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お子さんが学校に行けなくなると、「このまま勉強が遅れてしまうのでは」「家にいるだけで本当に大丈夫なのか」と、保護者の方は不安になりやすいものです。ただ、いまは学校以外にも、自宅から参加できるオンラインのフリースクールや、在籍校の出席扱いにつなげられる学び場など、選べる場所が増えています。
この記事では、不登校の小学生・中学生を主な対象に、公式サイトで対象学年・通い方・費用・出席扱いの案内・オンライン対応の有無を確認できた7つのフリースクールを紹介します。あわせて、文部科学省の通知にもとづく出席扱いの考え方、選ぶときのポイント、費用の見方も整理しました。掲載順は優劣を示すものではなく、お子さんの状況に合うかどうかを考える材料としてお使いください。
先に、お子さんの状況別の目安を挙げておきます。
- まず家から出ずに、顔を出さなくても始めたい:メタバースやオンラインで参加できる、aini school・NIJINアカデミー・SUPER SCHOOL・SOZOWスクールなどが候補になります
- 月額を抑えつつ、在宅で学習面も見てほしい:クラスジャパン小中学園は月額27,500円(税込)で教材や出席扱いのサポートまで含まれると公式サイトに案内されています
- 通える範囲に校舎があり、通学も視野に入れたい:学研WILL学園は、通学コースとメタバースコースを選べるフリースクール・サポート校です
- 中学生で、プログラミングやプロジェクト型の学びに興味がある:N中等部のネットコースが選択肢になります
高校生で通信制高校との組み合わせを考えている場合は、別記事の通信制高校の比較も参考になります。

フリースクール7校の比較表(オンライン・出席扱い・費用)
各校の公式サイトで確認した内容を一覧にしました。料金はすべて税込表示で、キャンペーンや年度によって変わることがあるため、申込前に必ず公式サイトで最新の金額を確認してください。出席扱いの可否は、各校ではなく在籍している学校の校長が判断します。
| 対象学年 | 通い方 | 費用の目安(税込) | 出席扱いの案内(公式) | 特徴 | |
| 学研WILL学園 | 初等部は新小6〜/中等部は中1〜3 | 全国11キャンパスでの通学+メタバース | 中等部:入学金24,200円+月額44,000〜66,000円 | 在籍校の校長が認定すれば出席扱い(中等部ページに公立校の97.5%で認定との記載) | 通信制高校のサポート校も運営 |
| クラスジャパン小中学園 | 小1〜中3が中心 | 完全オンライン | 入会金11,000円+月額27,500円(初月の月額は無料) | 月1回の学習レポートを在籍校へ提出し、出席扱いを目指す | 日本初のオンラインフリースクール(公式表示、2018年開校) |
| aini school 小・中等部 | 小1〜中3 | メタバース+現地通学の選択 | 入学金30,000円+月額21,000〜29,000円 | 希望者の97%が出席扱い(2026年2月時点・公式) | 平日の9〜15時に毎日開校 |
| NIJINアカデミー | 小1〜中3 | メタバース+全国48教室 | 入学金33,000円+月額25,443円〜 | 希望者の97%が出席認定(公式) | 8〜10人の異年齢クラス |
| N中等部(ネットコース) | 中学生(小学校卒業者も入学対象) | 完全オンライン | 入学金22,000円+月額40,700円 | 毎月の学習状況等報告書を作成(公式) | 在籍中学校に在籍したまま学ぶ |
| SUPER SCHOOL | 小1〜中3 | 完全オンライン | 月額33,000円(入校初月無料) | 活動記録の提供・学校との情報連携に対応(公式) | 発達支援の専門家とマンツーマン中心 |
| SOZOWスクール 小中等部 | 小3〜中3 | 完全オンライン | 入学金30,800円+月額25,000〜40,700円 | 出席認定サポート(レポート作成・質問会) | 「好き」を軸にした探究型の活動 |
フリースクールとは?学校・教育支援センターとの違い
フリースクールは、学校に通いづらい子どもが安心して過ごし、学べる場所として、民間の団体や企業が運営している施設の総称です。学校教育法上の「学校」とは違う位置づけで、決まった形はなく、運営する団体ごとに過ごし方も費用も大きく異なります。そのため、「フリースクール」という言葉だけで選ぶのではなく、中身を比べることが欠かせません。
