英検2級は、日本英語検定協会(以下、英検協会)の公式サイトで「高校卒業程度」とされている級です。大学入試での活用や履歴書での英語力のアピール、留学の準備など、「英検を持っておきたい」と考えたときに最初の目標に据えられやすい一方で、準2級までとは出題の厚みが変わります。語句の空所補充だけで17問、ライティングは英文要約と意見論述の2題、二次試験の面接では社会性のある話題について自分の意見を述べる場面もあり、「このまま独学で本番を迎えて大丈夫だろうか」と不安になる人も少なくありません。
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この記事では、まず英検協会の公式サイトで確認できる英検2級の試験概要・出題内容・合格基準(英検CSEスコア)・検定料・申込から結果までの流れを整理します。そのうえで、公式サイトを実際に開いて「英検2級向けのコースや教材がある」と確認できた対策サービスを7つ取り上げ、形式・内容・料金を比べていきます。掲載順は順位ではなく、公式サイトで確認できた内容を並べたものです。
選ぶときの軸は、大きく2つに分けられます。1つは、一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)のうちどこが弱いか。もう1つは、二次試験の面接で「声に出して答える練習」をどう確保するかです。この2点を先に押さえておくと、7つのサービスの違いがぐっと見えやすくなります。
なお、英検全般の対策講座を幅広く見たい人や、2級の前後の級を目指す人は、次の記事もあわせてご覧ください。この記事は2級に絞り、試験の中身と対策講座の違いに重点を置いています。



英検2級とは?試験の概要を公式情報で確認
英検2級は、一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)の2段階で行われます。まず、公式サイトに掲載されている基本情報を表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
| レベルの目安 | 高校卒業程度 |
| 一次試験 | リーディング・ライティング85分、リスニング約25分 |
| 二次試験 | 英語での面接(約7分) |
| 合格基準スコア(英検CSEスコア) | 一次試験1520、二次試験460(各技能の満点は650) |
| 検定料(2026年度・税込) | 本会場9,000円、準会場6,800円(一次免除者も同額) |
| 実施回数 | 年3回(2026年度は第1回〜第3回) |
英検協会の「各級の目安」では、2級は「社会的な話題について、文章や話の展開を把握しながら概要や要点、詳細を理解し、情報や自身の考えを展開を考えながら詳細に伝えることができる」レベルと説明されています。準2級が「日常的な話題」、準2級プラスが「身近な社会的な話題」を扱うのに対し、2級は一段広い「社会的な話題」が中心になります。環境、科学、教育、医療、テクノロジー、ビジネスといったテーマの文章や会話を、一定のスピードで読み、聞き、自分の言葉で書いたり話したりする力が求められると考えるとイメージしやすいでしょう。
また、同じ公式サイトの各級の目安には、準2級より上のゾーンに「大学入試レベル」「2級から海外留学」「履歴書で評価される」といった活用のイメージが添えられています。2級が「学校の勉強の延長」から「社会で使える英語力の証明」へ橋渡しをする級として位置づけられていることがうかがえます。
一次試験の出題内容と大問構成
一次試験は、リーディングとライティングを合わせて85分、リスニングが約25分です。公式サイトの「2級の試験内容」に掲載されている形式を表にしました。リーディングとリスニングは4つの選択肢から選ぶ形式(選択肢は印刷されています)、ライティングは記述式です。
| 技能 | 形式・課題 | 問題数 | 問題文の種類 |
| リーディング | 短文の語句空所補充(文脈に合う語句を補う) | 17 | 短文・会話文 |
| リーディング | 長文の語句空所補充(パッセージの空所に合う語句を補う) | 6 | 説明文 |
