【2026年最新】小学校受験の準備と幼児教室・通信教育の選び方を比較

小学校受験の準備と幼児教室・通信教育の選び方(5社)のアイキャッチ。机で絵を描く2人の子ども

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「周りの家庭が年中から動き始めているらしい」「そもそも小学校受験は何をするのかよく分からない」——子どもの就学を意識し始めた保護者から、こうした声はよく聞かれます。小学校受験は、中学受験や高校受験のように学力を点数で競う試験とはかなり性格が異なり、ペーパーテストに加えて、行動観察・面接・絵画制作・運動など、年齢相応の「見られ方」が総合的に問われるのが大きな特徴です。そのため、何から手をつけるか、教室に通うのか家庭学習で進めるのかで、最初に迷う家庭が少なくありません。

この記事では、国立と私立の違い、試験の内容、準備を始める時期、費用の考え方を整理したうえで、通学型の幼児教室・通信教育・タブレット教材から5つのサービスを取り上げ、公式サイトで確認できた内容(2026年10月30日時点)をもとに比較します。紹介の番号は順位ではなく、タイプの違いを見比べやすくするための並びです。特定の教室や教材によって合否が決まるわけではなく、合格を保証するものでもない点は、最初にお伝えしておきます。

目次

小学校受験とは?中学受験・高校受験との違い

小学校受験とは、国立大学の附属小学校や私立小学校の1年生として入学するために、就学前の幼児(多くは5〜6歳)が受ける入学選考のことです。公立小学校は住んでいる地域の学区に通うのが基本ですが、国立・私立は「選考に参加して入学を許可される」仕組みのため、入学の前に出願・考査・面接といった手続きが必要になります。

中学受験などと大きく違うのは、選考の主役が「子ども本人の学力」だけではない点です。たとえば新渡戸文化小学校の2027年度入学児童募集要項では、児童に対して「ペーパーテスト、集団観察、グループテスト」などを行い、保護者には親子(三者)面接を行うと記載されています。自由学園初等部の2027年度募集要項にも、受験日とは別に保護者面接の日程が組まれています。このように、子どもの考査と保護者の面接がセットになっている学校が多いことが、小学校受験の見通しを立てるうえでの出発点になります。

また、小学校受験は入試問題や評価基準を公表しない学校が多く、情報が少ないぶん、噂や憶測に左右されやすい分野でもあります。そのため、志望校の公式な募集要項・学校説明会で一次情報を確かめる習慣を、早いうちからつけておくことが大切です。

国立と私立の違い:選考方法・通学区域・費用

志望校を考えるとき、まず分かれ目になるのが国立か私立かです。選考の進み方や通える範囲、費用の考え方が異なるため、家庭の方針に合うかどうかを最初に確認しておくと、その後の準備がぶれにくくなります。公式の募集要項で確認できた例を交えて、違いを表にまとめました。

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国立大学附属小学校私立小学校
選考の進み方抽選を含む複数段階の選考を行う学校がある(筑波大学附属小学校は2027年度入学で「第一次選考(抽選)→第二次選考(検査)→第三次選考(抽選)」)学校ごとに独自の考査と面接を実施(新渡戸文化小学校は一般入試2回と「やってみよう入試」の計3回、自由学園初等部は第1回・第2回)
通学できる範囲居住地に条件がある学校がある(筑波大学附属小学校は東京23区・西東京市・和光市のいずれかに保護者と同居していることが要件)学校ごとに通学時間や通学方法の条件を設けている場合がある。募集要項で確認が必要
募集人数の例筑波大学附属小学校は男女合わせて約128名新渡戸文化小学校は男女合わせて約60名、自由学園初等部の第1回は36名
費用面の例募集要項の頒布は1部2,000円(筑波大学附属小学校)受験料は25,000〜30,000円台の例があり、入学金・施設費などは学校ごとに異なる(自由学園初等部の入学時納付金は入学金250,000円+施設充実費100,000円=350,000円)
教育方針の考え方附属校として初等教育の研究・実証を使命とする、と明記する学校がある建学の精神にもとづく独自の教育方針。志望動機書の提出を求める学校もある