不登校のお子さんの居場所には、大きく分けて次のような選択肢があります。
- 教育支援センター(市区町村の教育委員会などが設置する公的な施設。費用や利用の流れは自治体ごとに異なります)
- 学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校。不登校の児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程で学べる学校で、設置されている地域は限られます)
- 民間のフリースクール・オンラインフリースクール(この記事で扱う選択肢。自宅から参加できるタイプもあります)
- 家庭学習・通信教育・個別指導の活用(学校や居場所と組み合わせて学習面を補う方法)
文部科学省は、令和元年10月25日付の通知(元文科初第698号「不登校児童生徒への支援の在り方について」)で、支援の目標を「学校に登校する」という結果のみに置くのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指す、という考え方を示しています。同じ通知では、教育支援センターや不登校特例校、フリースクールなどの民間施設、ICTを活用した学習支援といった多様な教育機会を活用することにも触れられています。
「学校に戻る」ことだけがゴールではなく、お子さんが安心できる場所で学びを止めないことも大切な選択肢、という整理です。
出席扱いになる仕組みと、確認しておきたい条件
保護者の方が特に気にされるのが「フリースクールに通うと学校の出席扱いになるのか」という点です。結論を先に整理すると、出席扱いにするかどうかは、フリースクール側ではなく、在籍している学校の校長が判断します。同じフリースクールに通っていても、学校や自治体によって取扱いが違うことがあります。
民間施設に通う場合の考え方
文部科学省の通知(義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱い)では、次のような点が示されています。
- 保護者と学校の間に、十分な連携・協力関係が保たれていること
- 施設に通所するなどして、実際に相談・指導を受けていること(公的機関での支援が受けられない場合などに、本人・保護者の希望で民間施設も検討対象になる)
- 学校の教育課程に照らして適切と判断できる学習内容であること(指導要録には、必ずしも全教科の評価ではなく、学習状況を文章で記すなど柔軟な方法が想定されています)
- 社会的自立を目指す支援として適切で、本人が希望したときに学校へ円滑に戻れる体制が整っていること(校長の総合的な判断)
自宅でICTを使って学ぶ場合の考え方
オンラインで学ぶ場合は、同じ通知の「自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合」の考え方が関わることがあります。通知では、保護者との連携、インターネットや郵送・メールなど多様な手段による学習提供、訪問などによる定期的な対面指導、計画的な学習プログラム、校長による学習状況の把握、学校の教育課程に照らして適切であること、などが条件として整理されています。
ここは読み取り方に幅があり、実際には在籍校や教育委員会ごとに判断が分かれます。オンラインのフリースクールを検討するときは、申し込む前に「その学校ではどのような報告があれば出席扱いにできるのか」を担任や管理職に聞いておくと、後から慌てずにすみます。通知の原文は、文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について」のページで確認できます。
なお、高校生の場合は通知が別になっており(平成21年3月12日付の通知)、通信制高校への転入・編入と組み合わせて考えるのが一般的です。
出席扱いにするための基本的な流れ
- 在籍校の担任・管理職に相談する(フリースクールを利用したい考えと、出席扱いを希望することを伝える)
- フリースクールに在籍校への報告方法を確認する(学習レポートや出席証明書の発行など、各校のサポート内容を比べる)
- 利用開始後は、月ごとの報告を学校へ届ける(最終的な判断は在籍校の校長が行う)
フリースクールの選び方5つのポイント
7校を比べる前に、確認しておきたい観点を整理しました。すべてを完璧に満たす場所を探すより、お子さんが「ここなら行けそう」と感じる点を優先するほうが、続きやすくなります。