| リーディング | 長文の内容一致選択(パッセージの内容に関する質問に答える) | 8 | Eメール・説明文 |
| ライティング | 英文要約(文章の内容を英語で要約する) | 1 | 説明文など |
| ライティング | 英作文(指定されたトピックについて意見を英語で論述する) | 1 | トピックなど |
| リスニング | 会話の内容一致選択(放送回数1回) | 15 | 会話文 |
| リスニング | 文の内容一致選択(放送回数1回) | 15 | 物語文・説明文 |
場面・題材としては、家庭、学校、職場、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなどが挙げられ、話題は学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど幅広く示されています。
ここで押さえておきたいのが、ライティングの位置づけです。ライティングは英文要約と意見論述の2問だけですが、英検協会は英検CSEスコアについて「技能ごとに問題数は異なりますが、問題数に関係なく、各技能にスコアを均等に配分しています」と説明しています。つまり、問題数が少なくても、ライティングは3技能のスコアのうち約3分の1を占める計算になります。リーディングの31問やリスニングの30問に比べて取り組みやすいように見えて、実は取りこぼすと合否に響きやすい領域だと言えます。
もう1つの特徴は、リスニングの放送が1回しか流れないことです。会話の内容一致選択が15問、文の内容一致選択が15問と、リスニングだけで30問あります。選択肢は印刷されているので、放送が始まる前に選択肢へ目を通し、何を聞き取るべきかを絞っておく練習が効果を発揮しやすいパートです。
二次試験(面接)の流れと評価のポイント
二次試験は一次試験の合格者が受ける、面接委員1人との個人面接(約7分)です。公式サイトによると、課題は次の5つで構成されています。
- 60語程度のパッセージの音読(1問)
- パッセージの内容についての質問(1問)
- 3コマのイラストの展開の説明(1問)
- 受験者自身の意見など(カードのトピックに関連した内容、1問)
- 受験者自身の意見など(日常生活の一般的な事柄で、カードのトピックに直接関連しない内容も含む、1問)
評価は、応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、そして積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度といった観点で行われます。過去の出題例としては、環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメントなど、社会性のある話題が挙げられています。
当日の流れは、公式サイトの「二次試験の受け方」で次のように案内されています。
- 入室して面接カードを渡し、着席して氏名・級の確認と簡単な挨拶をする
- 問題カード(パッセージと3コマのイラスト)を受け取り、パッセージを20秒間黙読する
- 英語のタイトルから音読する
- パッセージについての質問(No.1)に答える
- イラストの展開を説明する(No.2。考える時間が20秒与えられ、展開説明の言い出し部分はカードに印刷されている)
- 問題カードを裏返し、受験者自身の意見を問う質問(No.3、No.4)に答える
- 問題カードを面接委員に返して退室する
面接中にメモを取ったり、写真撮影や録音をしたりすることはできません。質問が聞き取れなかったときの「聞き返し」は、自然な流れの中で行われたものであれば減点の対象にならないと公式サイトに明記されています。ただし、不自然な聞き返しや繰り返しの聞き返しは減点対象になります。また、応答の途中で口ごもって滞った場合は次の質問に進むことがあるため、「完璧な文でなくても、止まらずに話し続ける」練習が大切です。
二次試験の流れは、英検協会の公式サイトにある「英検バーチャル二次試験 2級」のアニメーションで、入室から退室までを事前に確認できます。初めて受ける人は、対策講座を探す前にまずこの動画を見ておくと、本番のイメージがつかみやすくなります。
合格基準とCSEスコア:何点を目指せばいい?
