【2026年最新】日商簿記1級の通信講座おすすめ7選!費用や合格率を徹底比較

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日商簿記1級は、簿記検定の中で最も難易度が高く、合格すると税理士試験の受験資格が得られる資格です。商工会議所が公表している受験者データでは、直近の第173回(2026年6月14日実施)の合格率が21.2%、その前の第171回(2025年11月16日実施)が15.2%と、2級・3級に比べて合格のハードルが高い試験だとわかります。出題範囲が広く、独学だと「どこまで深く学べばよいのか」で迷いやすいため、講義・答練・模試がそろった通信講座を使う人も少なくありません。

この記事では、公式サイトで日商簿記1級の講座があること、料金、学習期間、サポート内容を確認できた6社の有料講座と、無料で学べるサービス1つの合計7つを取り上げ、費用・学習スタイル・サポートの違いを比較します。試験の概要や合格率の数字は日本商工会議所の公式情報にもとづいており、各社の料金は2026年10月21日時点の公式サイト掲載内容です。キャンペーン価格や受付期間は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

目次

日商簿記1級とは?試験の基本を公式情報で確認

日商簿記検定は日本商工会議所と各地の商工会議所が主催する検定試験で、1級は「極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算」を修得したレベルと位置づけられています。合格すると税理士試験の受験資格が与えられるほか、職業能力開発促進法の指導員資格試験で事務科の試験科目の一部が免除される、と公式サイトに記載されています。経理・財務の専門職を目指す人や、公認会計士・税理士への足がかりにしたい人が挑戦する資格です。

内容(日本商工会議所の公式情報)
試験科目商業簿記・会計学(前半)、工業簿記・原価計算(後半)
試験時間前半90分+後半90分(途中に休憩あり)。試験開始は9:00、集合時刻は会場ごとに異なるため受験票で確認
合格基準70%以上。ただし1科目ごとの得点は40%以上
受験料(税込)8,800円
実施時期統一試験は6月と11月の年2回(2026年度は第173回=6月14日、第174回=11月15日)
受験の単位前半のみ・後半のみの受験はできない
出題範囲毎年度4月1日現在施行されている法令等に準拠

2026年11月15日実施の第174回は、すでに申込受付が終了しています。次の1級の統一試験は例年どおりなら2027年6月で、ネットスクールの公式サイトでも「第176回(2027年6月)試験向け講座」と表示されています。実施日と申込期間は、受験を希望する地域の商工会議所の案内で確認しましょう。

持ち込める計算器具は、そろばんか電卓のどちらか1つです。ただし電卓は四則演算の計算機能のみのものに限られ、印刷機能・メロディー機能・プログラム機能などがあるものは持ち込めません。1級は計算量が多い試験なので、普段から本番と同じ条件の電卓で練習しておくと安心です。詳細は日本商工会議所の1級試験科目・注意事項のページで確認できます。

日商簿記1級の合格率と受験者数の推移

1級の合格率は回によって差が大きく、10%台前半の回もあれば20%を超える回もあります。直近の公式データを表にまとめます(いずれも日本商工会議所の「受験者データ」より)。

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実施日実受験者数合格者数合格率
第173回2026年6月14日9,806名2,076名21.2%
第171回2025年11月16日10,524名1,604名15.2%
第170回2025年6月8日9,610名1,343名14.0%
第168回2024年11月17日10,420名1,572名15.1%
第167回2024年6月9日9,457名992名10.5%
第165回2023年11月19日10,251名1,722名16.8%
第164回2023年6月11日9,295名1,164名12.5%

2023年6月以降の7回を見ると、合格率は10.5%〜21.2%の範囲で動いています。実受験者数は各回およそ9,000〜10,500人台で、大きな増減はありません。第173回は合格者が2,076名と、この表の中でいちばん多くなりました。ただし、合格率は問題の難しさや受験者層によって毎回変わるため、「次回も同じように上がる」とは言えません。数字は目安として受け止め、答練や模試で自分の得点力を確かめながら進めるのが現実的です。

