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MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、Word・Excel・PowerPointなどの操作スキルを、実際にアプリを動かす実技試験で証明する資格です。事務職への就職・転職や、職場でOfficeを使いこなしたい人が最初の一歩に選びやすい資格で、日本で試験を運営するオデッセイ コミュニケーションズは、累計受験者数が540万人を超えた(2026年3月31日時点)と公表しています。
学び方は大きく3つに分かれます。市販の対策教材で独学する、動画やテキストで進める通信講座・オンライン講座を使う、講師に個別に教わるパソコンスクールに通う(オンライン受講できるところもあります)の3通りです。この記事では、試験の概要・受験料・出題範囲をオデッセイの公式サイトで、各講座の内容と料金を各社の公式サイトで確認できたものだけを選び、オンラインや通信で学べるMOS対策8社を比べました。
受験の段取りで1点だけ先に知っておきたいのが、毎月開催の「全国一斉試験」が2026年12月で終了することです。以後は、全国の試験会場でほぼ毎日実施されている「随時試験」で受験することになります。詳しくは後半の解説をご覧ください。なお、料金・内容は2026年10月20日時点で各公式サイトに表示されていたもの(税込)で、キャンペーンや改定で変わることがあります。
MOS講座・おすすめ8社の比較表
まずは8社を一覧で比べます。学習形式・対応するOfficeのバージョン・料金・学習期間の目安・サポート内容を、公式サイトの表示どおりに整理しました。気になる会社は、後ろの個別紹介で詳しく解説しています。
| 学習形式 | 対応バージョン | 料金の目安(税込) | 期間の目安 | サポート・特徴 | |
| キャリカレ MOS Word&Excel W合格指導講座 | 通信(テキスト・映像・模擬問題集) | Office 2016/2019/365(一般レベル) | Bコース通常58,800円→キャンペーン価格19,800円(11/5まで) Word単体15,800円・Excel単体14,800円(同キャンペーン価格) | 最短2か月 サポート1年〜1年2か月 | 質問は期間中何度でも可 不合格時は全額返金保証(条件あり) |
| ユーキャン MOS講座 | テキスト+WEB動画 | MOS 365 | Excel一般16,000円 一般・上級一貫Word&Excel両方コース44,000円(割引キャンペーン表示) | 標準1〜4か月 指導サポートは標準期間の2〜3倍 | 9コースから選べる 添削なし・質問は1日3問まで |
| ハロー!パソコン教室 オンライン校 MOS対策講座 | 動画+FOM社テキスト+練習問題 | MOS 365/2019 | Word 365 20,210円 Excel 365 19,010円 PowerPoint 365 20,430円 | Excel 365は学習目安約26時間 受講可能期間4か月 | 講師はMOS取得者 最短2週間のプランも例示 |
| TAC MOS Excel 365試験対策コース | Web通信(講義動画) | Microsoft 365(Excel 2021/2024も可) | Excel 365 29,900円 | 70回・約12時間 受講期間4か月 | 模擬試験5回分・添削1回 質問は月5回まで |
| 資格の大原 MOS 365試験対策コース | Web通信(ほか映像通学) | Office 365&2021対応 | 1科目19,300円 2科目パック35,600円 | 1科目は学習20時間・受講期間3か月 | 電話・質問フォームで質問可 模擬テスト付き |
| ヒューマンアカデミー Office Word/Excel/PowerPoint 2019講座 | DVD+テキスト+eラーニング | Office 2019(MOS 365&2019の出題範囲に対応と公式が説明) | 各18,700円 | 標準学習期間1か月 eラーニング視聴6か月 | 添削6回 MOS専用の対策講座ではない |
| Winスクール Excel MOSスペシャリスト対策コース | 個人レッスン(教室・オンライン) | 公式で確認 | 142,230円(入学金・教材費込み) | 90分×20回(30時間) 受講期限3か月 | 講師1人に平均3名の個人レッスン 教育訓練給付制度の対象 |
| アビバ MOS対策講座 | 個別指導(オンライン・通学) | カウンセリングで確認 | 個別見積もり(無料カウンセリング) | 各講座の受講期間2か月(公式表示) | オンラインか通学か選べる 随時試験の認定会場が多い |
料金は各社の公式表示をそのまま載せたもので、MOS本体の受験料(後述の12,980円)が講座料金に含まれるかどうかは会社によって異なる可能性があります。申込みの前に、受験料の扱いも公式サイトで確認してください。