国立の例として筑波大学附属小学校の募集要項(2026年9月1日付)を読むと、「中学校受験のための特別な準備をする学校ではありません」と明記されており、各校が受験生に求めるものは学校ごとにかなり違うことが分かります。私立でも、志望動機書や親子面接を重視する学校もあれば、グループでの行動を見る時間が長い学校もあります。

つまり、国立か私立か、どの学校かによって準備の重点が変わります。入試の日程・選考方法・費用は毎年見直されるため、実際に出願を考える年度の募集要項は、必ず各校の公式サイトで最新版を確認してください。

試験で見られる内容:ペーパー・行動観察・面接・絵画制作など

小学校受験の考査は、学校によって組み合わせが違いますが、大きく分けると次のような項目があります。伸芽会の公式サイトでは、ご家庭では指導しにくい項目として「行動観察、指示行動、絵画・制作、運動」などが挙げられており、チャイルド・アイズの小学校受験コースのページでも「行動観察・面接特訓」などの講座が案内されています。

  1. ペーパーテスト(数量・図形・言語・お話の記憶など、鉛筆を使って答える問題。話を聞いて答える形式の学校もある)
  2. 個別テスト・口頭試問(試験官と1対1またはごく少人数で、問いに口頭や具体物で答える形式)
  3. 行動観察・集団テスト(数名のグループで遊びや課題に取り組み、協調性・ルールの理解・意欲を見る)
  4. 絵画・制作(絵を描く、紙や材料を使って工作する。指示を聞く力や道具の扱いも見られる)
  5. 運動(走る・跳ぶ・まねをする、リズムに合わせて動くなど。上手さよりも取り組む姿勢が見られるとされる)
  6. 面接(保護者のみ、あるいは親子で受ける。志望理由や家庭での子育ての考え方、子どもの様子を話す)

ここで大切なのは、すべての学校がこの6項目を課すわけではない点です。たとえば新渡戸文化小学校の2027年度募集要項では、第一回入試の試験内容は「ペーパーテスト・グループ対話・工作・集団遊び」などと案内され、第三回の「やってみよう入試」は「好きなことを中心にした集団観察、グループテスト」などとされており、入試の回によって内容が違います。志望校が決まったら、その学校が公式に出している試験内容の案内を基準に、準備する項目を絞り込んでいくのが効率的です。

お子さんにとっては、家庭の外で知らない大人や子どもと過ごす体験そのものが、考査に向き合う練習にもなります。「できる・できない」で一喜一憂するより、普段の生活の中で、人の話を最後まで聞く、順番を待つ、使ったものを片づけるといった習慣を丁寧に重ねていくことが、どの学校の考査にもつながりやすい土台と考えられます。

準備を始める時期とスケジュールの考え方

準備を始める時期に唯一の正解はありません。ただ、各教室が公式サイトで示している学年別の構成を見ると、おおよその目安が分かります。チャイルド・アイズの小学校受験コースは、年中・年長の2年間の計画で、年中は週1回80分、年長は週1回110分のレッスンとされています。伸芽会は、公式サイトで「1歳児クラスから年長児クラスまで」と案内しており、小学校受験に向けた土台づくりとして早い時期から通えるクラスも用意しています。

一方、入試の日程そのものは年度ごとに決まります。2027年度入学の例では、自由学園初等部は出願期間が10月1日〜10月23日(必着)で、試験日は第1回が11月1日、第2回が11月4日。新渡戸文化小学校は第一回が11月3日、第二回が11月14日、第三回が12月12日です。筑波大学附属小学校は、Web出願が10月13日〜10月16日、第一次選考(抽選)が11月7日、第二次選考(検査)が12月13日〜15日と案内されています。なお、ここに挙げたのは2027年度入学の例で、この記事の公開時点(2026年11月初旬)では出願が終わっている回もあります。次の年度の日程は、各校の公式ページで案内が出てから確認してください。出願から考査までが秋に集中することが多いため、年長の秋から逆算して、年中のうちに基礎を固めるという考え方が一般的です。