英検2級の合否は、技能別に算出される英検CSEスコアで判定されます。一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能のスコアを合算し、二次試験はスピーキングのスコアだけで判定します。公式サイトに掲載されている2級の数字は次のとおりです。
| 一次試験 | 二次試験 | |
| 測定技能 | リーディング・リスニング・ライティング | スピーキング |
| 合格基準スコア | 1520 | 460 |
| 技能ごとの満点 | 650(3技能で1950) | 650 |
各級の合格基準スコアは固定されており、回によって変わりません。一次試験の1520点を3技能で単純に割ると、1技能あたりおよそ507点です。一次と二次を合わせた4技能の合格基準は1980で、公式サイトでも「2級の合格基準スコアである1980」という表記が使われています。
気になるのは「何問正解すれば合格か」ですが、英検協会は「正答数の目安は提示できない」としています。スコアは各回の全答案を採点した後、統計的手法(Item Response Theory)で算出されるため、同じ正答数でも回次によってスコアが異なるからです。そのうえで公式サイトは、2016年度第1回の一次試験では「2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています」と紹介しています。これは過去の特定の回のデータなので今の試験にそのまま当てはまるとは限りませんが、「特定の技能だけ満点を狙う」よりも「3技能のバランスを取る」ほうが合格に近づくという考え方は、公式の説明にも表れています。
英検CSEスコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とも対応しています。公式サイトの対応表では、2級を受験した場合にA2〜B1のレベルが成績表に表示され、B1の範囲はリーディング515点以上、リスニング496点以上、ライティング472点以上、スピーキング467点以上、4技能総合1950点以上とされています。なお、2級を受験して4技能総合スコアが準2級の合格基準である1728に届かない場合は、4技能総合のCEFRが表示されない旨も案内されています。成績表には、合格基準スコアからどれだけ余裕があるかを示す「英検バンド」も掲載され、たとえば2級一次試験で合計スコアが1575なら「合格から+3のバンド」と表示される、と公式サイトに例が載っています。
受験料・申込から結果までの流れ
検定料(2026年度・税込)
2026年度の検定料は、2025年度より一律100円引き下げられています。2級の金額は次のとおりです。
| 受験会場 | 2級の検定料(税込) |
| 本会場 | 9,000円 |
| 準会場 | 6,800円 |
検定料は一次試験・二次試験をまとめた金額で、一次試験免除者も同額です。なお、検定料・試験日程・会場は申込の種類によって異なります。公式サイトでは、①通っている学校・塾で受験する(団体申込)、②近隣の一般受験者受け入れ団体で受験する(団体申込)、③お近くに受け入れ団体がない場合に個人で申し込む(個人申込)、という3つのパターンが案内されています。個人申込は本会場のみで、準会場は団体申込の受験者が対象です。2級は準会場でも受験できる級に含まれています。
個人でインターネット申込をする場合の手順
- 受験級と希望受験地を選択する(試験会場は指定できず、協会が決定して試験日の6日前までに受験票で通知される)
- 生涯学習アカウントに登録またはログインする
- 氏名・住所などを入力し、支払い方法を選ぶ(クレジットカード一括払い、コンビニ支払い、郵便局ATM〈Pay-easy〉から選択)
- 決済して申込を完了する(完了メールが届く。コンビニ・郵便局ATM払いは、支払いをもって申込完了)
2026年度第3回の日程(団体申込の例)
公式サイトの試験日程ページ(団体・学校関係者向け)に掲載されている2026年度第3回検定の日程は次のとおりです。個人申込や準会場の締切日は異なる場合があるため、申し込む前に必ず公式サイトで最新の日程を確認してください。
| 項目 | 日程 |
| 申込受付期間(団体申込) | 2026年10月30日(金)〜12月14日(月) |
| 一次試験 | 2027年1月15日(金)〜1月24日(日)(準会場A〜F日程。本会場は1月24日) |
| 二次試験(本会場) | A日程:2月28日(日)/B日程:3月7日(日) |
| 一次試験の合否Web公開 | 2月15日(月)(2級は12:00以降) |
| 二次試験の合否Web公開 | A日程:3月9日(火)/B日程:3月16日(火) |
一次試験に合格すると、一次の成績表の右上部分が二次の受験票になります(1〜3級の場合)。1〜3級で一次試験に合格し、二次試験を欠席または不合格になった人は、次回以降の申込時に一次試験免除の申請をすると二次試験から受けられます。結果は英検の公式サイトでWeb閲覧できるほか、成績表や合格証書が郵送されます。就職や入試で提出する正式な証明には、合格証明書・英検CSEスコア証明書・デジタル証明書が用意されています。
日程は年度ごとに変わるため、「次に受けられるのはいつか」「申込の締切はいつか」を最初に確認し、そこから逆算して勉強期間を決めるのが基本です。第3回の場合、一次試験の合否がWebで分かる2月15日から二次試験の2月28日・3月7日まで、2〜3週間ほどしかありません。一次の結果を待たずに二次の準備を始められるかどうかが、スケジュール上の分かれ目になります。
大学入試・進学・就職での活用
英検2級を取る理由として多いのが、大学入試や進学での活用です。英検協会は、英検・TEAP・IELTSを活用している学校を検索できる「活用校検索」ツールを公開しており、学校種別(大学・短大・専門学校・私立中高)、地域、学部・学科、入試区分(一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜)、活用する検定、活用方法(出願資格・得点換算・試験免除・奨学金など)で絞り込めます。
ただし、どの級を、どの入試方式で、どう評価するかは、大学・学部・年度によって異なります。「2級を持っていれば必ず有利になる」と言い切ることはできないので、志望校の最新の募集要項と、活用校検索の結果の両方で確認するのが確実です。大学受験の準備全体については、次の記事も参考にしてみてください。

就職や転職では、履歴書に書ける資格として扱われるほか、企業によっては昇進・昇格の要件として語学資格が求められる場合もあります。2級の次の目標として準1級を考える場合は、冒頭で紹介した準1級の対策講座の記事も参考になります。
英検2級は独学でも合格できる?