MOS資格とは?試験の概要・受験料・合格点【公式情報】
ここからは、試験の運営元であるオデッセイ コミュニケーションズの公式サイトに書かれている内容をもとに、MOSの基本をまとめます。講座を選ぶ前に、試験そのものの条件を押さえておくと、各社の説明が読みやすくなります。
MOSはOffice製品の操作スキルを証明する国際資格で、公式サイトによると、世界共通の合格認定証が発行されます。科目は、Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookのアプリごとにあり、OfficeのバージョンごとにMOSの試験も分かれています。最も受験されている「一般レベル」は、Wordなら文字や段落の書式設定・表の作成・変更履歴の管理、Excelなら数式や関数・グラフの作成といった基本操作を理解している人が対象です。
試験のあらまし(Word・Excel・PowerPoint 365・一般レベル)
| 運営 | オデッセイ コミュニケーションズ(日本) |
| 試験科目 | Word・Excel(一般/上級=エキスパート)、PowerPoint(一般)ほか。Outlook(一般)とAccess(上級)はOffice 2019の科目として掲載 |
| 試験形式 | コンピュータを使った実技試験(CBT)。筆記試験はなし |
| 試験時間 | 50分(Word・Excel・PowerPoint 365の一般レベル) |
| 受験料(税込) | 一般価格12,980円/学割価格9,680円(公式の受験料表では全科目が同じ価格で表示) |
| 合格点 | 科目ごとの合格点は非公開。1000点満点で550〜850点の範囲が目安。試験後すぐ画面に得点と合否が表示される |
| 合格率 | 公式は公表していない |
| 受験資格 | 年齢・国籍を問わず誰でも受験可。未成年は保護者の同意が必要 |
| 再受験のルール | 同じ科目は、2回目は前回から24時間、3回目以降は48時間あける。合格後も再受験は可能 |
| 試験環境 | Windows 11 Pro・Microsoft 365・Microsoft IME。Mac版Officeの試験は行っていない |
ポイントは、合格率は公表されていないことと、試験問題を公表していないため過去問題集がないことです。公式のよくある質問でも、過去問の代わりに、バージョン・科目ごとに市販されている対策教材を使うよう案内されています。「合格率〇%」という数字を見かけたら、その学校や講座が自社の受講生について出した数字だと考えて読むのが安全です。
Word・Excel・PowerPointの出題範囲(365・一般レベル)
出題範囲は公式サイトに公開されています。講座を選ぶときも、学習のゴールをここに照らして考えると、迷いにくくなります。
- Word 365:文書の管理/文字・段落・セクションの挿入と書式設定/表やリストの管理/参考資料の作成と管理(脚注・目次など)/グラフィック要素の挿入と書式設定/文書の共同作業の管理(コメント・変更履歴)
- Excel 365:ワークシートやブックの管理/セルやセル範囲のデータの管理/テーブルとテーブルのデータの管理/数式や関数を使用した演算の実行/グラフの管理
- PowerPoint 365:プレゼンテーションの管理/スライドの管理/テキスト・図形・画像の挿入と書式設定/表・グラフ・SmartArt・3Dモデル・メディアの挿入/画面切り替えやアニメーションの適用
Wordは「書式と構造を整える操作」、Excelは「数式・関数とデータの整理」、PowerPointは「スライドの構成と見せ方」が中心です。事務職では、まずWordとExcelの2科目を取り、PowerPointを後から足す人も多い資格です(MOS Associateは、一般レベルのExcel・Word・PowerPoint・Outlookの4科目のうち3科目を取得すると認定されると公式に説明されています)。
全国一斉試験は2026年12月で終了。これからは随時試験が中心
MOSの受験方法は、毎月1回日曜日に行う「全国一斉試験」と、各試験会場が設定した日にほぼ毎日実施する「随時試験」の2つです。公式サイトによると、申込方法が違うだけで、受験料・試験内容・合格証はすべて同じです。
2026年8月18日付のお知らせで、オデッセイは全国一斉試験を2026年12月で終了すると発表しました。最終回は第363回(2026年12月13日・日曜日)で、申込期間は10月13日〜11月16日です。以後は、パソコンスクールや専門学校などの認定会場で行われる随時試験で受験します。講座を終えたあとに「いつ・どこで受けるか」を決めやすくなる一方、会場によって日程や申込方法が違うため、早めに会場を探しておくと安心です。
Office 365と2019、どのバージョンで学ぶ?