  1. 年少〜年中前半:生活習慣と基礎づくり(話を聞く、身の回りのことを自分でする、具体物を使った遊びで数や形に親しむ)
  2. 年中後半〜年長春:志望校の情報収集(学校説明会・公開行事・体験イベントに参加して、教育方針と家庭の考え方が合うかを確かめる)
  3. 年長夏〜秋:志望校に合わせた対策と出願準備(考査項目の練習、面接の準備、願書・志望動機書の作成)
  4. 年長秋〜冬:考査・面接・結果発表(学校ごとに日程が異なるため、複数校を受ける場合は日程の重なりに注意する)

この流れは一例です。志望校が1校なのか複数なのか、国立を含めるのかによって前後します。まずは、気になる学校の昨年度・今年度の募集要項を見て、出願時期と考査日を把握するところから始めてみてください。

小学校受験にかかる費用の目安

小学校受験の費用は、「受験の準備にかかる費用」と「受験・入学そのものにかかる費用」の2つに分けて考えると整理しやすくなります。

準備にかかる費用は、通う教室や教材によって大きく幅があります。チャイルド・アイズの公式サイトには、2026年10月時点で、小学校受験の年長コース(週1回110分)のレッスン料が月額24,255円〜36,960円(税込)、年中コース(週1回80分)が月額19,635円〜30,030円(税込)と掲載されています(教室の所在地による「Aエリア・Bエリア」の違いと、知育コースを併せて受講するかどうかで変わります)。そのほか入会金23,100円、維持管理費が月1,628円、教材費が月4,180〜4,620円(コースにより異なる)かかる、と案内されています。

一方、モコモコゼミのように月額3,982円(税込)の通信教育もあり、タブレット教材の「天神」は公式サイトで金額が明記されておらず、資料請求で価格表を確認する形式です。同じ「小学校受験の準備」でも、通学型の教室と家庭学習型の教材では、月々の負担が大きく変わります。

受験・入学そのものにかかる費用としては、受験料(自由学園初等部は25,000円、新渡戸文化小学校は1回30,000円で、複数回受験する場合の2回目以降は25,000円)や、入学が決まった際の入学金・施設費などがあります。自由学園初等部の2027年度の入学時納付金は、入学金250,000円と施設充実費100,000円の合計350,000円と案内されています。これらは学校ごとに大きく異なるため、志望校が見えてきた段階で、受験料と入学後の納付金も含めた総額を公式資料で確認することをおすすめします。

小学校受験の準備に使うサービスのタイプ

準備に使えるサービスは、大きく3つのタイプに分けられます。それぞれ得意なことが違うので、家庭の状況に合わせて組み合わせる人も多いようです。

  • 通学型の幼児教室:講師の指導を受けながら、行動観察・面接・制作など「家庭ではやりにくい項目」を練習できる。志望校の情報や模試が得られる教室もある。月謝や通う時間の確保が必要。
  • 通信教育(紙の教材):自宅で自分のペースで進められ、費用を抑えやすい。保護者が学習内容を見守る形になり、行動観察などの体験は別途の工夫が要る。
  • タブレット教材:入試問題に近い形式の問題を繰り返し解ける。保護者のスケジュールに合わせやすい反面、実際の人との関わりが必要な項目は別の場で補う必要がある。

【比較表】小学校受験・幼児期の学習サービス5選

ここからは、公式サイトで講座・コースの存在、対象年齢、料金、形式を確認できた5つのサービスを取り上げます。比較しやすいよう、まず一覧表にまとめました。料金は2026年10月30日時点の公式表示で、今後変更される場合があります。

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形式対象料金(公式表示)特徴
チャイルド・アイズ通学(教室)小学校受験コースは年中・年長年長コース月24,255〜36,960円(税込)+教材費、入会金23,100円志望校別カリキュラム、行動観察・面接特訓
伸芽会通学(教室)1歳児クラス〜年長児クラス公式サイトに料金の掲載なし(教室へ問い合わせ)志望校別クラス、公開模擬テスト
モコモコゼミ通信(冊子教材)1〜6歳(年長は5〜6歳)プレ〜年長 月3,982円(税込)、入会金無料こぐま会の教材を使用、オンラインは任意オプション
天神専用タブレット0〜6歳公式サイトに金額の掲載なし(資料請求で価格表)入試問題42単元・3,800問を収録
Z会幼児コース(年長)通信(紙教材+オンライン教材)年少〜年長月3,781円〜(6カ月一括払い)、3,980円〜(毎月払い)、入会金0円入学準備と思考力の基礎、添削指導つき