結論から言えば、一次試験の筆記とリスニングは独学でも合格を狙えますが、ライティングと二次試験の面接は、第三者のフィードバックを受けられる環境を用意したほうが安心です。理由は、リーディングとリスニングは選択式で自己採点ができる一方、英文要約と意見論述の出来栄えや、面接での発音・応答内容は自分では客観的に判断しにくいからです。
独学で進めるなら、次の3ステップが基本になります。
- 過去問で形式に慣れる(公式サイトには過去1年分・3回分の過去問、リスニング音源、サンプル問題が公開されている)
- 語彙・熟語と長文を毎日少しずつ積み上げる(語句の空所補充だけで一次に23問ある)
- ライティングと面接は添削・模擬面接を受ける(独学の穴になりやすい部分を補う)
最新の過去問題集や参考書は、次のバナーから探してみてください。
参考書と講座は二者択一ではなく、使い分けができます。語彙や読解のインプットは参考書で進め、ライティングの添削と面接の練習だけをオンライン講座に任せる、という組み合わせは、費用を抑えながら弱点を補う現実的な方法です。逆に、勉強の進め方そのものに迷う人や、試験日までの期間が短い人は、カリキュラムが決まっている講座を軸にするほうが迷いにくくなります。
英検2級の対策講座を選ぶ4つのポイント
- 足りない技能に合わせて選ぶ(一次の筆記・ライティングを固めたいのか、二次の面接を練習したいのか)
- 公式サイトで2級向けのコース・教材が確認できるか(級の指定がない場合は、体験時に講師へ相談する)
- 料金は「月額」か「コース買い切り」かを確認し、期間・回数で総額を比べる
- 試験日から逆算して受講期間を決める(2か月型のコースは、申込や受講開始の時期に余裕が必要)
1つ目と2つ目は、サービスの「種類」で決まる部分が大きいです。たとえば、買い切り型の講座は一次・二次を分けて短期間で固めたい人に向き、月額制のオンライン英会話は面接練習の回数を増やしたい人に向きます。映像講座とテキストで体系的に進めるタイプは、まず一次試験の全体像をつかみたい人に合っています。3つ目の料金は、月額の安さだけを見ると誤解しやすいため、「試験日までに何回受けるか」で総額を計算してみるのがおすすめです。
オンライン英会話そのものの選び方や、英検以外にも使える大手サービスの比較は、こちらの記事でまとめています。

英検2級の対策講座7選 比較表
公式サイトで英検2級向けのコースや教材が確認できたサービスを一覧にしました。料金は各社の公式サイトの記載を確認した時点のもので、変更される場合があります。「公式で確認」とある項目は、申込時に最新の案内を確認してください。
| 形式 | 2級向けの内容(公式で確認) | 料金の目安 | 体験・備考 | |
| KIRIHARA Online Academy | マンツーマン(日本人講師) | 2級一次試験対策、2級二次試験合格コース(各2か月・50分×8回) | 各38,500円(税込・買い切り) | 無料体験レッスンあり |
| ワールドトーク | マンツーマン(日本人講師) | 2級対策ページあり。ライティング添削・面接練習・語彙力アップ | 月額4,400円〜(1コマ25分、プランにより異なる) | 無料体験あり |
| ウィリーズ英語塾 | マンツーマン(担任制)+Web教材 | 英検2〜5級準備コース、英検WebBook | 週1回・50分で月6,380円(税込)〜 | 無料体験レッスン(カード登録不要) |
| Best Teacher | 書いて話す(外国人講師の添削+Speaking) | 英検対策コースに2級(意見論述10問・要約10問・面接2問) | 月額16,500円(税込) | Writing・Speakingを各1回無料体験 |
| 学研英検ゼミ | 映像講座+添削指導 | 2級対策講座(映像60分×15回)、オンライン英会話付きセットあり | 29,700円(税込)/英会話付き35,200円(税込) | 無料会員登録でスタート |
| 英検アカデミー | 完全マンツーマン(オンライン) | 希望級に英検2級を選択可。面接・ライティング対策講座あり | 公式で確認(資料請求で案内) | 無料カウンセリング・資料請求 |