公式サイトが案内するのは、「自宅や職場で使い慣れたOfficeバージョンでの受験をお勧めします」という考え方です。試験科目一覧にあるのは365と2019で、教材と受験するバージョンが違うと画面や操作が一部異なるため、公式は受験する試験のバージョンに合った対策教材を使うよう求めています。
講座選びでは、この「バージョン一致」が見落としやすい点です。たとえばユーキャンのMOS講座は、公式ページでMOS 365の試験に対応した講座で、Office 2016/2019、ストアアプリ版、無料の簡易版Office、Mac版などには対応しないと明記しています。ヒューマンアカデミーのOffice講座はOffice 2019が対象です。自分のパソコンで使っているOfficeの種類と、受ける試験のバージョンを先に決めてから、対応する講座を選びましょう。
MOS講座を選ぶ5つのポイント
- 受験する試験バージョンと対応しているか(365か2019か。自分のOfficeの種類も確認)
- 学習形式が自分に合うか(動画中心・DVD+テキスト・個別レッスンなど。質問できる回数も比べる)
- 総額はいくらか(講座料金に加えて、受験料12,980円の扱いや入学金・教材費も確認)
- 期間の目安に無理がないか(学習目安は約12〜30時間と講座で幅がある。受講期間内に終えられるか)
- 返金保証・給付制度・割引があるか(キャリカレの返金保証、Winスクールの教育訓練給付制度など)
とくに③の総額は、安く見える講座でも、受験料や追加の科目で差が出ます。WordとExcelの両方を受ける予定なら、1科目ずつ受けると受験料だけで約2万6千円(12,980円×2)かかるので、講座料金と合わせて計算しておくと安心です。
MOS講座・オンライン講座おすすめ8社を詳しく紹介
1. キャリカレ|WordとExcelを最短2か月で狙う速習講座

WordとExcelをまとめて、できるだけ早く取りたい人に合うのがキャリカレの「MOS Word&Excel W合格指導講座」です。公式ページでは、一般レベルのWordとExcelを対象に、それぞれ最短2か月で合格を目指せる速習カリキュラムをうたっています。WordだけExcelだけの単体受講もできます。
学習はテキストと映像を見ながら、ダウンロードした課題をパソコンで操作する流れで、試験に対応した模擬問題集も付いています。料金は、サポート期間が1年1か月のBコースで通常58,800円のところ、2026年11月5日までのキャンペーン価格として19,800円(税込)と表示されていました。Word単体は15,800円、Excel単体は14,800円です。サポート期間が1年2か月のAコース、1年のCコースもあり、サポート期間以外の教材やサービスは共通です。
注意したいのは対応バージョンです。公式ページでは、Office 2016・2019(旧365&2019)・365に対応と案内される一方、ページ下部には動作確認が2020年9月時点のOfficeに基づくと書かれています。MOS 2016の試験は公式の現在の科目一覧にはないため、受験するのは365か2019になります。申込み前に、手元のOfficeとの対応を確認しておきましょう。「万が一不合格でも受講料全額返金」も掲げていますが、条件があると公式に明記されています。
| 講座名 | MOS Word&Excel W合格指導講座(Word単体・Excel単体もあり) |
| 料金(税込) | Bコース58,800円→キャンペーン19,800円(2026/11/5まで)/Word単体15,800円/Excel単体14,800円(いずれもキャンペーン価格) |
| 学習期間 | 最短2か月で合格を目指せる/学習サポート期間はA:1年2か月・B:1年1か月・C:1年 |
| サポート | サポート期間中は何度でも質問可/就・転職サポート付き/8日以内の返品可 |
| その他 | 不合格時の全額返金保証(条件あり)/資料請求・単体受講OK |
2. ユーキャン|MOS 365専用の9コース。1科目から選べる

公式ページが「最短1か月で合格が目指せる」とうたうのが、ユーキャンのMOS講座です。MOS 365の試験に対応した9コース構成で、Wordだけ、Excelだけ、両方まとめて、一般レベルだけ、上級まで一貫して、と目標に合わせて選べます。科目ごとに別々に受けるより、セットコースのほうが学費がお得になると公式に案内されています。
