階的に学習)
  • 応用情報に合格済みで予備校の講義を受けたい人:TAC「SC本科生」(科目A-1免除なら免除版コース)、大原「応用情報から学ぶ合格コース」
  • 科目Bに絞って鍛えたい人:アイテック「科目B対策コース」、TAC「SC上級コース」
  • 費用を抑えて演習量を確保したい人:日立アカデミーのeラーニング、アイテック「プラクティスコース」
  • 独学の補強として動画で解説を見たい人:Udemyの支援士向け講座、大原「直前対策講座」(試験直前の最終確認)

なお、基本情報技術者やITパスポートの段階から学び直す方は、先に基礎固めの講座を選んでおくと、支援士の学習にスムーズに入れます。次の記事も参考にしてください。

情報処理安全確保支援士は独学でも合格できる?

結論から言えば、IT・セキュリティの実務経験がある方や、応用情報技術者にすでに合格している方は、独学でも合格を狙えます。一方で、IT未経験に近い方や科目Bの記述に自信がない方は、独学のみだと難易度がやや高くなります。

理由は、科目Bが記述式で、情報セキュリティの事例を読み解いて自分の言葉で答える力が求められるうえ、合格率が令和7年度春期で19.0%にとどまっているからです。特にCBT方式ではキーボードで記述するため、文章を短く正確にまとめる練習も欠かせません。過去問を読んで解説を理解するだけでなく、自分で答えを書く経験を積んだ人ほど、本番で得点しやすくなります。

独学で進める場合は、次の3ステップが基本です。

  1. 科目A-2の範囲を固める(最新の過去問題集で、ネットワーク・暗号・脆弱性対策などの頻出分野を洗い出す)
  2. 科目Bの過去問を実際に書いて解く(IPAが公開している過去問題で、設問の聞かれ方と記述の字数感覚をつかむ)
  3. 弱点分野を補強し、本番形式で時間配分を確認する(模試や直前対策の講座で、150分の使い方を練習する)

最新の過去問題集や参考書は、次のバナーから探してみてください。

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独学と通信講座は二者択一ではありません。科目A-2は問題集で固め、科目Bだけアイテックの科目B対策コースやTACの上級コース、Udemyの解説講座で補うといった組み合わせも、費用を抑えながら弱点を埋める現実的な方法です。

費用の全体像:受験から登録・更新まで

資格取得にかかる費用を、IPAの公表額と各社の公式料金で整理すると次のようになります。

受験手数料7,500円(IPA、非課税)
通信講座約2万円台〜約10万円(今回の5社の公式表示。TAC・大原は別途入会金10,000円/6,000円)
新規登録登録免許税9,000円+登録手数料10,700円(IPA)
更新(3年ごと)オンライン講習3回(年1回・20,000円×3回=60,000円)+実践講習1回(IPAまたは民間事業者)。更新手数料はなし(IPA)

受験料と登録費用だけで約2.7万円(7,500円+9,000円+10,700円)かかる計算です。講座代を足すと、合格までに最低でも5万円前後、予備校の講座を使えば10万円を超えることもあります。勤務先に資格取得支援制度や、受講料の補助制度がないかも事前に確認しておくとよいでしょう。

よくある質問

Q. 情報処理安全確保支援士に受験資格はありますか?

A. IPAの案内では、受験者に学歴や実務経験の要件は示されていません。ただし、科目A-1の免除を受けるには、応用情報技術者試験の合格など所定の条件が必要です。

Q. 科目A-1免除とは何ですか?

A. 応用情報技術者試験に合格した方や、高度試験・支援士試験に合格した方、高度試験・支援士試験の科目A-1で基準点以上を取った方が、条件を満たしてから2年間、科目A-1を免除されて科目A-2から受験できる制度です。申込時に一部免除申請番号を入力する必要があります。

Q. 合格基準は何点ですか?

A. IPAの試験要綱では、科目A-1・A-2・Bのいずれも100点満点中60点以上が合格基準です。3つの科目すべてで基準点を超える必要があります。

Q. 合格後すぐに「支援士」を名乗れますか?

A. 名乗れません。合格後にIPAへ登録申請を行い、登録が完了してはじめて情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)になります。登録は年2回(4月1日付・10月1日付)で、登録免許税9,000円と登録手数料10,700円が必要です。

Q. 資格を維持するのにお金はかかりますか?

A. 登録の有効期間は3年間で、更新にはオンライン講習3回(年1回、20,000円・非課税)と実践講習1回の修了が必要です。IPAによると更新手数料自体はかかりません。

Q. 通信講座を使わず独学だけでも大丈夫ですか?

A. 応用情報合格レベルの知識があり、過去問演習を自分で進められる方なら独学でも挑戦できます。科目Bの記述に不安があれば、科目B対策コースや解説動画だけを追加するのがおすすめです。

【豆知識】情報処理安全確保支援士の登録者数と受験者数の動き

資格の価値を考えるうえで、IPAが公表している公的なデータも押さえておきましょう。

  • IPAの登録者統計(2026年4月1日時点)によると、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の登録者は26,453名です。勤務先の業種は、情報処理・提供サービス業が36.2%、ソフトウェア業が22.7%と、合わせて約6割を情報関連業が占めています。
  • 支援士試験の春期試験の応募者数は、令和5年度の17,265人から、令和6年度は19,565人、令和7年度は22,645人へと増えています(IPA統計資料・令和7年度試験)。
  • 一方、合格率は令和5〜7年度の春期試験で19.7%→19.3%→19.0%とほぼ横ばいで、受験者が増えても易しくなっているわけではありません。

応募者が増えている背景には、サイバーセキュリティへの関心の高まりがうかがえます。ただし、上記は公的機関が公表した過去の実績であり、今後の資格の価値や就職・転職での優位性を保証するものではありません。最新の数字は、IPAの公式サイトでご確認ください。

出典:IPA「情報処理安全確保支援士 登録者統計(2026年4月1日時点)」、IPA「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 統計資料(令和7年度)」(令和8年4月21日現在)

まとめ

情報処理安全確保支援士の通信講座は、「自分がどの段階にいるか」で選ぶのが結論です。IT初学者や基本情報レベルから学ぶ方は資格の大原のIT初学者コース、応用情報合格レベルで予備校の講義を受けたい方はTACの本科生、科目Bの記述対策に絞りたい方はアイテックの科目B対策コースやTACの上級コース、費用重視で演習量を確保したい方は日立アカデミーやUdemyが向いています。

理由は、支援士の講座は応用情報技術者レベルの知識を前提にするものが多く、前提知識とのミスマッチが学習の遠回りを招きやすいからです。合格率は2割弱の難関ですが、前提に合った講座で科目Bを意識して準備すれば、合格に近づけます。まずは気になった講座の公式サイトで、最新の料金・開講スケジュール・申込期限(IPAの試験日程もあわせて)を確認して、自分に合う学習計画を立ててみてください。

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この記事を書いた人

教育事業の運営に長く携わってきた経験から、学びや資格の「選び方」を比較記事でお伝えしています。各分野の専門家として指導する立場ではなく、公式サイトなどの一次情報を確認し、料金・サポート・実績を読者の目線で整理することを大切にしています。記事にはアフィリエイト広告を含みますが、掲載の可否や順位づけは、読者にとっての分かりやすさを優先して判断しています。料金や日程は変更されることがあるため、お申込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

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