- 通い方(完全オンライン・メタバース・通学との併用のどれか。家から出られない時期は、まず自宅から参加できるかどうかが大切です)
- 対象学年と年齢の合い方(小学生中心か、中学生中心か。異年齢のクラスか)
- 出席扱いへのサポート(学習レポートの発行、在籍校とのやり取りの支援があるか)
- 費用の総額(月額に加え、入学金やパソコン・教材などの追加費用、通学の交通費も含めて考える)
- お子さんの特性・雰囲気との相性(カメラ・マイクがオフでも参加できるか、個別中心か集団中心か、発達特性への配慮があるか)
学習面を通信教育で補う場合は、小学生向けの通信教育の比較と、中学生向けの通信教育の比較も、あわせて参考になります。


フリースクールおすすめ7選(公式サイトで確認した内容)
ここからは、公式サイトで確認できた情報を中心に、7校を順に紹介します。料金・サービスは変更されることがあるため、申込前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
1. 学研WILL学園:通学・メタバースを選べるフリースクール兼サポート校

通える範囲に校舎があり、少人数の環境で通学も試してみたい家庭には、学研WILL学園が候補になります。公式サイトでは、通信制高校に通う高校生と、不登校の小学生・中学生のためのフリースクール・サポート校と案内されており、初等部(入学時点で小学6年生)・中等部(中学1〜3年生)・高等部・進路準備課程に分かれています。
キャンパスは、関東(高田馬場・立川・錦糸町・さいたま・横浜・湘南)、中部(名古屋)、関西(京都・大阪梅田・明石)、九州(福岡博多)の11拠点で、これに加えて自宅から参加できるメタバースキャンパスがあります。メタバースキャンパスは小学6年生〜高校3年生が対象で、公式サイトでは自宅からの参加も出席として認定されると案内されています。
中等部のコースは、週5日通学の総合コース、週3日通学の選択コース、週5日オンラインにログインできるメタバースコースがあり、いずれも週1日は自由登校日が含まれます。中等部ページには、在籍する中学校へ報告書を提出し校長が認定すれば出席扱いになること、「公立校の97.5%に出席認定をしてもらっている」という実績が記載されています。
| 対象 | 初等部:入学時点で小学6年生/中等部:中学1〜3年生(高等部・進路準備課程もあり) |
| 通い方 | 通学(11キャンパス)・メタバースコース(オンライン) |
| 費用(中等部・税込) | 入学金24,200円+月額44,000円(選択・メタバース)〜66,000円(総合) |
| 費用(初等部・税込) | 入学金24,200円+月額44,000円(選択・メタバース)/55,000円(個別) |
| 出席扱い | 在籍校の校長の判断。報告書の提出が必要 |
| 入学の流れ | 見学・面談→無料体験入学(1〜3回)→出願→選考→入学手続き |
費用は、中等部で月額44,000円〜66,000円と、今回の7校の中では高めの水準です。少人数・個別指導が中心のため、料金に見合う内容かどうかは、見学や無料体験で確かめるのが確実です。なお、学研WILL学園は通信制高校のサポート校で、単体では高校卒業資格は取れず、提携校への在籍が必要と公式に案内されています。
2. クラスジャパン小中学園:月額に教材・サポートが含まれるオンラインフリースクール

費用をできるだけ分かりやすく抑えたい場合は、クラスジャパン小中学園がひとつの目安になります。公式サイトによると、2018年に日本で最初に開校したオンラインフリースクールで、明光義塾のグループ企業が運営し、開校以来の累計在籍者は2,000人以上とされています。
対象は小学1年生〜中学3年生が中心で、未就学児や高校生も参加できると案内されています。担任の先生とのチャット相談、自分のペースで進められるネット教材、イラスト・プログラミング・eスポーツなどの習い事、自習室や探究学習のプログラムが月額に含まれる、という整理です。
出席扱いについては、月に1回、保護者がクラスジャパン小中学園の作成する「学習レポート」を在籍校へ持参する流れで、文部科学省の通知の要件にもとづく出席扱いを目指すと説明されています。学校側の判断になる点は、他の施設と同じです。
| 対象 | 小学1年生〜中学3年生が中心(未就学児・高校生も参加可) |
| 通い方 | 完全オンライン |