費用は公式の費用ページで、Excel一般レベルコースが16,000円(標準学習期間1か月、指導サポートは受講開始から3か月まで)、Excelの一般&上級コースが30,000円(標準2か月、サポート6か月まで)、一般・上級一貫のWord&Excel両方コースが44,000円(2026年10月21日時点の公式表示。5,000円割引キャンペーンの期間は10月22日までのため、終了後は金額が変わる場合があります。標準4か月、サポート8か月まで)でした。分割払いにも対応しています。
学習は、図解の多いテキストと、スマホで見られる解説動画の組み合わせです。模擬試験はプログラムをダウンロードして使い、採点と結果の分析まで自動で行われます。一方で、添削はなく、質問は1日3問までです。もう一つの注意点は対応環境で、公式ページには、Office 2016/2019、ストアアプリ版、無料の簡易版Office、Mac版Officeなどには対応しないとあります。Microsoft 365のインストール版を使える人向けの講座です。
| 講座名 | マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座(MOS 365対応・全9コース) |
| 料金(税込) | Excel一般16,000円/Excel一般&上級30,000円/一般・上級一貫Word&Excel両方44,000円(10/21時点の表示。割引は10/22まで、終了後は変動の可能性あり) |
| 標準学習期間 | Excel一般1か月、一般&上級2か月、一貫Word&Excel両方4か月(指導サポートはそれぞれ3・6・8か月まで) |
| 教材 | メインテキスト(コースにより1〜4冊)・ガイドブック・解説動画・模擬試験プログラム(ダウンロード) |
| サポート | 添削なし/質問は1日3問まで/8日以内の返品可 |
3. ハロー!パソコン教室 オンライン校|科目別に選べる動画講座

パソコン教室の指導ノウハウを、自宅で動画で学べる形にしたのが「ハロー!パソコン教室 オンライン校」です(通学型のハロー!パソコン教室とは別の、オンライン専用のサイトです)。公式ページによると、MOS対策講座には20年以上の歴史があり、MOS資格を持つ講師が試験に必要な知識を映像で解説します。
講座はWord 365(一般)が20,210円、Excel 365(一般)が19,010円、PowerPoint 365が20,430円と、科目ごとに1つずつ選べます。上級レベルのExcel 365 Expertは18,910円、Word 365 Expertは17,710円です。Excel 365(一般)の例では、カリキュラムが全13講で学習目安は約26時間、受講可能期間は4か月でした。わかりやすさに定評があるとされるFOM社のテキストに、映像授業とオリジナルの練習問題集を組み合わせる構成で、模擬試験も3回分あります。
公式ページには、1日2時間なら2週間、1日1時間なら1か月、1日30分なら2か月で終えられるという学習プランの例も載っています。短期間で履歴書に書ける資格がほしい人は、この目安から逆算すると計画を立てやすいでしょう。公式サイトでは「受講生の合格率97.3%」とも案内されていますが、運営元が自社の受講生について示した数字として受け取り、試験そのものの合格率とは分けて考えてください。
| 講座名 | MOS対策講座(Word・Excel・PowerPoint 365/2019、上級レベルも) |
| 料金(税込) | Word 365一般20,210円/Excel 365一般19,010円/PowerPoint 365 20,430円/Excel 365 Expert18,910円/Word 365 Expert17,710円 |
| 学習時間・期間 | Excel 365一般:全13講・約26時間・受講可能期間4か月 |
| 教材 | FOM社テキスト+映像授業+練習問題集+模擬試験(Excel 365一般は3回分) |
| 運営 | ハロー!パソコン教室(全国の教室を展開するパソコン教室のオンライン校) |
4. TAC|Excelの基本は分かる人が動画で仕上げる

Excelの基本操作は分かっていて、出題範囲を確実に押さえて合格したい人に向くのが、資格の学校TACのWeb通信講座です。対象者は「Excelの基本操作(四則演算や絶対参照など)を習得済みの方」と公式ページに明記されていて、ゼロからの初心者向けというより、試験対策に絞って学ぶコースです。