1. チャイルド・アイズ

チャイルド・アイズ 小学校受験コースの公式ページ

通学型の教室で、志望校選びから面接までまとめて相談したい家庭には、やる気スイッチグループが運営するチャイルド・アイズが選択肢になります。公式サイトによると、小学校受験コースは年中・年長が対象で、年中は週1回80分、年長は週1回110分。志望校に合わせた入試対策のほか、合同行動観察特訓・各教室の行動観察特訓、公開模擬テスト、受験適性テスト、季節講習会、学校別・分野別のテキストといったお子さん向けのサポートと、合同面接特訓や合同説明会・願書の相談といった保護者向けのサポートが挙げられています。

教室の体制は、完全担任制の少人数制で、受験授業は最大8名までと案内されています。教室は2001年の開校以来、2026年2月末時点で全国167教室を展開しているとされ、近隣に教室があるかどうかは教室検索で確認できます。費用は、年長コース(週1回110分)が月24,255〜36,960円、年中コース(週1回80分)が月19,635〜30,030円(いずれも税込。教室所在地のエリアと知育コースの併用有無で変動)で、入会金23,100円・維持管理費が月1,628円、教材費は月4,180〜4,620円が別途かかります。時間割は、平日の午後と土曜日が中心で、午前は土曜のみの案内なので、通える曜日・時間帯があるかも事前に確認しておきたいところです。

無料体験レッスンと教室見学を受け付けており、「小学校受験はまだ早いかも」という段階の相談にも対応するとされています。実際に通うかどうかは、体験で子どもの様子を見て決めるとよいでしょう。

形式通学(完全担任制・少人数制)
対象年齢小学校受験コースは年中・年長(知育コースは1.5歳〜)
料金(公式表示・税込)年長コース月24,255〜36,960円、年中コース月19,635〜30,030円、入会金23,100円、維持管理費月1,628円、教材費月4,180〜4,620円
特徴志望校別カリキュラム、行動観察・面接特訓、公開模擬テスト、保護者向け説明会

2. 伸芽会

伸芽会の公式サイト

名門校をはじめ志望校別の対策を重視する家庭は、1956年に創立された伸芽会の公式サイトを確認してみてください。公式サイトでは、1歳児クラスから年長児クラスまでを案内しており、年中・年長には「慶應、早実、雙葉、暁星、学習院、立教、女子系などのクラス」が設けられる、とされています(開講クラスは教室へ要問い合わせ)。志望校の出題傾向を分析したカリキュラムを使うと案内されており、行動観察・指示行動・絵画制作・運動など、家庭では指導しにくい項目を重点的に練習するクラスもあります。

同社が行う「伸芽会オープン模試」は、公式サイトで「小学校受験最大規模の公開模試」と紹介されています。本番に近い環境で受けられるため、現在の立ち位置を知る手がかりになります。また、名門小学校の校長先生や入試担当の先生を招いた「特別講演会」を開催しているとのことで、学校の雰囲気や考え方を直接聞ける場として活用できます。

料金は、公式サイトのコース紹介ページや各種案内には金額が掲載されていないため、教室または資料請求での確認が必要です。通学の負担や費用も含め、複数の教室を比較して決めるのがおすすめです。

形式通学(教室)
対象年齢1歳児クラス〜年長児クラス(年中・年長は志望校別クラスあり)
料金公式サイトに金額の掲載なし(教室・資料請求で確認)
特徴志望校・園別クラス、公開模擬テスト(伸芽会オープン模試)、特別講演会、1956年創立

3. モコモコゼミ

モコモコゼミ 年長コースの公式ページ

通学の時間が取りにくい家庭や、まずは費用を抑えて家庭で取り組みたい場合は、幼児向け通信教育のモコモコゼミが選択肢になります。運営は株式会社KCCで、公式サイトでは「こぐま会」の教材を使った幼児通信教育と案内され、中学受験の通信教育「ピグマキッズくらぶ(SAPIX)」とも提携しています。コースはプチ(1〜2歳)、プレ(2〜3歳)、年少(3〜4歳)、年中(4〜5歳)、年長(5〜6歳)に分かれており、冊子教材は全問こぐま会が作成したもので、絵本の読み聞かせのように取り組めるつくりとされています。