| Eikenわーるど | マンツーマン(日本人講師・オンライン) | 「英検準2級プラス・2級」コース。元英検面接委員経験講師が在籍(公式記載) | 月17,000円(税抜・60分×月4回)+入会金 | 有料体験60分(5,000円・税抜) |
一次試験(筆記・ライティング)を固めたい人は、KIRIHARA Online Academyの一次対策コースや学研英検ゼミの映像講座、Best Teacherの添削が候補になります。二次試験(面接)の練習量を増やしたい人は、ワールドトークやKIRIHARA Online Academyの二次対策コース、元英検面接委員の経験を持つ講師が在籍するEikenわーるどなどが当てはまります。1つで全部をまかなおうとせず、不足している部分を補う形で組み合わせるのも1つの方法です。
英検2級の対策講座・サービス7選
ここからは、7つのサービスを1つずつ紹介します。いずれも公式サイトで英検2級向けの内容を確認したうえで掲載しており、「受講した」といった体験談ではなく、公式に載っている情報の整理です。
1. KIRIHARA Online Academy

一次と二次を別々に、期間を区切って集中的に固めたい人には、KIRIHARA Online Academyが向いています。公式サイトには「英検2級 一次試験対策オンライン講座」があり、日本人講師がマンツーマンで指導する2か月の短期集中型です。コース内容は50分×8回で、受講料は38,500円(税込)の買い切りと案内されています。英作文は日本人講師の添削・フィードバックで得点力を磨き、頻出語の定着や音読トレーニングでリスニングと読解にも対応する構成です。
二次試験の対策は「英検2級二次試験合格コース」として別に用意されており、こちらも2か月・50分×8回で38,500円(税込)と記載されています。本番を想定した面接形式で、音読、イラストの説明、受験者自身の意見を問う質問への答え方を反復する構成です。一次・二次の両方を受講すると合計77,000円(税込)になるため、一次はすでに自信があるなら二次だけを受ける、といった選び方もできます。一次対策の使用教材には、桐原書店の2級総合対策教本や過去問などが挙げられています。
- 一次対策・二次対策が別コースで、足りない方だけ選べる
- 2か月・全8回で、試験日から逆算した計画を立てやすい
- 英検の級を取得した日本人講師が、日本語で相談しながら指導する
2. ワールドトーク

「分からない点を日本語で質問しながら、ライティングも面接もまとめて見てもらいたい」という人には、ワールドトークが合います。公式サイトに「英検2級対策について」のページがあり、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を強化し、ライティングの添削や面接練習、語彙力アップまで、2級合格に必要な力を段階的に伸ばすと説明されています。講師の多くが英検2級以上の合格者であることや、志望級に合わせたカリキュラムを講師と一緒に設計し、試験日から逆算して計画できる点も公式で案内されています。
料金プランは月額制で、公式サイトの料金表では「お試しプラン」が月額4,400円(1コマ25分、受講1〜5回)からとなっており、受講回数に応じて複数のプランが用意されています。プランごとの有効期限などの条件があるため、申し込む前に公式の料金プランを確認してください。受講者は学生から大人まで幅広いとされ、2級向けの直前対策グループ講座の紹介動画も公式ページに掲載されています。公式サイト内の「英検対策」メニューから、級別のページ(英検2級)へ進めます。
- 日本人講師に日本語で質問しながら対策できる
- ライティング添削・面接練習・語彙力アップまで一通りカバー
- 志望級に合わせて、講師と学習計画を設計できる
3. ウィリーズ英語塾