2027年度から出題区分表が改定される点に注意

日本商工会議所は、簿記検定の出題区分表について、2027年度試験(2027年4月1日〜2028年3月31日に施行する試験)から新しい区分表を適用すると案内しています。暫定版は2025年12月25日、確定版は2026年7月31日に公表されました。2026年度試験までは従来の2022年度版が適用されるため、2027年6月の第176回から、出題範囲が新しい区分表に変わることになります。

各社の講座ページにもこの改定への言及があります。LECは「2027年度 新出題区分に対応」、TACは「2027年度から適用の『新リース会計基準』等出題区分改定に完全対応」と案内しています。一方で、LECの公式ページには「工業簿記・原価計算の一部講座は2026年対策講座の流用」という注記もあります。2027年度向けの講座を選ぶときは、新しい区分表への対応状況と、どの講座が更新済みかを公式ページで確かめておくと安心です。

日商簿記1級の通信講座を選ぶ5つのポイント

1級は範囲が広く、講座ごとに想定している受講者や学習期間が大きく異なります。申し込む前に、次の5点を確認しておきましょう。

  1. 自分のレベルに合ったコースか(今回の講座は2級程度の知識を前提とするものが多く、初学者向けと経験者向けで内容も異なる)
  2. 目標の試験回(2027年6月か11月か)に合う受講期間か(9か月・12か月・1.5年など、講座ごとに学習期間が違う)
  3. 答練・模試がセットされているか(1級は90分×2科目で時間配分が重要なので、本試験形式の演習があると心強い)
  4. 質問サポートの方法と回数(電話・メール・チケット制・Zoom相談など、使いやすさと上限を確認)
  5. 総額と給付制度・割引の有無(教育訓練給付制度の対象かどうか、早割や受験者割引の期限もチェック)

簿記は3級・2級から1級へと段階を踏む資格です。まだ2級に合格していない人や、簿記全体で講座を比べたい人は、先に次の記事で3級・2級を含めた講座を確認してみてください。

日商簿記1級の通信講座おすすめ7社比較表

まず7つのサービスを一覧で比べます。費用はいずれも税込で、2026年10月21日時点の公式サイトの掲載内容にもとづく目安です。

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1級コース費用の目安学習スタイル・期間特徴
スタディング簿記1級合格コース[2027年度合格目標]66,600円〜(冊子版98,800円)スマホ・PC完結のオンライン講座。受講期限は2027年12月31日低価格。AI問題復習・AI学習プラン
クレアール1級ストレートフルパック145,000円(10月割引95,700円〜、10月31日まで)Web通信。検定目標月プラス1年間の受講保証解法マスター答練つき。質問は無制限と案内
ネットスクール日商簿記1級12か月合格コース【2027年6月】135,000円(教材込)オンデマンド+ライブ。約12か月教育訓練給付制度の対象。ZOOMコンサル・LINEサポート
LEC東京リーガルマインド1級パーフェクトコース132,000円(早期割引127,000円)Web通信。次回検定まで配信延長ベーシックとアドバンスの2講義を視聴可
資格の大原1級合格コース(9ヵ月)【2027年6月検定】146,500円(Web通信)Web通信・Webライブ・資料通信・通学2級学習経験者向け。教材のみの資料通信は97,800円
TAC1級合格本科生/1.5年コース【2027年11月目標】230,000円〜(早割198,000円、11月3日まで)Web通信ほか。全164回、基本講義を2回転的中答練・全国公開模試。合格祝賀金20,000円
CPAラーニング簿記検定1〜3級(無料の学習サービス)無料(30日経過後はアンケート回答が必要)オンデマンド動画有料講座の補助教材や独学の入口に

日商簿記1級の通信講座おすすめ7選

1. スタディング 簿記1級合格コース

スタディング簿記1級講座の公式サイト

費用をできるだけ抑えながら、スマホ中心で学習を進めたい人にはスタディングが向いています。簿記1級合格コース[2027年度合格目標]は、公式サイトでペーパーレス版が66,600円(月々5,700円×12回からの分割例あり)、冊子版テキスト・問題集付きが98,800円と表示されており、今回の比較では最も低い価格帯です。