Excel 365試験対策コースは、70回・約12時間の講義動画で、標準学習期間2か月・受講期間4か月、料金は29,900円(税込)でした。ページ上では、オデッセイ アワード受賞記念として、ネット申込限定の5,000円オフクーポンが配布中と案内されています(利用条件は公式で確認してください)。対応バージョンはMicrosoft 365で、Excel 2021/2024でも可とされています。Word 365の試験対策コースも用意されています(75回・約12時間)。
サポートは、本番形式を分析した模擬試験が5回分、課題の添削が1回(受講期間内)、質問が月5回まで(質問サポート対象コース)という内容です。ユーキャンや大原より受講料は高めですが、模擬試験の回数と、講義動画で操作画面を見ながら進める点に重きを置く人に向きます。
| 講座名 | MOS Excel 365試験対策コース(Web通信講座) |
| 料金(税込) | 29,900円(教材費込み。ネット申込限定の5,000円オフクーポン配布の案内あり) |
| 学習時間・期間 | 70回(約12時間)/標準学習期間2か月/受講期間4か月 |
| 対象者 | Excelの基本操作(四則演算や絶対参照など)を習得済みの方 |
| サポート | 模擬試験5回分/課題の添削1回/質問は月5回まで(対象コースのみ) |
5. 資格の大原|1科目19,300円のWeb通信。パックもある

1科目だけ、できるだけ安く取りたい人は、資格の大原の社会人講座も候補になります。MOS Word・Excel・PowerPointの365(一般レベル)の試験対策コースがあり、Web通信なら1科目19,300円(税込)、学習時間は20時間、受講期間は申込み手続完了日から3か月です。対応バージョンはOffice 365&Office 2021と案内されています。
わからないことは電話や質問フォームで質問でき、模擬テストも付いています。複数科目を取る人向けに、MOS Word&Excel(365・一般)の2科目パックは35,600円(書籍代込み・学習時間40時間・受講期間4か月)、WordとExcelとPowerPointの3科目パックは50,000円で、1科目ずつ申し込むより割安になる設定です。校舎の映像ブースで学ぶ「映像通学」もあるので、パソコンが自宅にない人は選択肢になります。
ただし、2026年10月20日の確認時点で、ExcelのコースやWord&Excel 2科目パックなど一部のページに「教材改訂のため一時的に販売停止中、再開は10月下旬の予定」という表示がありました(Wordの Web通信は購入ボタンが表示されていました)。申込みの前に、希望するコースが販売中か公式ページで確認してください。
| 講座名 | MOS Word/Excel/PowerPoint[365](一般レベル)試験対策コース(Web通信・映像通学) |
| 料金(税込) | 1科目19,300円/Word&Excel 2科目パック35,600円(Web通信・映像通学)/3科目パック50,000円 |
| 学習時間・期間 | 1科目:学習20時間・受講期間3か月/2科目パック:40時間・4か月 |
| 教材 | MOS攻略問題集(科目別)・模擬テスト付き |
| 注意 | 一部コースは教材改訂のため販売停止中の表示(再開は10月下旬の予定) |
6. ヒューマンアカデミー通信講座|Office 2019でじっくり基礎から

Office 2019を使っていて、WordやExcelの使い方を基礎から固めたい人には、ヒューマンアカデミー通信講座の「Office Word 2019講座」「Office Excel 2019講座」「Office PowerPoint 2019講座」があります。それぞれ18,700円(税込)で、標準学習期間は1か月、添削は6回、eラーニングの視聴期間は6か月です。
教材は、ソフトの独習書として評価が高いとされる「誰でもわかるシリーズ」を基にした副読本テキストと、操作を見せるトレーニングDVDです。実際の操作画面を使った映像で、初めて使う人にも分かりやすい構成だと公式ページが説明しています。
位置づけには注意が必要です。講座名はあくまでOfficeの使い方講座で、MOSの対策に特化した模擬試験講座ではありません。公式ページは、現在実施されているMOS 365&2019の出題範囲に対応した内容だと説明する一方で、Office 2019は2025年10月14日に延長サポートが終了していること、最新のMicrosoft 365とは画面や機能が一部異なることを、申込み前の注意として明記しています。MOS 365を受ける人は、他社の365対応講座と見比べたうえで選ぶのがおすすめです。