毎週決まった曜日・時間に同じ先生と進めて、学習習慣ごと作りたい人には、ウィリーズ英語塾の英検コースが選択肢になります。英検コースは、自習用の「英検WebBook」と担任制のレッスンを組み合わせた学習スタイルで、担任制は毎週同じ曜日・同じ時間・同じ先生でレッスンを確保する仕組みです(振替も可能と案内されています)。公式の2級向けの説明では、対象は「高校卒業程度の英語力を確実にしたい方」とされ、入試や履歴書での評価基準となる級として位置づけられています。
学習の柱は、音読と英作文というアウトプットの反復です。英検コースには語彙に特化したグループレッスンも開講されており、料金は「英検2〜5級準備コース」で、週1回・50分のレッスンが月々5,800円(税込6,380円)から、週2回で月々10,800円(税込11,880円)と案内されています。無料体験レッスンはクレジットカード登録不要で、2分で予約できると公式に書かれています。英検Web教材は追加料金なしで使えるとの記載もあります。
- 担任制で、同じ曜日・時間・先生のレッスンが確保される
- 英検WebBook(Web教材)を追加料金なしで併用できる
- 語彙に特化したグループレッスンも開講されている
4. Best Teacher

英作文の添削を軸に、ライティングの点を伸ばしたい人には、「書いて、話す」ことを特徴とするBest Teacherが向いています。公式サイトの英検対策コースは1級・準1級・2級が対象で、2級では意見論述10問、要約10問、面接問題2問が用意されていると表で示されています。講師とのやりとりで英文を作り、外国人講師の添削を受け、添削後の英文でシャドーイングやディクテーションをしたあと、その英文をテキストにSpeakingレッスンを行う、というステップで進みます。
有料会員の料金は月額16,500円(税込)で、有料会員登録をすると受講回数の上限がなくなり、1か月に1回、受講する級を変更できると案内されています。無料体験ではWritingとSpeakingを1回ずつ試せ、クレジットカードや電話番号の登録は不要です。注意点として、公式のよくある質問には「本番形式の模擬面接レッスンはご提供しておりません」と明記されています。面接の本番形式の練習を重視する場合は、模擬面接を提供する他のサービスと併用するとよいでしょう。
- 英作文を外国人講師に添削してもらえ、文法の解説もある
- 有料会員は受講回数の上限がない月額制
- 本番形式の模擬面接は提供外のため、必要なら他サービスと併用
5. 学研英検ゼミ

映像授業とテキストで、一次試験の全体像を体系的に押さえたい人には、学研のプライム講座「学研英検ゼミ」が選択肢になります。公式サイトには、準1級と2級それぞれの専用講座があり、2級対策講座は映像授業60分×15回の構成です。メインテキストには市販の英検対策本『英検2級をひとつひとつわかりやすく。改訂版』が使われ、竹岡広信先生がメイン講師を務めます。教材セットには、頻出単語をまとめた「単語BOOK」、一次試験の模擬試験、解答・解説、ライティング対策用の添削課題シート(提出1回分・課題2題)、二次試験対策用の面接カードなどが含まれると記載されています。
価格は2級対策講座が29,700円(税込)で、二次試験対策としてKimini英会話の「英検2級〈二次試験対策〉」(25分×8レッスン)が付く「オンライン英会話付き」のセットは35,200円(税込)と案内されています。キャンペーン価格が設定される時期もあるため、購入時の価格は公式で確認してください。また、英検の英文要約問題に対応した予想問題集『英検合格のための要約問題予想問題集Plus』(定価1,980円・税込、1級・準1級・2級・準2級プラス対応)も、同じ公式ページで紹介されています。
- 映像授業60分×15回で、一次試験の流れをつかみやすい
- ライティングの添削課題(2題)と面接カードが教材セットに含まれる
- オンライン英会話付きのセットで二次対策まで進められる
6. 英検アカデミー

「質問や進め方を、講師と相談しながら決めたい」という人には、完全マンツーマンの英検対策専門塾である英検アカデミーが候補になります。公式サイトでは英検対策に特化した塾として、面接対策講座やライティング対策講座を案内しており、希望級に英検2級を選んで相談・資料請求ができます。1回の授業は60分で、月4回・6回・8回のいずれかから回数を選ぶ仕組みです。公式のよくある質問では、効率的に対策するには月6回以上の受講をすすめつつ、受講生の都合を最優先するとされています。