| 費用(税込) | 入会金11,000円+月額27,500円(初月の月額利用料は無料) |
| 含まれるもの | ネット教材・学習AI・習い事・自習室・出席扱いのサポート(学習レポート作成など) |
| 出席扱い | 月1回の学習レポートを在籍校へ提出し、出席扱いを目指す |
| 入会の流れ | 資料請求→個別相談(希望者)→トライアル入会→入会ガイダンス→担任の挨拶 |
入会金のみで初月を試せる点は、「合うかどうかをまず見たい」家庭にとって取り組みやすい条件です。初月に実際の雰囲気を確かめてから、続けるかどうかを決められます。
3. aini school 小・中等部:平日毎日開くメタバースの学校

生活リズムを整えながら、学校に近い時間割で過ごしたい子には、aini schoolが向いています。公式サイトでは、2023年開校の不登校の小学生・中学生向けのオルタナティブ・オンラインフリースクールで、月〜金の9:00〜15:00に毎日メタバース校舎が開いていると案内されています。
料金は、月5日通学のライトプランが月額21,000円、月10日通学のプチベーシックプランが25,000円、平日毎日通学できるベーシックプランが29,000円(いずれも税込)で、別途入学金30,000円がかかります。兄弟姉妹で通う場合は、2人目以降の入学金が半額になる案内もあります。校舎で他の生徒と会いたい場合に追加できる現地通学プラン(週1日20,000円〜週3日39,000円)もあります。
出席扱いのページでは、希望した生徒の97%が在籍校の出席扱いとして認められたと記載されています(2026年2月時点、最終的な認定は在籍校の校長の判断)。毎月の出席証明書と、担任のコメントを添えた学習レポートが発行される仕組みです。
| 対象 | 小学1年生〜中学3年生 |
| 通い方 | メタバース校舎(自宅から)・現地通学プランの追加も可 |
| 費用(税込) | 入学金30,000円+月額21,000円(月5日)/25,000円(月10日)/29,000円(毎日) |
| 出席扱い | 毎月の出席証明書・学習レポートを発行。希望者の97%が認定(2026年2月時点) |
| 開校時間 | 平日9:00〜15:00(予約制のプランあり) |
| 入学の流れ | 入学説明会→申込→メタバース校舎で学習開始 |
ライトプランから始めて、慣れてきたら日数を増やす、という使い方もできます。無理のないペースを選べる点は、これまで外に出ること自体が負担だったお子さんにも合いやすいでしょう。
4. NIJINアカデミー:異年齢の少人数クラスと全国の教室

同じ年頃の友だちとの関わりも持ちたい場合は、少人数の異年齢クラスをつくっているNIJINアカデミーを見てみる価値があります。公式サイトによると、運営は株式会社NIJINで、対象は小学1年生〜中学3年生(高校生はNIJIN高等学院)です。メタバース校舎で平日毎日学べるほか、全国48か所のリアル教室もあり、メタバースと現地通学を組み合わせて使えます。
クラスは8〜10人の異年齢で、最初はカメラもマイクもオフ、チャットだけで参加してよい、と案内されています。月100コマのオンライン授業(録画視聴も可)、担任サポート、出席認定サポート、毎週の学びのポートフォリオなどが月額に含まれます。
料金は、メタバース通学で月額25,443円〜(月払いの授業料23,760円+施設利用料1,683円)、年払いにすると授業料が月19,800円になると記載されています。ほかに入学金33,000円が必要で、リアル教室を併用する場合は月16,500円〜が追加になります。出席認定は、希望した方の97%が認められたと公式に示されています。
| 対象 | 小学1年生〜中学3年生(高校生はNIJIN高等学院) |
| 通い方 | メタバース校舎(平日毎日)・全国48か所のリアル教室(追加) |
| 費用(税込) | 入学金33,000円+月額25,443円〜(年払いは授業料が月19,800円) |
| クラス | 8〜10人の異年齢クラス+1対1の専任サポート |
| 出席扱い | 出席認定サポートあり。希望者の97%が認定(公式) |
| 体験 | LINEでの相談・体験説明会 |
備品や教材費、希望制の特別行事(社会科見学・修学旅行)の費用が別にかかる場合がある、とも公式に書かれています。総額を知りたいときは、体験説明会で見積もりを聞いてみてください。
5. N中等部(ネットコース):中学生向けのオンライン学習とプロジェクト型授業