| 講座名 | Office Word 2019講座/Office Excel 2019講座/Office PowerPoint 2019講座 |
| 料金(税込) | 各18,700円 |
| 学習期間 | 標準学習期間1か月/eラーニング視聴期間6か月 |
| 教材・サポート | 副読本テキスト+トレーニングDVD(上・下巻)/添削6回 |
| 注意 | Office 2019はサポート終了済み。MOS専用の対策講座ではなく、出題範囲に対応した内容と公式が説明 |
7. Winスクール|個人レッスンで質問しながら進める

独学や動画だけだとつまずきそうな人に向くのが、個人レッスンが特長のWinスクールです。公式ページによると、講師1人につき平均3名の受講生を個別に指導する形式で、教室だけでなくオンラインでも受講できます。毎週決まった曜日に通うだけでなく、空きがあれば自由に予約できる「自由予約制」で、入学も随時始められます。
Excel MOSスペシャリスト対策コースは、90分×20回(30時間)、受講期限3か月で、費用は142,230円(税込)です(受講料125,400円・入学金9,900円・教材費6,930円の合計)。PowerPoint・Access MOS対策コースも142,450円(税込)で、オンライン対応の表示がありました。講座料金は他社より高い一方、質問に直接答えてもらえる環境と引き換えの価格といえます。
費用面で見逃せないのが、教育訓練給付制度の対象と公式に案内されていることです。修了すると受講料の20%(最大10万円)が支給される制度で、雇用保険の加入期間などの条件があります。対象になるかどうかは、受講前にハローワークや公式の説明で確認してください。このほか、個別カウンセリングに参加した人限定で、MOS1科目を受験料半額で受けられるキャンペーンも案内されています。公式ページは「一発合格率99.3%」を掲げていますが、算出の対象や条件は受講相談で確認すると安心です。
| コース | Excel MOSスペシャリスト対策コース(Excel講座+Excelスペシャリスト対策講座) |
| 料金(税込) | 142,230円(受講料125,400円+入学金9,900円+教材費6,930円)/PowerPoint・Access MOS対策コースは142,450円 |
| 学習時間・期間 | 90分×20回(30時間)/受講期限3か月 |
| 形式 | 個人レッスン(教室・オンライン対応)/自由予約制・入学は随時 |
| 給付制度 | 教育訓練給付制度の対象(受講料の20%・最大10万円。条件あり) |
8. アビバ|料金は相談して決める。オンラインも通学も選べる

自分の目標や期限に合わせて、学習計画から相談したい人に合うのが、パソコン教室アビバです。MOS対策講座は、Excel・Word・PowerPoint(一般レベル)とExcel・Word・Access(上級レベル)の講座が公式に掲載されていて、各講座の受講期間は2か月と表示されています。
特徴は、オンラインと通学のどちらでも受けられることと、個別指導であることです。公式ページによると、完全オンラインの「CloudSchool」でも受講でき、受講生の進捗や目標に合わせたサポートを案内しています。平日夜や土日祝日など都合のよい時間を選べて、急に通えなくなったときの休学制度もあります。
料金は目的や期間、通い方で変わるため、公式ページには固定の金額が載っていません。無料カウンセリングで個別の見積もりを出してもらう流れです。また、多くの教室がMOSなどの随時試験の認定会場になっているため、学習から受験まで同じスクールで進めやすいのも利点です。急いで資格を取りたい場合は、「次の面接までに」のような期限を伝えると、逆算した短期集中のスケジュールを提案してもらえると公式の質問欄で説明されています。
| 講座 | MOS(Excel・Word・PowerPoint 一般/Excel・Word・Access 上級)対策講座 |
| 料金 | 個別見積もり(無料カウンセリングで案内) |
| 受講期間 | 各講座2か月(公式の講座一覧の表示) |
| 形式 | 個別指導/オンライン(CloudSchool)・通学から選べる/休学制度あり |
| その他 | 多くの教室がMOSなどの随時試験の認定会場/無料体験レッスン・個別カウンセリングあり |
MOSは独学でも合格できる?