教材は生徒の実力や目的に合わせて選定され、講師が合わない場合は変更できるとも記載されています。料金は公式サイトの「資料請求(無料)」や無料カウンセリングを通じて案内される形のため、この記事では金額を記載していません。合格率や合格者数など公式サイトに掲載されている実績の数字は、集計の条件が示されていないため、比較の際は数字よりも授業の形式・回数・講師体制を見て判断するのがおすすめです。
- 完全マンツーマンで、授業は1回60分(月4・6・8回から選択)
- 面接対策講座・ライティング対策講座が用意されている
- 無料カウンセリングと資料請求で、料金を確認してから決められる
7. Eikenわーるど

元英検面接委員の経験を持つ講師が在籍し、一次から二次まで日本人講師と進めたい人には、オンラインの英検専門スクール「Eikenわーるど」が候補になります。公式サイトによると、英検指導経験のある日本人講師によるオンラインのマンツーマン指導で、一次試験から二次の面接、ライティング対策までトータルで対応するとされています。「英検2級にあと一歩で合格できない」「ライティング対策を強化したい」「二次面接対策をしたい」といった悩みが、おすすめの対象として挙げられています。
受講費は、公式の「英検準2級プラス・2級」コース(高校生〜大学生・社会人の「実用レベルを伸ばしたい方」向け)が月17,000円(税抜)で、60分のレッスンを月4回、日時固定で受ける形です。別途、入会金(日本在住者5,000円・税抜)がかかり、半年分のまとめ払いは5%引き、1年分は10%引きと案内されています。3か月未満で仕上げたい人向けの短期集中レッスンもあり、50分レッスンの受講料として2級は19,800円〜(税抜)と記載されています。体験レッスン(60分)は有料(5,000円・税抜)ですが、体験後72時間以内に入会手続きをすると入会金が無料になる特典が公式に案内されています。なお、公式サイトには「Eigoわーるど」へのリニューアルを告げる案内も掲載されているため、最新の名称やコース内容は公式サイトで確認してください。
- 元英検面接委員の経験を持つ講師が在籍していると公式に記載されている
- 準2級プラス・2級コースが月17,000円(税抜)の固定料金で分かりやすい
- 短期集中(3か月未満)とプライベート(3か月以上)から期間に合わせて選べる
目的別・タイプ別の選び方の目安
7つのサービスを、「どこを補いたいか」で整理すると次のようになります。あくまで公式サイトの記載をもとにした目安で、効果を保証するものではありません。
- 一次試験の筆記・ライティングを固めたい:KIRIHARA Online Academyの一次対策コース、学研英検ゼミ、Best Teacher、ウィリーズ英語塾(英検WebBook+担任制)
- 二次試験の面接を重点的に練習したい:KIRIHARA Online Academyの二次対策コース、ワールドトーク、英検アカデミーの面接対策講座、Eikenわーるど
- 日本語で質問しながら進めたい:ワールドトーク、KIRIHARA Online Academy、英検アカデミー、Eikenわーるど
- 費用の目安を先に比べたい:公式に価格が載っている学研英検ゼミ(29,700円〜)、KIRIHARA Online Academy(各38,500円)、ウィリーズ英語塾(月6,380円〜)、Best Teacher(月16,500円)、ワールドトーク(月4,400円〜)、Eikenわーるど(月17,000円・税抜)
たとえば、試験まで3か月ある高校生なら、一次対策は映像講座や参考書で進め、二次の1か月前から面接練習に特化したサービスを使う、という二段階の使い方も考えられます。試験まで時間がない場合は、期間が決まっている買い切り型のコースに絞ったほうがスケジュールを組みやすいでしょう。まずは無料体験やカウンセリングで、講師との相性やレッスンの進め方を確かめてから決めるのが失敗しにくい進め方です。