年長コースの1〜3月には、小学校入学に向けた就学準備の教材が用意されると公式サイトに記載されています。月会費はプレ〜年長が3,620円(税込3,982円)、入会金は無料。オンラインオプション「モコモコちゃんねる」を付ける場合は月980円(税込1,078円)が追加されます。支払い方法はクレジットカードか銀行口座振替で、退会の申請は号ごとに期限が決まっているため、申し込む前に公式の取引条件を確認しておきましょう。

自宅で完結する分、行動観察や面接など「人との関わり」の部分は、別の場で経験を積む工夫が必要です。教室との併用を考えている家庭が、家庭学習の基礎づくりとして使う形もよく見られます。

形式通信(冊子教材。オンラインは任意オプション)
対象年齢プチ(1〜2歳)〜年長(5〜6歳)
料金(公式表示)プレ〜年長 月3,620円(税込3,982円)、入会金無料、モコモコちゃんねる月+980円(税込+1,078円)
特徴こぐま会の教材を使用、個人情報の登録が不要でニックネームで受講できる、年長は就学準備教材あり

4. 天神(幼児タブレット版)

天神 小学校受験対策のタブレット教材の公式ページ

入試問題に近い形式の問題を、タブレットで繰り返し解いて苦手を潰したい家庭には、教育用デジタル教材の「天神」が向いています。公式サイトの小学校受験向けページでは、「入試問題42単元・3,800問」を収録した日本初の小学校お受験対策用タブレット教材と紹介されています。すべての問題が音声読み上げで、試験官に問題を読み上げられる本番に近いスタイルで学べるうえ、丸付けも自動のため、お子さんが一人で取り組みやすいとされています。

幼児タブレット版そのものは、0歳から6歳までを対象に、知識・数量・言葉・記憶・思考の5系統・60ジャンル以上(約10,000問)を収録しており、受験準備が本格化する前の基礎固めにも使えます。学習履歴や間違った問題が一覧で確認できるため、保護者が苦手分野を把握しやすいのも特徴です。購入や料金は、公式サイトの「資料請求・無料体験」から資料に同封の価格表で確認する案内になっており、サイト上には金額の表記は見当たりませんでした。

タブレット教材は、ペーパー系の練習には向いている一方、行動観察や制作、運動といった実際の体験が必要な項目は、教室や家庭での別の取り組みで補う必要があります。

形式専用タブレット(自宅学習)
対象年齢0〜6歳(幼児タブレット版)
料金公式サイトに金額の掲載なし(資料請求で価格表を確認)
特徴入試問題42単元・3,800問、音声読み上げ、自動丸付け、学習履歴の確認

5. Z会の通信教育 幼児コース(年長)

Z会 幼児コース年長の公式ページ

受験専用ではなく、思考力や小学校入学の準備を丁寧に進めたい家庭には、Z会の通信教育 幼児コースが選択肢になります。公式の年長コースのページでは、「小学校入学に向けた『入学準備問題』」を扱い、ワークや体験型教材で思考力と社会性の両方を育てるとされています。年中・年長は担任指導者の添削指導つきで、スマホ・タブレット・PCで取り組める英語や思考力のオンライン教材も用意されています(年中・年長のみ)。

受講費は、年長コースで月額3,781円〜(6カ月一括払い)、3,980円〜(毎月払い)、入会金は0円で、1カ月から受講できると案内されています。公式サイトで確認できた範囲では、このコースは小学校受験の専用対策講座ではなく、入学準備と思考力の基礎づくりが中心の内容でした。受験を考える場合は、志望校の考査内容と照らし合わせ、教室や模試との併用を検討するとよいでしょう。

形式通信(紙教材・添削+オンライン教材は年中・年長のみ)
対象年齢年少〜年長(年長は2020年4月2日〜2021年4月1日生まれ)
料金(公式表示)月3,781円〜(6カ月一括払い)/月3,980円〜(毎月払い)、入会金0円
特徴入学準備問題、思考力ワーク、担任指導者の添削、1カ月から受講可