中学生で、プログラミングやグループワークなどの実践的な学びに興味があるなら、N中等部のネットコースが選択肢になります。運営は学校法人角川ドワンゴ学園で、公式サイトでは、N中等部は学校教育法第一条に定められた中学校ではなく、ご自身の中学校に在籍したままN中等部で学ぶ、と明記されています。入学対象は、小学校卒業者(またはそれに準ずる方)と中学校に在籍している方です。
ネットコースは、週2回のオンライン「一斉学習」(月・水、または火・木。昼クラスは13:30〜16:00、夕方クラスは17:00〜19:30から選択)で、科目学習サポートやプログラミング学習、プロジェクト型学習に取り組みます。月〜金の9:30〜18:00に開く「Nラウンジ(ネット自習室)」は任意参加です。
出席扱いについては、毎月、生徒一人ひとりの出席状況・学習状況・生活状況をまとめた「学習状況等報告書」を作成する、と公式サイトに書かれています。これを在籍校へどう届けるか、出席扱いにできるかどうかは、在籍校の判断になります。
| 対象 | 中学生(小学校卒業者を含む)。中学校に在籍したまま学ぶ |
| 通い方 | ネットコース(完全オンライン)。通学コースもあり |
| 費用(税込) | 入学金22,000円+月額40,700円 |
| 追加費用 | MacBook Air(16万円以上)、Minecraft(約4,000円)などが別途必要(公式) |
| 授業 | 週2回のリアルタイム授業+任意のネット自習室(月〜金) |
| 出席扱い | 毎月、出席状況などを記した「学習状況等報告書」を作成 |
パソコンなどの機材費が別にかかる点は、費用を比べるときに見落としやすいところです。月額だけで比べず、初期費用を含めた総額で考えておくと安心です。
6. SUPER SCHOOL:発達特性に合わせたマンツーマン中心のオンライン活動

集団が苦手で、まず1対1から慣れたいお子さんなら、SUPER SCHOOLが合うかもしれません。公式サイトでは、小学1年生〜中学3年生を対象に、全国から自宅でオンライン参加でき、顔出し・声出しなしでも大丈夫と案内されています。
活動の中心は、「フレンド」と呼ばれるスタッフとの週2回の個別活動(各60分)で、学習サポート(週1回・任意)や自由参加の活動も用意されています。発達支援の専門職が関わる体制で、マインクラフト教育版などを使った活動が特徴とされています。
料金は月額33,000円(税込)のみで、コースの選択はありません。入校初月は無料、2ヶ月目は19,800円のスタートアップ割があり、初期費用11,000円は2026年10月末まで無料と記載されています(キャンペーンは終了することがあります)。出席扱いは、活動記録の提供と学校との情報連携に対応し、実績があるとされています。可否は在籍校の校長が判断します。
| 対象 | 小学1年生〜中学3年生(全国対応) |
| 通い方 | 完全オンライン(顔出し・声出しなしでOK) |
| 費用(税込) | 月額33,000円(初月無料/2ヶ月目19,800円。初期費用11,000円は2026年10月末まで無料) |
| 活動 | 週2回の個別活動(各60分)+学習サポート(任意) |
| 出席扱い | 活動記録の提供・学校との情報連携に対応(校長が判断) |
| 準備するもの | ノートパソコン |
お子さんの特性に合わせた関わりを重視する場合は、無料のオンライン説明会(約30分)で、スタッフの考え方を直接聞いてみるとよいでしょう。
7. SOZOWスクール 小中等部:「好き」を軸に学ぶオンラインフリースクール

ゲームや動画、アートなど、好きなことから関わりを広げたい子には、SOZOWスクールの活動が合いやすいかもしれません。運営はSOZOW株式会社(2019年6月設立)で、カメラオフ・マイクオフでも参加でき、日本全国で500人以上が在籍している(2024年12月調べ)と公式サイトに記載されています。
コースは3つあり、自分探Qコース(小3〜中3)が月額25,000円、好き探Qコース(小3〜中3)が月額33,000円+運営システム費3,300円、未来探Qコース(小6〜中3を推奨)が月額40,700円+運営システム費3,300円(いずれも税込)です。入学金は30,800円で、入学体験までは費用がかからないと案内されています。未来探Qコースは、他コースに3ヶ月以上在籍した子どもが対象で、入学時には選べません。