内容は、動画講義が商業簿記・会計学95回(約50時間)、工業簿記・原価計算73回(約33時間)で、WEBテキスト、スマート問題集、トレーニング、実力テスト、検定対策答練、模擬試験が組み合わさります。AIが復習すべき問題を出す機能や、学習可能な時間から計画を作る機能もあり、通勤中や家事の合間のような短い時間を積み上げる使い方に合っています。質問は学習Q&Aチケット制で、50枚が付属し、追加は1枚1,100円です。

注意したいのは、公式ページに「2024年度は25名の方から簿記1級合格報告をいただきました」とあるとおり、1級の報告数は公開されている範囲では多くないことです。講師に直接相談したい人や、答練を本番形式で提出して添削を受けたい人は、他社のサポート内容と見比べるとよいでしょう。

対象これから勉強を始める方、効率的に合格を目指したい方(公式の案内)
費用ペーパーレス版66,600円、冊子版98,800円(税込)
内容動画講義168回、スマート問題集、実力テスト、検定対策答練、模擬試験など
サポート学習Q&Aチケット50枚付き、AI学習ナビ、勉強仲間機能

2. クレアール 1級ストレートフルパック

クレアール簿記1級講座の公式サイト

出題範囲を絞った効率重視の学習が好みなら、クレアールの1級ストレートフルパックが候補になります。対象は簿記2級修了者(合否は問わない)で、講義は317単元(約160時間)、アウトプットは解法マスター答練16回とファイナル答練・公開模試4回の計20回という構成です。

費用は一般価格145,000円(税込、入学金・教材費・送料込み)で、公式サイトには「10月割引価格」として2027年6月目標が102,950円、2027年11月目標が95,700円と表示されています。この割引は10月31日(土)までと案内されているため、検討中なら早めに確認したいところです。答練を含まない「1級講義パック」(一般価格132,000円)もあります。

もうひとつの特徴が、検定目標月プラス1年間の受講保証制度です。たとえば2027年11月目標なら2028年11月末まで講義を視聴でき、サポートも使えます。質問は電話・メール・インターネット通話で受け付けており、公式の案内ページでは「質問回数無制限」とされています。教育訓練給付制度の対象は「1級フルパックWeb通信」(一般価格163,100円)で、答案の提出と得点の基準など修了要件が定められているため、利用する場合は公式の説明を確認してください。

対象簿記2級修了者(合否は問わない)
費用1級ストレートフルパックWeb通信 145,000円(10月割引価格は2027年6月目標102,950円、同11月目標95,700円)
内容講義317単元(約160時間)、解法マスター答練16回、ファイナル答練・公開模試4回、製本教材
サポート電話・メール・インターネット通話での質問、検定目標月プラス1年間の受講保証

3. ネットスクール 日商簿記1級12か月合格コース

ネットスクール日商簿記1級12か月合格コースの公式サイト

1年かけて基礎から直前対策まで一貫して学びたい人には、ネットスクールのWEB講座が合っています。日商簿記1級12か月合格コース【2027年6月】は「初学者向け」と明記された講座で、基本講義は商業簿記・会計学が基礎編19章・応用編20章、工業簿記・原価計算が管理会計編10章・製品原価計算編14章というチャプター構成です。そこに中間模試各1回、解き方講義各5回、直前答練各5回、とおる模試1回が加わるため、別に直前対策コースを申し込む必要はないと公式に案内されています。

受講料は初めて受講する場合、教材込135,000円、教材別113,000円(税込)です。このコースは一般教育訓練給付制度の対象講座です。受講生専用SNS「学び舎」で質問ややり取りができ、ZOOMでの学習コンサルやLINEサポートも用意されています。受講特典として、日商簿記2級対策WEB講座の基本講義を本試験前日まで視聴できるため、2級の内容があいまいな人の復習にも使えます。