結論から言えば、WordやExcelを普段から使っている人は、独学でも合格を狙えます。理由は、MOSが筆記ではなく、実際のアプリを操作する実技試験で、出題範囲が公式サイトに公開されているからです。一方、Excelの関数やWordの目次・変更履歴などをほとんど触ったことがない人は、操作の順序を覚えるのに時間がかかるので、動画付きの教材や講座を使うほうが近道です。
- 受ける科目とバージョンを決める(公式サイトの出題範囲を見て、自分のOfficeと同じバージョンの試験を選ぶ)
- 対策教材を1冊決めて、実際にOfficeを動かして一周する(テキスト+模擬試験プログラム付きを選ぶ)
- 模擬試験で弱点を直し、随時試験の会場と日程を押さえる(過去問は非公開なので、模擬試験が仕上げの材料)
MOSの対策教材は、公式サイトにバージョン・科目別の一覧があります。最新のテキストや模擬試験付きの問題集は、次のバナーから探してみてください。
独学の悩みは、つまずいたときに質問できないことです。操作の動画を見ながら進めたいなら、次のオデッセイ公式の対策動画が低価格の選択肢になります。
オデッセイ公式の「オリジナルMOS対策動画」

試験を運営するオデッセイ コミュニケーションズは、出題範囲を網羅した「オリジナルMOS対策動画 ~TWD式学習術~」を、同社のECサイト「アオテンストア」で限定販売しています。公式ページの「MOS 365対策 Excel一般レベル」は、実務を想定した9つのテーマで構成され、合計時間は約4時間。30日コース1,100円、60日コース1,650円、90日コース2,200円と、期間を選んで買えます。
動画で操作の手順を確認し、アプリで実際に操作し、模擬演習問題を解くという流れです。講座というより「自習の補助」の位置づけなので、質問サポートが必要な人は、前に紹介した講座と組み合わせるとよいでしょう。
Excelの操作そのものを仕事で使えるレベルまで伸ばしたい人は、MOSの勉強と並行して、Excelの学習サービスを比べておくと選びやすくなります。Excelのオンライン講座については、こちらの記事でレベル別・費用別に比べています。

目的別・MOS講座の選び分け
8社それぞれに強みがあるので、優先したい条件ごとに整理します。料金は2026年10月20日時点の公式表示です。
- 1科目をできるだけ安く:ユーキャンのExcel一般(16,000円)、キャリカレのキャンペーン価格(Excel単体14,800円・Word単体15,800円、11/5まで)、ハロー!オンライン校のExcel 365(19,010円)、資格の大原のWeb通信(19,300円)が1〜2万円前後
- WordとExcelをまとめて最短で:キャリカレ(最短2か月・不合格時の全額返金保証〈条件あり〉)、ユーキャンの一貫コース(標準4か月)
- 365対応で動画中心に学ぶ:ハロー!オンライン校、TAC、ユーキャン、資格の大原
- 質問しながら個別に進めたい:Winスクール(教育訓練給付制度の対象)、アビバ(無料カウンセリングで見積もり)
- Office 2019で基礎から:ヒューマンアカデミー(MOS専用ではない点に注意)
MOSで事務スキルの土台を作ったら、次に評価されやすい資格を組み合わせる方法もあります。経理や会計の仕事を視野に入れるなら、MOSとの相性がよい日商簿記について、通信講座を比べたこちらの記事が参考になります。

ビジネスマナーや来客・電話対応まで含めて事務職の基礎を固めたい人は、秘書検定の通信講座を比べた記事も合わせてどうぞ。

ITの基礎知識を体系的に学びたい人には、国家試験のITパスポートが組み合わせやすい資格です。通信講座の比較記事で、費用や合格率を確認できます。