出席認定サポートとして、質問会の開催や学校提出用のレポート作成を行うと公式サイトに記載されています。スクール全体の出席認定の取得率は75%(2024年12月調べ)と案内されており、スタッフが月3回(30分)の個別対応も行います。
| 対象 | 小学3年生〜中学3年生(未来探Qコースは小6〜中3を推奨) |
| 通い方 | 完全オンライン(カメラ・マイクオフOK) |
| 費用(税込) | 入学金30,800円+月額25,000円〜40,700円(好き探Q・未来探Qは別途運営システム費3,300円) |
| 出席扱い | 出席認定サポート(レポート作成・質問会)。取得率75%(2024年12月調べ・公式) |
| サポート | メンターによる月3回×30分の個別対応 |
| 体験 | 入学体験は無料(体験期間中に保護者面談も可能) |
小学1・2年生は公式の料金表上の対象外になっているため、低学年のお子さんの場合は他校と合わせて検討してください。
学習面の遅れが気になるときの補い方
フリースクールは居場所としての役割が大きい一方で、教科の学習をどこまで見てくれるかは施設によってまちまちです。「勉強の遅れが不安」というときは、フリースクールの活動と並行して、個別指導や通信教育を組み合わせる方法もあります。
学習の個別サポートを足す場合:キズキ共育塾

キズキ共育塾は、不登校や発達障害・グレーゾーンの子ども、中退や通信制高校からの学び直しなどに対応する、1対1の個別指導塾です。公式サイトによると、全国どこからでもオンラインで受講でき、授業はGoogle Meetで行われ、顔を見せるのが苦手な場合は音声とチャットのみの授業もできると案内されています。小学校の内容から大学受験まで対応しています。
授業料の参考として、公式の料金ページには、中学3年生・メンターなしで1回50分×月4回が30,800円〜(税込)と記載されています(年齢・目的・校舎で変動)。また、「所属する学校の判断に応じて、キズキへの通塾を小学校・中学校の出席日数としてカウントできる場合がある」とも案内されています。フリースクールそのものではなく学習サポート型ですが、居場所と学習を分けて考えたい場合の選択肢です。
塾や家庭教師で学習面を補う方法については、中学生向けのオンライン塾・家庭教師の比較記事も参考になります。

費用の目安と、自治体の助成制度
今回の7校の公式料金を並べると、月額はおおむね2万円台〜6万円台、入学金は11,000円〜33,000円の範囲に収まります(オンライン完結のクラスジャパン小中学園やaini schoolは月額2万円台、通学型の学研WILL学園の中等部は月額4万円台〜6万円台)。N中等部のように機材の購入が別に必要なものもあるため、月額だけでなく、初期費用と年間の総額で比べるのが基本です。
一部の自治体では、フリースクールの利用料を助成する制度が設けられています。例えば東京都は、令和7年度に、都内在住の不登校の小・中学生の保護者を対象に、利用料(月額最大2万円)を助成する制度を実施しました。対象になるのは「不登校支援を主たる目的とする通所型施設」など都の要件を満たす施設の利用料で、入会金・施設維持費・教材費は対象外とされています。
助成の有無・金額・対象施設・申請時期は、お住まいの自治体や年度によって変わります。オンラインのみのスクールが対象になるかどうかも制度ごとに違います。気になるスクールを見つけたら、お住まいの市区町村や都道府県の最新の案内を確認してみてください。
見学・体験から利用開始までの進め方と、保護者の関わり方
お子さんがフリースクールに「行ってみたい」と言えるまでには、時間がかかることもあります。急がず、次の順で進めると、保護者の方も気持ちに余裕を持ちやすくなります。
- 資料請求・説明会で情報を集める(保護者だけで先に参加し、お子さんには良さそうな点だけ伝える)
- 体験や無料期間で、お子さんが様子を見る(学研WILL学園の無料体験入学、クラスジャパン小中学園の初月無料、SOZOWスクールの入学体験など、各校の案内を活用する)
- 在籍校に相談し、出席扱いの手続きを確認する(担任・管理職と、報告のしかたを決めておく)
通ううちに、お子さんの様子が変わってくることもありますが、そのスピードには個人差があります。「何日通えたか」より、「安心して過ごせたか」「少しでも自分から動けたか」に目を向けると、保護者の方の気持ちも楽になります。不登校のお子さんへの接し方を扱った書籍も多く出ていますので、気になる方は次のバナーから探してみてください。