申し込み前に、最新の受付状況と開講日程を公式サイトで確認しておきましょう。

対象初学者向け(インプット・アウトプット講義)。対象試験は第176回(2027年6月)
費用教材込135,000円/教材別113,000円(税込、初めて受講する場合)
内容基本講義(オンデマンド)、中間模試、解き方講義、直前答練、とおる模試。教材は「日商簿記1級とおるテキスト/トレーニング」
サポートZOOM学習コンサル、LINEサポート、受講生専用SNS「学び舎」

4. LEC東京リーガルマインド 1級パーフェクトコース

LEC東京リーガルマインドの日商簿記1級の公式サイト

自分の理解度に合わせて講義を使い分けたい人には、LECの1級パーフェクトコースが向いています。このコースは、初めて学ぶ人向けの「ベーシック講義」(全66回)と、学習経験者向けの「アドバンス講義」(全40回)の2種類を用意しており、通信Web受講生は追加料金なしで両方を視聴できます。理解の足りない部分だけ別の講師の講義で補う使い方ができるのが特徴です。

通信Webの一般価格は132,000円(税込)で、2027年6月検定向けは2026年12月末まで5,000円割引の127,000円と案内されています。演習はトレーニング問題解説講座、解法パーフェクト答練、合格答練、公開模試と段階的に進める設計で、講義の配信期間は目標検定の次回検定まで延長されるため、受験のチャンスが2回ある点も安心材料です。2級の学習から時間が空いた人向けに、2級復習オプション「2級完全マスター講座」(全25回)がテキスト込9,900円で用意されています。

質問は24時間メール感覚で送れる「教えてチューター」を使います。公式の注記では、電話・対面での質問受付や受講相談などのサービスはないとされています。また、先ほど触れたとおり、一部講座の工業簿記・原価計算は2026年対策講座の流用と記載されているため、申し込み前に確認しておきましょう。合格お祝い金3万円の制度もあります。

対象初めて受験する人(ベーシック)、学習経験者・再受験者(アドバンス)
費用通信Web 132,000円(税込)、2026年12月末まで早期割引127,000円
内容ベーシック講義66回、アドバンス講義40回、トレーニング問題解説講座、解法パーフェクト答練、合格答練、公開模試
サポート教えてチューター(メール質問)、次回検定までの配信期間延長、合格お祝い金3万円

5. 資格の大原 1級合格コース(9ヵ月)

資格の大原の日商簿記1・2級講座の公式サイト

通信でも通学でも選べる環境を重視する人には、資格の大原が合います。2027年6月合格目標の「1級合格コース(9ヵ月)」は、公式サイトで「2級学習経験者を9ヵ月で一発合格へ導くコース」と案内されており、全65回で、申込期間は2026年8月17日〜11月14日です。

学習スタイルごとの受講料(税込)は、Web通信が146,500円、Web通信にDVDフォローを付けたものが185,700円、ライブ配信形式のWebライブが178,700円、講義なしで教材のみの資料通信が97,800円と、公式の検索結果ページに表示されています。教室通学・映像通学のコースもあり、教室通学は給付金対象と記載されています。Web通信は最大2倍速で視聴でき、専用アプリに講義動画をダウンロードしておけば電波のない場所でも学習できます。

コースのほかに、基礎項目をじっくり学ぶ「1級基本講義」や、学習経験者・再チャレンジ向けの「1級直前対策・模擬試験」もあります。直前対策・模擬試験は、すでに独学で進めている人が最後の仕上げだけを任せるのにも使えます。申込期間に期限があるため、受講を考える場合は日程を先に確認しておきましょう。

対象簿記2級学習経験者
費用Web通信146,500円、Web通信+DVDフォロー185,700円、Webライブ178,700円、資料通信97,800円(税込)
内容全65回。Web通信は倍速再生・アプリダウンロードに対応
サポート通信・通学など学習スタイルを選べる。教室通学は給付金対象と表示