失敗しない幼児教室・通信教育の選び方

ここまでの内容を踏まえて、サービスを選ぶときに確認しておきたい観点を5つにまとめます。体験や資料請求を使いながら、比較のメモを残しておくと迷いにくくなります。

  1. 志望校の方向性と合っているか(国立中心か、私立の特定校か。教室の志望校別クラスの有無と、対象校を確認する)
  2. 通い方が家庭の生活に合うか(通学の距離・曜日・時間帯、兄弟姉妹の送迎、共働きの場合の送迎や面談の時間)
  3. 費用の総額が見えるか(月謝のほか、入会金・教材費・季節講習・模試の費用を含めた総額を確認する)
  4. 子どもが楽しく続けられそうか(体験レッスンでの様子、先生との相性、無理なく取り組める時間設定かを見る)
  5. 家庭でのサポート体制(家庭学習型なら保護者が見守る時間、教室型なら家庭での復習と面接準備の負担を想定する)

特に気をつけたいのは、料金の確認です。教室によっては、月謝以外に季節講習や模試、教材費が別途かかる場合があり、チャイルド・アイズのように公式サイトで項目ごとに金額が明記されている教室と、資料請求や問い合わせで確認する教室があります。複数を比べるときは、同じ条件(学年・通う頻度)で総額を並べて見るのが確実です。

家庭学習だけで小学校受験の準備はできる?

結論から言えば、基礎づくりは家庭学習でも進められますが、行動観察や面接のように「人の前での振る舞い」が問われる項目は、家庭だけで完結させるのが難しい面があります。理由は、ペーパー系の問題は教材で繰り返し練習しやすい一方、集団での関わりや第三者とのやりとりは、同年代の子どもや初対面の大人と過ごす経験が必要だからです。

家庭で進める場合は、次のような順番で取り組むと、負担を抑えながら基礎を固めやすくなります。

  1. 生活習慣と「聞く力」を整える(あいさつ、片づけ、人の話を最後まで聞く習慣を日常の中で重ねる)
  2. 具体物と遊びで数・形・言葉に親しむ(おはじきやブロック、絵本の読み聞かせなど。机の上だけで学ばせようとしない)
  3. 志望校の過去の傾向を確認して問題集で練習する(学校説明会や募集要項で出題の方向性を把握し、分野ごとの問題集を無理のない量で進める)

小学校受験向けの問題集や知育ワークは、次のバナーから探してみてください。

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家庭学習で土台をつくり、考査に近い体験が必要な項目だけ教室の講習や体験イベントで補う、という使い分けも考えられます。小学校に入学してからの学びを考える際は、あわせて次の記事も参考になります。

入学後に学習塾やオンライン学習を検討する場合は、小学生向けのオンライン塾・家庭教師を比べた記事も参考にしてみてください。

お子さんの英語の習い事を並行して考えているなら、年齢別・目的別に比べた子ども向けオンライン英会話の記事もあります。

よくある質問

Q. 小学校受験の準備は何歳から始めるべきですか?

A. 一律の正解はありません。教室が公式に示す学年別の構成を見ると、チャイルド・アイズの小学校受験コースは年中・年長の2年計画、伸芽会は1歳児クラスから年長児クラスまでを案内しています。受験時期は志望校の出願・考査日から逆算して決まるため、まず志望校の募集要項で出願時期を確認し、そこから家庭の状況に合わせて開始時期を決めるのが現実的です。

Q. 国立と私立は併願できますか?

A. 学校によって異なるため、各校の募集要項で確認が必要です。たとえば自由学園初等部の2027年度募集要項では、第2回の試験区分が「一般/国立併願(共通試験)」と記載されており、国立との併願を想定した日程を設けている例があります。一方、国立附属校は居住区域の条件や抽選があるなど、私立とは選考の進み方が違うため、日程の重なりも含めて確認しましょう。

Q. 通信教育や教材だけで小学校受験の準備はできますか?

A. ペーパー系の基礎づくりには役立ちますが、行動観察や面接などは、人との関わりの経験が必要です。通信教育・タブレット教材で基礎を固め、体験が必要な部分は教室の講習や学校説明会などで補うという組み合わせも考えられます。結果は志望校や子どもの状況によって異なり、特定の教材で合格が保証されるものではありません。