高校生で今後の進路に迷っている場合は、通信制高校やサポート校の選び方もあわせて確認しておくと、見通しが立てやすくなります。
よくある質問
Q. フリースクールに通えば、必ず学校の出席扱いになりますか?
A. 必ずなるわけではありません。出席扱いにするかどうかは、在籍している学校の校長が、保護者との連携や学習内容などを踏まえて判断します。同じフリースクールでも、学校や自治体によって対応が異なることがあります。各校が発行する学習レポートや出席証明書を使って、在籍校と相談しながら進めます。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 今回の7校の公式料金では、月額は約2万円〜6万6千円(税込)、入学金は11,000円〜33,000円の範囲でした。クラスジャパン小中学園やaini schoolはオンライン完結で月額2万円台、学研WILL学園の中等部は通学コースで月額44,000円〜66,000円です。N中等部のように機材購入が別に必要な場合があるため、初期費用も含めて比べてください。
Q. 家から出られない状態でも利用できますか?
A. オンライン型なら、自宅から参加できます。aini school・NIJINアカデミー・SUPER SCHOOL・SOZOWスクールは、カメラやマイクをオフにしたままでも参加できると、それぞれの公式サイトで案内されています。まずはチャットだけ、見るだけ、という始め方も選べます。
Q. 小学校低学年でも入れるフリースクールはありますか?
A. クラスジャパン小中学園、aini school、NIJINアカデミー、SUPER SCHOOLは小学1年生から対象です。SOZOWスクールは小学3年生から、学研WILL学園の初等部は入学時点で小学6年生が対象、N中等部は小学校卒業者以降が対象です。学年の条件は変更されることがあるため、申込前に公式サイトで確認してください。
Q. 高校生でも使えますか?
A. この記事で紹介した7校は、小学生・中学生向けが中心です。高校生の場合は、通信制高校やサポート校と組み合わせる形が一般的で、学研WILL学園の高等部、NIJIN高等学院などもあります。通信制高校の比較は、別記事にまとめています。
Q. どのタイミングで体験や相談をすればよいですか?
A. 気持ちが動いたときが目安です。無理に決める必要はありません。保護者の方が先に説明会に参加し、お子さんにはその様子を伝えるだけでも構いません。クラスジャパン小中学園の初月無料、SOZOWスクールの入学体験(無料)、学研WILL学園の無料体験入学など、各校の体験の仕組みを使うと、お子さんの反応を見ながら決められます。
【豆知識】不登校の子どもの数と、相談・支援の状況
- 文部科学省の令和6年度調査では、小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人(小学校137,704人・中学校216,266人)で過去最多となり、12年連続で増加しました。ただし増加率は小・中学校全体で2.2%と、前年度(15.9%)から低下しています。
- そのうち、新たに不登校になった児童生徒は153,828人(前年度165,300人)で、9年ぶりに減少しました。1,000人当たりの不登校児童生徒数は38.6人です。
- 学校の内外で専門的な相談・指導等を受けた不登校の児童生徒は218,246人で、不登校の児童生徒全体の61.7%でした(学校外の機関には、教育支援センターや民間団体・民間施設などが含まれ、フリースクールだけの数字ではありません)。
不登校の児童生徒は決して少なくなく、相談できる場所や学び方の選択肢も広がってきています。ただ、これは国の調査結果であり、お子さん一人ひとりの状況やこれからの学びを保証するものではありません。最新の情報は、文部科学省や各スクールの公式サイトでご確認ください。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(不登校抜粋版)。調査機関による公表値であり、今後を保証するものではありません。
まとめ
フリースクールを選ぶときは、まずお子さんが無理なく続けられる通い方(完全オンライン・メタバース・通学との併用)を決め、そのうえで、対象学年・費用・出席扱いのサポートを公式サイトで比べるのがおすすめです。自宅から始めたい場合はaini school・NIJINアカデミー・SUPER SCHOOL・SOZOWスクール、費用を抑えたいならクラスジャパン小中学園、通学も視野に入れるなら学研WILL学園、中学生でプロジェクト型の学びを選ぶならN中等部、というのが大まかな目安です。
理由は、出席扱いにするかどうかを決めるのは在籍校の校長であり、お子さんの状況によって「合う場所」が大きく変わるためです。フリースクールの学習レポートや報告書を使って学校と連携しながら、体験期間や無料の説明会で実際の雰囲気を確かめてから決めると、後悔しにくくなります。気になる施設が見つかったら、料金や条件は変更されることがあるため、まず公式サイトで最新情報を確認し、資料請求や体験から始めてみてください。