6. TAC 1級合格本科生(1.5年コース)

TACの日商簿記1級合格本科生の公式サイト

時間をかけて基本講義を2回繰り返し、手厚い答練で仕上げたい人にはTACのコースが選択肢になります。「1級合格本科生/1.5年コース」(2027年11月合格目標)は、対象者が簿記2級修了者、回数が全164回で、通常受講料230,000円のところ、早割キャンペーンでWeb通信が198,000円(申込締切2026年11月3日)と公式サイトに表示されています。2027年6月目標の基本講義を先取りして1回転目として学び、その後に本番に向けた基本講義へ進む構成です。

1級に必要な2級の範囲は、「1級スタートアップ講義」(商業簿記8回・工業簿記5回)で復習できます。本試験の予想問題を解く的中答練(添削課題・全10回)と全国公開模試もあり、教材はTAC出版の「合格テキスト・合格トレーニング」(商業簿記・会計学Ver.19.0、工業簿記・原価計算Ver.8.0)を使用します。質問は電話(月・水・金曜)、質問メール・質問カード(合計80回)、Zoomでのオンライン学習相談が利用でき、公式サイトでは合格祝賀金20,000円や合格返金制度の案内もあります(対象コースや条件は公式で確認)。

この1.5年コースのWeb通信は、公式の表示では教育訓練給付制度の対象外です。また、受験経験者向けには「1級上級合格本科生」(全53回)という別コースもあります。受験歴があるか、費用をどこまでかけられるかで、どちらが合うかが変わります。

対象簿記2級修了者(1.5年コース)。受験経験者向けは1級上級合格本科生
費用通常230,000円〜、早割198,000円(Web通信・テキストあり、2026年11月3日まで)
内容全164回、1級スタートアップ講義、的中答練10回、全国公開模試
サポート質問電話、質問メール・カード合計80回、オンライン学習相談、受講期間は2027年11月末日まで

7. CPAラーニング(無料の簿記学習サービス)

CPAラーニングの公式サイト

まずは費用をかけずに1級の学習を試したい人や、有料講座と併用して講義を補いたい人には、CPAラーニングがあります。公式サイトのトップには「簿記検定1〜3級」「動画1,700本以上 完全無料で見放題」と大きく表示されており、CPA会計学院が20万円相当で提供していた日商簿記検定コースをeラーニング形式で体系化したと説明されています。

利用条件は、会員登録をしたうえで、登録から30日経過後も使い続ける場合はアンケート回答が必要という点です。公式サイトには1級合格者の体験談も載っていますが、個人の感想であり、合格を保証するものではありません。また、公式の「簿記AIエージェント」は日商簿記3級・2級の対応と明記されており、1級は対象外です。1級向け講義の本数や教材の詳細は、登録後の講座ページで確認してください。

有料講座のように答練の添削や個別の質問対応まで期待するのではなく、「無料で基礎を固める」「苦手論点の講義だけ補う」といった使い方が現実的です。

対象簿記検定1〜3級を学びたい人(公式トップの表記)
費用無料(登録から30日経過後も利用する場合はアンケート回答が必要)
内容講義動画1,700本以上(経理実務・財務など簿記以外も含む)、簿記検定の講座
注意点簿記AIエージェントは3級・2級対応。1級講座の詳細は登録後に確認

日商簿記1級は独学でも合格できる?

結論から言えば、2級までの知識が固まっていて、毎日まとまった学習時間を確保できる人は、独学でも合格を狙えます。理由は、1級の過去問題が日本商工会議所の公式サイトで第158回から公開されており、無料の講義動画も使えるなど、教材そのものは入手しやすいからです。一方で、LECの公式ページが「9割前後の方が不合格になってしまう」と書くように、学習範囲は広く、方向性を間違えると遠回りになりやすい試験でもあります。

  1. 基本テキストを1周する(商業簿記・会計学と工業簿記・原価計算を並行して、まず全体像をつかむ)
  2. 過去問と問題集を繰り返す(公式サイトで公開されている1級の過去問題や、市販の問題集を中心に解く)
  3. 本番と同じ時間で解く(前半90分・後半90分で時間を計り、配点と合格基準の70%・各科目40%を意識する)