よくある質問
Q. MOSの合格点と合格率は?
A. 合格点は科目ごとに非公開で、公式サイトでは1000点満点で550〜850点の範囲が目安とされています。試験後すぐに画面に得点と合否が表示されます。合格率は公式が公表していないため、講座や学校が示す合格率は、その会社の受講生に関する数字として見る必要があります。
Q. 受験料はいくらですか?
A. 公式の受験料表では、一般価格12,980円(税込)、学割価格9,680円(税込)です。学割で受ける場合は、受験当日に学生証が必要です。WordとExcelなど複数科目を受ける場合は、科目ごとに受験料がかかります。
Q. 全国一斉試験が終わると、どこで受けられますか?
A. 全国の認定会場で、ほぼ毎日実施されている「随時試験」で受験できます。申込みは試験会場に直接行い、日程や申込方法は会場ごとに異なります。公式サイトの「試験会場を探す」で、近くの会場を検索できます。
Q. MacのOfficeでも受験できますか?
A. 公式サイトでは、Mac版Officeの試験は行っていないと案内されています。試験会場のWindowsパソコンで受験する形式なので、自宅でMacを使っている人も、Windows版の操作に慣れておく必要があります。
Q. Word・Excel・PowerPointのどれから始めるのがよいですか?
A. 事務職の求人でよく挙がるWordとExcelから取り、必要に応じてPowerPointを足す進め方が一般的です。日常業務でExcelをよく使うなら、Excelから始めると学習内容を仕事にすぐ活かせます。
Q. 一般レベルを飛ばして上級(エキスパート)から受験できますか?
A. 公式サイトでは、試験科目は個々に独立していて、最初から上級レベル(エキスパート)で受験することも可能と案内されています。ただし、上級は一般レベルよりも高度な機能が出題されるため、基本操作に不安がある人は一般レベルから始めるのが無難です。
【豆知識】MOS資格の受験者数と試験の動き
- MOSの国内での累計受験者数は5,401,484名(2026年3月31日時点)で、1997年の試験開始以来540万人を超えました(オデッセイ コミュニケーションズ公表)。
- MOS 365・2019の称号別の累計認定者数は、MOS Associate(一般レベル4科目のうち3科目取得)が41,388名、MOS Expert(Associateに加え上級レベル3科目のうち2科目取得)が7,547名です(2025年12月31日時点)。
- 毎月開催の全国一斉試験は、2026年12月13日の第363回で終了予定です。以後は随時試験が受験の中心になります。
累計の人数は大きいものの、公式は年ごとの受験者数の推移を公表していないため、いまの受験者が増えているか減っているかは、この資料からは判断できません。資格を取ることが、そのまま就職や昇進につながるとは限らず、職場や業種によって評価は異なります。
出典:MOS公式サイト(オデッセイ コミュニケーションズ)「試験に関するデータ」(累計受験者数は2026年3月31日時点、認定者数は2025年12月31日時点)、「MOS 全国一斉試験終了のお知らせ」(2026年8月18日)。試験運営元の公表データで、今後を保証するものではありません。最新情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ
MOS対策の講座は、使っているOfficeのバージョンと、1科目だけか複数科目か、質問サポートが必要かの3点で選ぶのが近道です。Microsoft 365を使っていて1科目をできるだけ安く取りたいなら、ユーキャン・ハロー!オンライン校・資格の大原のWeb通信が1〜2万円台、WordとExcelをまとめて短期間で取りたいなら、キャリカレが選びやすい候補です。質問しながら進めたい人は、Winスクールやアビバのような個別指導が向いています。
理由は、MOSが実技試験で、過去問も公表されておらず、講座ごとに対応バージョンやサポートの厚みが大きく違うからです。2026年12月には全国一斉試験も終わり、以後は随時試験での受験になります。まずは気になる講座の公式サイトで、最新の料金・対応バージョン・キャンペーンの期限を確認し、受験する会場も早めに調べておきましょう。