Q. 共働きでも小学校受験に取り組めますか?

A. 取り組んでいる家庭はありますが、教室の通学時間帯や面接・説明会などの保護者の参加機会を、事前に確認しておくことが重要です。チャイルド・アイズの小学校受験コースの時間割は、平日の午後と土曜日が中心で、午前は土曜のみと案内されています。通信教育やタブレット教材を使えば、家庭の時間に合わせやすい反面、保護者が見守る時間は必要です。

Q. 受験にかかる費用の総額はどれくらいですか?

A. 志望校や準備の方法によって大きく変わるため、一概には言えません。教室の月謝・入会金・教材費・講習費に加え、学校ごとの受験料(自由学園初等部は25,000円、新渡戸文化小学校は1回30,000円など)、入学時の納付金(自由学園初等部は入学金250,000円と施設充実費100,000円の合計350,000円)がかかります。志望校と準備の方法が絞れた段階で、公式資料から総額を試算しましょう。

【豆知識】小学校受験を取り巻く動き:児童数と私立小学校の規模

小学校受験を考えるうえで、子どもの数と私立小学校の規模を、公的統計で確認しておきましょう。

  • 文部科学省の令和8年度学校基本調査(速報、2026年5月1日現在)によると、小学校の児童数は5,654,461人(約565万4千人)で、前年度より約15万8千人減少し、過去最少となりました。
  • 同調査の速報では、小学校は全国に18,383校あり、内訳は国立66校・公立18,065校・私立252校です。児童数は国立34,101人・公立5,542,138人・私立78,222人で、私立小学校の児童は全体の約1.4%にあたります。
  • 厚生労働省の人口動態統計(令和7年(2025)年の概数、2026年6月公表)では、出生数は671,236人で、前年より14,937人減り、過去最少を更新して10年連続の減少でした。

子どもの数は減少傾向が続く一方、私立・国立は小学校全体のごく一部(私立は約1.4%)であり、学校によって募集人数や選考の進み方が大きく異なります。数字は国・調査機関の公表値であり、今後の動向や入試の難易度を保証・予測するものではありません。最新の情報は、文部科学省・厚生労働省の公式サイトと、各校の募集要項で確認してください。

出典:文部科学省「令和8年度学校基本調査(速報)」(2026年8月26日公表、結果の概要)、厚生労働省「令和7年(2025)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(PDF)

まとめ

小学校受験の準備を始めるなら、まず志望校(または志望の方向性)を決めて、公式の募集要項で出願時期・考査内容・費用を確認することが出発点になります。そのうえで、通学型の幼児教室、通信教育、タブレット教材の中から、通える範囲・費用・お子さんの様子に合うものを選ぶのが、無理なく続けやすい進め方です。たとえば、志望校別の対策や面接の練習まで相談したいなら通学型のチャイルド・アイズや伸芽会、家庭で基礎を固めたいならモコモコゼミやZ会、入試形式の問題練習を重ねたいなら天神、というように、目的で使い分けられます。

理由は、小学校受験では学力だけでなく、行動観察・面接・制作・運動といった多様な項目が学校ごとに組み合わされ、教室・教材にも得意分野の違いがあるためです。どれか1つで準備が完結するとは限らず、教室が合否を保証するわけでもありません。気になるサービスは、公式サイトの最新の料金・コース内容を確認し、無料体験や資料請求を活用して、お子さんと家庭に合うかを確かめてから決めてください。

小学校受験の準備と幼児教室・通信教育の選び方(5社)のアイキャッチ。机で絵を描く2人の子ども

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この記事を書いた人

教育事業の運営に長く携わってきた経験から、学びや資格の「選び方」を比較記事でお伝えしています。各分野の専門家として指導する立場ではなく、公式サイトなどの一次情報を確認し、料金・サポート・実績を読者の目線で整理することを大切にしています。記事にはアフィリエイト広告を含みますが、掲載の可否や順位づけは、読者にとっての分かりやすさを優先して判断しています。料金や日程は変更されることがあるため、お申込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

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