最新の過去問題集や参考書は、次のバナーから探してみてください。

楽天ブックス

とはいえ、「学習が途中で止まりやすい」「論点の優先順位がつかない」と感じるなら、講義と答練がそろった通信講座を使うほうが安心です。教材だけを自分で選びたい人は、前の章で紹介したCPAラーニングの無料講義や、大原の「資料通信」(教材のみ・97,800円)のような選び方もあります。

目的別のおすすめの選び方

  • とにかく費用を抑えたい人: スタディング(66,600円〜)、または無料のCPAラーニングで基礎を試す
  • 答練を重ねて本番の得点力をつけたい人: クレアール(解法マスター答練つき)、TAC(的中答練10回・全国公開模試)
  • 初学者向け・経験者向けの講義を使い分けたい人: LEC(ベーシックとアドバンスの両方を視聴可)
  • 1年かけて基礎から直前対策まで通して学びたい人: ネットスクール(12か月合格コース)
  • 通信か通学かを選びたい人: 資格の大原(Web通信・Webライブ・通学・資料通信)
  • 受験経験があり、直前の仕上げに絞りたい人: 大原・TACの直前対策や上級コース、ネットスクールの経験者向けコース(対象の試験回は公式で確認)

1級の勉強時間と受験時期の考え方

1級に必要な勉強時間は人によって大きく変わります。クレアールの公式サイトでは、1級は「長ければ合格までに1000時間かかるといわれている」と紹介され、同じページの合格体験記には660時間で合格したという声も載っています。個人差が大きいため、あくまで目安として考えましょう。

各社のコースが想定する学習期間は、大原が9か月、ネットスクールが12か月、TACが1.5年と幅があります。2027年6月の試験を目指すなら、2026年中に学習を始めて基本講義を終え、年明けから答練・過去問へ移るという流れが見えてきます。11月の試験を目指すなら、2027年に入ってからの開始でも逆算できますが、1級は6月と11月の年2回しかないため、不合格だった場合の次の機会まで半年空く点も考えておく必要があります。クレアールの「目標月プラス1年間の受講保証」やLECの「次回検定までの配信延長」のように、再受験を見据えた制度を持つ講座は、その点で選びやすくなります。

簿記1級に合格した先のキャリアとして、税理士や公認会計士を考える人も多いでしょう。税理士試験は簿記論・財務諸表論などの科目で構成され、1級合格は受験資格につながります。進路を具体的に考える段階では、次の記事も参考になります。

税理士を目指す場合に、1級の次のステップとして通信講座を比べたい人は、税理士講座の比較記事が役立ちます。

会計の専門職として公認会計士を視野に入れている人は、公認会計士講座の比較記事も確認してみてください。

今回の比較で掲載しなかった会社について

通信講座の大手でも、公式サイトで日商簿記1級の講座を確認できなかった会社は掲載していません。たとえばユーキャンは簿記3級講座のページを、フォーサイトは簿記2級・3級の講座を、キャリカレは日商簿記3級・2級の講座を、オンスク.JPは日商簿記3級の講座を公式サイトで確認できましたが、1級講座は見つかりませんでした。アガルートアカデミーには税理士試験向けの簿記論講座(ネットスクール提供)がありますが、日商簿記1級の講座は確認できませんでした。講座の提供状況は変わることがあるため、気になる会社がある場合は最新の講座一覧を公式サイトで見てみてください。

日商簿記1級に関するよくある質問

Q. 日商簿記1級の合格率はどのくらいですか?

A. 日本商工会議所の公式データでは、直近の第173回(2026年6月14日)が21.2%、第171回(2025年11月16日)が15.2%、第167回(2024年6月9日)が10.5%でした。2023年6月以降の7回では10.5%〜21.2%の範囲で、回ごとの差が大きい試験です。