よくある質問
Q. 英検2級は何歳・何年生から受けられますか?
A. 英検は小学生から社会人まで幅広い方を対象とした検定試験と、英検協会の公式サイトで説明されています。2級のレベルの目安は高校卒業程度です。学年ごとの受験条件や申込方法は、受験する年度の公式の案内で確認してください。中学生で2級に合格した事例を掲載している対策サービスもありますが、準2級までより語彙や話題が広がるため、準2級までの内容を土台に進めるのが一般的な進め方です。
Q. 一次試験は何点取れば合格ですか?
A. 一次試験の合格基準スコアは英検CSEスコアで1520(3技能の合計、満点は1950)です。回によって難易度が異なるため、正答数の目安は公式には示されていません。公式サイトは、2016年度第1回の一次試験では2級以下で各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格したと紹介しており、技能ごとのバランスを取ることが大切です。
Q. 二次試験の対策はいつから始めればいいですか?
A. 第3回の日程では、一次の合否公開から二次試験まで2〜3週間ほどしかないため、一次の結果を待たずに、申込の段階から並行して面接の型に慣れておくのが現実的です。公式サイトの「英検バーチャル二次試験 2級」で流れを確認し、音読・イラスト説明・意見の述べ方を声に出して練習しておくと、直前期に慌てずに済みます。
Q. 検定料はいくらですか?
A. 2026年度の英検2級の検定料(税込)は、本会場で9,000円、準会場で6,800円です(英検協会公式サイトの検定料ページ)。2025年度より一律100円引き下げられています。申込の種類によって日程・会場・支払い方法が異なるため、公式サイトで自分のパターンを確認してください。
Q. 一次試験に合格して二次試験を受けられなかった場合はどうなりますか?
A. 1級〜3級の一次試験に合格し、二次試験を欠席または不合格になった場合は、次回以降の申込時に一次試験免除の申請をすれば、二次試験から受験できます。免除の条件や使える期間などの詳細は、公式サイトの「一次試験免除について」で確認してください。
【豆知識】英検の受験状況と高校生の英語力の動き
- 英検協会の公表によると、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の英検の志願者数は4,543,122人(実用英語技能検定・英検IBA・英検Jr.の合算)で、2024年度の4,489,999人から約1.2%増えています(2023年度は4,503,698人)。内訳では、中学・高等学校(高専含む)が3,144,528人と最も多く、前年度の3,123,527人から増えました。一方、小学校以下は516,844人で、前年度の547,536人から減っています。
- 文部科学省の令和7年度「英語教育実施状況調査」(概要)によると、CEFR B1レベル相当以上の英語力を有する高校生の割合は23.9%で、令和5年度の19.8%、令和6年度の21.2%から上昇しました。CEFR A2レベル相当以上は52.4%(令和6年度51.6%)で、国は令和9年度までにA2以上60%、B1以上30%を目標としています。英検2級はCEFRでA2〜B1に対応するため、高校段階の英語力の伸びと関連が深い級です。
※上記は公的機関が公表した集計であり、2級単独の志願者数や合格率の公表は確認できていません。調査結果は今後を保証するものではなく、数字は年度ごとに更新されます。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「受験の状況」(2025年度実施分、英検公式サイト)/文部科学省「令和7年度『英語教育実施状況調査』概要」(2026年6月公表、公立中学校・高等学校等が対象、令和8年2月1日基準)
まとめ
英検2級の対策は、一次試験の3技能のバランスを整えることと、二次試験の面接練習を確保することの2つを軸に選ぶのが基本です。理由は、合格基準が技能別のCSEスコアの合算(一次1520・二次460)で決まり、問題数の少ないライティングも3技能の約3分の1を占めること、面接は声に出す練習量が結果を左右することにあります。この記事で紹介した7つは、買い切り型のコース、月額制のオンライン英会話、映像講座、完全マンツーマン塾と形式が異なるため、「不足している部分を補えるか」を基準に選ぶと比べやすくなります。
次の行動としては、まず英検協会の公式サイトで自分の受験パターン(団体申込か個人申込か)と次回の日程・締切を確認し、そこから逆算して受講期間を決めてください。そのうえで、気になるサービスの公式サイトで最新の料金とコース内容を確認し、無料体験があれば試してみるのがおすすめです。独学の参考書と講座を組み合わせれば、費用を抑えながら弱点を補えます。