Q. 6月と11月、どちらの試験を目指すべきですか?

A. 学習を始める時期から逆算して決めるのが現実的です。大原のコースは約9か月、ネットスクールは約12か月、TACは1.5年と、講座ごとに想定期間が異なります。2級の知識があいまいな場合は、その復習期間も含めて余裕のある回を選びましょう。

Q. 2級に合格していなくても、1級の講座は受けられますか?

A. 講座によって前提が異なります。TACとクレアールは簿記2級修了者、大原は簿記2級学習経験者が対象と案内しています。LECは初めて受験する人向けのベーシック講義を用意し、2級の復習用オプション講座もあります。申し込む前に各社の対象者の記載を確認してください。

Q. 教育訓練給付制度は使えますか?

A. ネットスクールの12か月合格コースは一般教育訓練給付制度の対象講座です。クレアールは「1級フルパックWeb通信」が対象コースとされ、大原は教室通学のコースに給付金対象の表示があります。一方、TACの1.5年コース(Web通信)は対象外と表示されています。受給には要件があるため、利用を考える場合はハローワークと各社の案内で確認してください。

Q. 日商簿記1級に合格すると、どんな資格の受験資格が得られますか?

A. 日本商工会議所の公式サイトには、合格者に税理士試験の受験資格が与えられると記載されています。また、職業能力開発促進法の指導員資格試験で、事務科の試験科目の一部が免除されます。

Q. 2027年度の出題区分表の改定は、いつの試験から影響しますか?

A. 2027年度試験(2027年4月1日〜2028年3月31日に施行する試験)から新しい区分表が適用されます。2027年6月の第176回からが対象になるため、教材や講座が新しい区分表に対応しているかを確認しましょう。

【豆知識】簿記1級の受験者数と合格率の動き

  • 日本商工会議所の公表データによると、1級の実受験者数は各回およそ9,000〜10,500人台で推移しています(第164回=2023年6月が9,295名、第171回=2025年11月が10,524名、第173回=2026年6月が9,806名)。受験者数が大きく増えているわけではなく、横ばいに近い動きです。
  • 合格率は2023年6月以降の7回で10.5%〜21.2%と幅があり、直近の第173回は21.2%(合格者2,076名)でした。
  • 2027年度から出題区分表が改定されるため、2027年6月の試験以降は新しい区分表に沿った学習が必要になります。

※上記は公表データにもとづく整理であり、今後の受験者数や合格率を保証するものではありません。最新情報は公式サイトでご確認ください。
出典: 日本商工会議所「簿記検定 受験者データ」(kentei.ne.jp、2026年10月21日確認、第173回(2026年6月14日)までの公表分)/日本商工会議所「2027年度簿記検定試験出題区分表について」(暫定版2025年12月25日、確定版2026年7月31日公表)

まとめ

日商簿記1級の通信講座は、「何を重視するか」で選ぶのが近道です。費用を抑えるならスタディングや無料のCPAラーニング、答練・模試を重ねて得点力をつけるならクレアールやTAC、2つの講義を使い分けたいならLEC、1年かけて通しで学ぶならネットスクール、通信と通学を選びたいなら大原が候補になります。理由は、1級は範囲が広く、合格率も10.5%〜21.2%と振れ幅が大きいため、自分の学習レベルと使える時間に合わない講座を選ぶと続けにくいからです。

まずは、受験したい試験回(2027年6月が最初の目安)から逆算して学習期間を決め、気になる講座の公式サイトで最新の料金・受付期間・対象者を確認しましょう。無料体験や資料請求を用意している会社も多いので、講義の雰囲気や教材を確かめてから申し込むと、納得して進められます。

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この記事を書いた人

教育事業の運営に長く携わってきた経験から、学びや資格の「選び方」を比較記事でお伝えしています。各分野の専門家として指導する立場ではなく、公式サイトなどの一次情報を確認し、料金・サポート・実績を読者の目線で整理することを大切にしています。記事にはアフィリエイト広告を含みますが、掲載の可否や順位づけは、読者にとっての分かりやすさを優先して判断しています。料金や日程は変更されることがあるため、お申込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

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